《バスターミナル編》
《ルート地説明編》
《ベラクルスの夜編》
☆ 6/23
《プランあれこれ編》
《民芸品市場&驚きのナンパ編》
《観光散策編》
北方面バスターミナル(Terminal Central Autobuses del Norte)に
再び戻ってくる。こーゆーことなら、重いバックパックを預けてテオティワカンへ行くんだった。
なんせ思い込みの激しい私・・・テオティワカンから直接パパントラへ行けると信じ込んでた。
誰に聞いたわけでもないんだけどね・・・。
ツーリストインフォメーションには、2人のおじさんが座ってた。「英語話せる?」と聞いたら、「話せない」・・・
んー、ここでも"ツーリストインフォメーション"なのに英語が話せないとは・・・。外国人多いはずなんだけど。
タクシーチケット売り場で、TAPOまでのタクシー料金N$35(440円弱)を払い、
チケットをもらう。そして、構内タクシー乗り場へ行き、「TAPOまで」とタクシーに乗る。
んで、TAPOへ着く頃、タクシーの運転手が、
「ここはとても危険だから、気をつけなさい。荷物盗られないように!」と、何度も念を押される。
で、ベラクルス行きのカウンターで14:30発のチケットを買う。長距離になるため、ADOの1等バス。座席指定のトイレ付。
N$223(2,800円弱)。
それから、ベラクルス行きの搭乗の呼びかけがあり、列に並んでやっとバスに乗り込む。
長距離1等と言っても、ふつーのバス座席に、後方にトイレが付いたぐらい。
デラックスと1等ってこんなに違うもの?まぁ、バスによるのだろうけど・・・。
雨が叩きつける窓の外を眺めながら、いつの間にかウトウト・・・。
ベラクルスまで約5時間のバスの旅。はやく、ベットに就きたいよぉ。
ベラクルスTOP
で、1週間程度でバス移動だったら、遺跡巡りも限られてくるし、無駄のないルートで
移動しないとね。
D.Fから東方面、パパントラからはメキシコ湾に沿って南下すれば、
ベラクルス(Veracruz)の町がある。
とゆーことで、D.Fから直行で南東方面のオアハカへ行くより、D.F → パパントラ → エルタヒン遺跡 →
ベラクルスを廻ってオアハカへ行こうということにした。
が、
ツーリストインフォメーションのおじさんにより、D.Fから直行、ベラクルスとなってしまった。
ベラクルスTOP
☆ 6/22
テオティワカンからD.F(メキシコ・シティ)行きのバスに乗り、
来るときと同様N$26(約325円)を払う。
一般の人も乗ってて、いろんなもの(行商用かわかんないけど・・・)も乗ってて、いろんな匂いが
充満してる。ちょっと、ムカムカ・・・気分悪くなりそう。メキシコの匂い?と思ってがまん、がまん。
とにかく、ツーリストインフォメーションへ行って、パパントラ行きのバスを聞くことにする。
で、仕方なくスペイン語でのやりとりになる。
「パパントラへ行きたいんだけど、どこへ行けばいい?」 「パパントラ?」
「そう、エル・タヒンに行きたいの」
「エル・タヒンね。いいとこだよ。しかし、君、スペイン語上手じゃないか!かわいいねぇ〜どこから来たの?」
んー、誉められてうれしいけど、おじさんたちの話がずれていく。
日本とゆーことで、ここでもサッカーの話が持ち上がる。
で、パパントラ・・・。おじさんたちは「
TAPO(東方面バスターミナル;Terminal Oriente)へ行ってベラクルス行きに乗れ」と
言っている。
あれ?ガイドブックによると、パパントラ行きが北方面バスターミナルから出てるはずなんだけど?
確かにパパントラとベラクルスって同じ州にあるけど、そんなに近かったっけ?
もう一度、確認のため「パパントラ行き?」と聞いたけど、「そーだ!」と・・・。
まぁ、私の頭の中ではもともと、パパントラからベラクルスへ行く予定だったんで、じゃぁ、
とにかくベラクルスへ行ってみようと、おじさんたちにお礼を言い、タクシーチケット売り場へ行く。
流しの怪しいタクシーは、構内に入ってこれないため、安全といえば安全。
構内タクシーは少々高いらしいけど、ボラれることはない・・・と思う。
とにかく、北方面から東方面のバスターミナル間、タクシーの中からだけど、D.Fの街並みを眺めることができた。
そんなに危険なの〜?地元の、それもタクシーの運ちゃんから言われるってよっぽど?
少々ドキドキ。
んで、チケットをあげて、お礼を言って降りる。
と同時に足早に構内へ向かうが、構内までの地下通路が結構長い。
しかし、荷物運びのポーターが何人かいたんで、その人たちの後ろをさりげなく、
だけど、ぴったりと付いて歩く。
待合室ではたくさんの人・人・人。
で、荷物チェックして荷物を預ける。身軽になって、再び待合室のイスに座る。
が、まわりの人やバス搭乗口に並ぶ列の人から、なぜかジロジロ見られてる。
なんか、私って変?日本人って珍しい?・・・んなわけないでしょ。なーんか落ち着かないなぁ〜。
私の隣には、若い女の人が座った。
で、「英語話せる?」と話かけたら、「話せない」・・・まぁ、ここでもスペイン語実習となりそう。
彼女はベラクルス出身でベラクルスへ帰るらしい。そーか、今日は土曜日だった。どーりで人が多かったんだ。
で、外はどんよりした曇り空から、いつの間にか激しい雨が降っていた。
隣の女の人に今時よく雨が降るの?と聞いたら、こういう天気は珍しいそう。
6月は雨季の最中だけど、こちらの雨季は激しいスコールが短時間あるだけですぐ雨があがるそう。
1日中雨が降り続くことはあまりないみたい。
メキシコへ行ったら、まず、テオティワカン遺跡とチチェン・イツァー遺跡をはじめとする遺跡群を巡りたいと
ゆーのと、オアハカ、チアパス方面へ行きたいとゆーのがあった。
メキシコと言ったら、ユカタン半島カンクンが
観光地として有名だけど、
リゾートとして栄えているため欧米人が多く、英語が往来して、物価が高い
(メキシコ内で)と聞いた。
私としては、メキシコ先住民族が多く住むオアハカ、チアパス
の方が断然興味ある。
まぁ、チアパスは世界に名を馳せた武装ゲリラの活動拠点として有名なんだけど、
現在彼らは、武力闘争放棄をしているらしい。しかし、武装解除をしたわけではないんで、
いつ何時何が起こってもおかしくない?それなりに状況把握して行くべし。
サン・アントニオにいるとき、メキシコ通のTacaからいろいろ話を聞いた。
で、D.Fから北東方面に位置する
パパントラ(Papantla)では、ボラドーレス(Voladores)
を見ることができる。
ボラドーレスとは、パパントラ近郊に住むトトナカ族の、太陽神に捧げる伝統的儀式。
今までに1度はテレビで見たことがあるはず・・・4人ぐらいの男性が約30mの高さのポールから、逆さ吊りになって
くるくる回りながら、地上まで降りてくるアクロバティックなもの。
それに、パパントラはエル・タヒン(El Tajin)遺跡への拠点となる。
1760年までは、スペインとの貿易港として唯一メキシコで栄えた港町だったため、
奴隷としてのアフリカ人や、移民としてのキューバ人が多く来た。
よって、音楽も踊りも盛んとなり、
ラ・バンバ、ダンソンなどの発祥の地としても有名となる。
今ではメキシコと言えば、クンビア(コロンビア発祥のダンス)が広く踊られているけど、
メキシコの中でベラクルスはサルサでも有名な町らしい。
1日中、音楽や踊りで楽しめる。
そして、ビーチリゾート地として特にメキシコ人に人気があるらしい。
まぁ、なんとかなるでしょ・・・。