「あの…お気持ちは嬉しいのですが、私は…」
始まりは突然 3
「は私が預かります」
今まで静かに見守っていた(のかな?)リザがそう申し出た。
「あなた方と共に居て、が安らげるはずありません。第一彼女は女性なのですよ」
リザのお気遣いは嬉しいのですが…
できればその手に持っている銃をおろしてほしいです。
今のリザの気分は…
『嫁入り前の女性を、こんな危なげな野郎と一緒にできるか!』
ってところでしょうか(笑)
で、結局…その後に色々ありまして、リザの家にお世話になる事になりました。
不満を持ったロイとエドがリザに文句を言ったけど、リザが愛用の銃を使って大人しくさせた事は秘密です。
これで住む所は何とかなったけど、問題は職かぁ。
これも地道に探していくしかないか。
あんまりリザに迷惑をかけられないし。
だけど!今はそれよりも!!
写真ですヨ!
折角ロイとリザに会ったのだから、写真に収めなければ☆
「ロイ〜、お願いがあるんですけどv」
可愛くないけど、可愛くおねだり(笑)
すると今まで不機嫌な顔をしていたロイが、何時もの男前の笑顔(何?)になった。
ロイって、ほんっとにフェミニストだよねぇ(苦笑)
「の願いなら何でも叶えよう。私に言ってみたまえ」
「あのですね、折角なので写真を撮りたいですが、構いませんか?」
「写真?構わないが」
「リザも撮っても良い?」
「えぇ、良いわよ」
「有難う御座います〜v」
二人の許可も得たので、レッツ写真タ〜イム☆
持って来たデジカメを使って、二人をパシャパシャ撮っていく。
ロイとリザだけじゃなくて、エルリック兄弟も中央司令部で撮った。
偶然だけど、デジカメを持ってきて良かった〜♪
沢山写真を撮って大満足〜v
デジカメで取った画像を確認していると、いつの間にかロイが隣に来ていた。
「吃驚した〜。何ですか?ロイ」
「写真を撮り終った事だし、これからデートに行かないか?」
「へぇ?」
思わず変な声を上げちゃったヨ!
だって〜。ロイの腕が腰にあるんだよ?
「あの…別に私じゃなくても…」
「俺はと出掛けたいのだが?」
「うひゃ…!」
そんな耳元で囁かないで下さい!///
うあぁ〜///顔が真っ赤になっていくよ〜///
「…」
ロイの囁く声と共に吐息が耳にかかる///
どうしよう〜(汗)
私が動けない事を良い事に、ロイは色々と仕掛けてくる。
何をかはご想像にお任せします///
でも離れて欲しいよ〜///こういう事の免疫がないんだってば〜(泣)
この状況を打開してくれたのはエドとアルだった。
「っんのエロ大佐〜〜〜!」
「マスタング大佐!から離れて下さい!」
エドとアルは私から大佐を引き剥がした。
ナイス☆エルリック兄弟!
「鋼の…お前達も気が利かないな。私との仲は深くなる運命…」
「になりません〜!」
「そんなはっきり否定しなくても良いではないか」
「ざまーねぇな、大佐」
ロイが悲しそうにしているけど、今は無視さ。
離れた今でも心臓がバクバク言っているよ〜(汗)
「マスタング大佐…いい加減にして下さい」
ほらほら〜。リザが呆れてるよ。
大佐も私でからかわないで欲しいっス。
あ!そういえば…
「ロイ、仕事は良いの?」
写真を撮ったりからかわれたりで忘れてたけど、仕事の真っ最中だったんだよね。
ロイの机の上に大量の書類があるもの。
「仕事の事は気にしなくても良い」
いや、駄目だろう!
ほらほら〜。そんな事を言うからリザが銃を構えているヨ。
「大佐、まずは仕事をして下さい」
「今は仕事よりを…」
「仕事をして下さい!」
「わ…判ったから銃を降ろしたまえ!ホークアイ中尉」
リザ最強☆
ロイは渋々デスクに戻っていく。
ん?仕事?
そうだ!
「ロイ!ロイの働いている姿も写真に撮って良いですか?」
「もちろん構わない。なら何時でも大歓迎さ」
ロイは両手を広げて言っているんですけれど…
「ねぇ、エド。あのロイは『カマンベイベ☆』って言っているのかな?」
「無視しとけ。あんな奴を構うと色々と失うぞ」
「そうだよ。さっさと写真を撮って、この部屋から出よう?失う前に」
「そうね。あんな無能は気にしなくていいわ」
何を失うのか気になるけど、怖くて聞けませんでした(汗)
っていうか、リザまで…
貴女の上司でしょう?
まぁ兎に角、写真を撮る事に専念しよう。
ロイの働いている姿は貴重だよ!レアモノだよ!!
もし元の世界に戻れた時、この写真は高く売れるぞ〜(ヤメロ)
そんな感じで、この後も沢山写真を撮りました。
ロイだけじゃなくて、リザやエルリック兄弟も撮ったヨ☆
エドやアルが練成している瞬間も撮らせて貰いましたv
プリントアウトが楽しみです〜♪
後書き
東方司令部編は以上です〜。
ってアレ?ハボック少尉達も登場させようと思ってたんだけど…(汗)
………そのうち出て貰おう(汗)
次はいよいよ『あの人』の登場です〜v
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