ヌエボ・ラレド


☆ 6/20 

  《ラレド(アメリカ)編》  

☆ 6/21 

  《メキシコ入国編》   《メキシコバス事情&んーやっぱメヒコ?編》   《散策&食事編》  



 居心地のよかったサン・アントニオから、やっと重い腰を上げ、メキシコへと出発したのは、 サン・アントニオに来てからちょうど1週間後。
メキシコ通のTacaが、メキシコとの国境の町ラレド(Laredo) まで車で送ってくれるとゆーことで、 Tacaが学校終わって帰ってきた夜の10時過ぎに出発。

 夜のハイウェイ・・・スゴイものを見させてもらいました。
途中休憩後、ハイウェイを入り損ねて(ォィォィ)、脇道を走ってたら、パトカーの赤いライトがハイウェイ前方に見えてきた。 「パトカーだ!」と2人して言う。なんだろう?と思って・・・「おぉっ!」
なんと、パトカーの手前には、ボーボーと燃え盛る車が・・・パトカーに気をとられて、手前で燃え盛る車に 全然気付いてなかった私・・・「車が燃えてるぅ〜!」
しかし、Tacaは「え?どこどこ?・・・おぉ〜!」・・・私より気付くの遅かった。ちと安心・・・?

 こんなに車燃えるもんかとゆーぐらい、スゴかった。結構、ガソリンが入ってたのかも?
っと、この脇道行き止まりだった・・・。Uターンして、再び脇道を帰る。
んで、再びハイウェイで燃え盛る車を横目に見ながら走る。
で、なんとかハイウェイに入り(わかりにくい)、今度は真横を走ることになる。 3度も見れるなんて・・・。
しかし後で考えてみると、日本だったらこの状況、通行止めになるはず・・・なんだけど、 ボーボーと燃えてる横を普通に走ってた・・・。

 夜中の1時ぐらい?にラレドに到着。
ラレドに住むTacaの日本人のお友達M氏(ヌエボ・ラレドで工場長をしてる・・・って、何の工場長?)と ファミレスで会う。
M氏は、私が一人でメキシコ旅行することを知ってすごくびっくりしてた。 私一人で大丈夫なのか心配もして下さった。
そー言えば、サン・アントニオで働いているパナマ人の彼女も、私一人で旅行することに「Crazy(クレイジー)!」 と言ってた・・・正気でない、気が狂った、頭がおかしい・・・ってことぉ?
私はただ単に気の赴くままに行動してるんだけど、これってやっぱ変なのかなぁ〜。 それに、一緒に行ってくれる人がいないから、一人で行動してるだけなんだけどぉ?

 とりあえず、M氏が何か困ったときにはと、会社の電話番号と携帯番号と教えて下さって (よっぽど心配だったらしい・・・しかし、サン・アントニオに帰る前にすごく役に立ちました・・・)、 翌朝、ヌエボ・ラレドまでお世話して頂くことに。
初めて会うM氏には、メキシコ旅行中、大変ご迷惑をおかけ致しました。お世話になりました。 そして、ホントに有難うございました。


 
ヌエボ・ラレドTOP  



 朝、9時頃に再び、M氏とおち合う。とりあえず、M氏の車とTacaの車2台で出発。
アメリカ側のラレド(Laredo)の町とメキシコ側のヌエボ・ラレド(Nuevo Laredo)の町との国境は、 リオ・グランデ(グランデ川)。かつてはひとつの町だったらしい。
橋を渡ってすぐにメキシコのイミグレーションがある。 車で橋を渡る場合、通行料としてUS$2.00払う。

 イミグレーション前で、車を止めて、私とTacaは中へ入る。その間、M氏はメキシコ・シティまでの 飛行機の時間と運賃を調べていた。
ツーリストカードに必要事項を記入後、すぐお隣の銀行窓口で、入国税US$19.50 払う。
それから、再びツーリストカードとパスポートを入国審査官に渡す。 で、未記入分をパッパと書いてくれ、ツーリストカード有効期間を180日 (約6ヶ月間!)と記入!
ってゆーことは、6ヶ月間いてもいいの?6ヶ月以内だったら、再入国できるの?
んー、なんてアバウトな・・・。おまけに、パスポートにスタンプも押してくれない・・・。

 Tacaはとゆーと、去年の12月末にメキシコ旅行したため、同様に180日間有効のツーリストカードを持っていた。 まだ、期限内のため、なにも手続きせず入国。
ってゆーか、国境付近は72時間以内の滞在なら、 ツーリストカードなしで入国できる特別なゾーンらしい。 そのまま、入国して72時間以上滞在するとなると、不法入国者となってしまうので、 気を付けるべし。

 以前、メキシコを旅したことがあるアメリカ人の友達が「メキシコ内は飛行機移動でも1万円ぐらいだから、 危険なバス移動よりいいよ」と聞いていた。
しかーし!M氏曰く、「ヌエボ・ラレドからメキシコ・シティまで当日片道チケット代が6万円ぐらい・・・」
「うっそぉー!6万円も払えなーい!」ってゆーことで、長距離バスで行くことにした。

 メキシコ内のバス移動に関しては、詳しいTacaの出番。
ヌエボ・ラレドのバスターミナルまで、M氏に連れて行ってもらい、M氏は仕事場へと向かうため、 ここで別れる。
バスターミナル内に入り、メキシコ・シティ行きのバスカウンターへ行く。

 ここで、Tacaからの情報。
メキシコでは、首都メキシコ・シティ(Mexico City) のことをD・F(デー・エフェ)と言うらしい。
メキシコ・シティと言っても通じない場合があるんで、D・Fと言ったほうが無難。 ってゆーか、"メキシコ・シティ"って英語だよね?
とゆーことで、メキシコ内ではD・Fで通した。


 
ヌエボ・ラレドTOP  



 メキシコのバスは、 デラックス・1等・2等と大まかに3クラスに分かれている。
デラックスと1等バスは、長距離用で座席指定の予約制。 2等バスはローカルバスになる。

 デラックスバスは、日本の高速バスに近い。 座席は2列と1列の余裕の3列、ビデオ、エアコン、トイレ、それにドリンクとスナック付。
しかし、座席を倒すとベッドに近くなるぐらい前後の座席間は、かなり余裕あり。かなり快適。 バスの一番後ろに、結構広いトイレと洗面台のあるスペースまである。んー確かに、"デラックス"だー!
 1等バスは、座席は一般的な2列と2列だけど、ちょっと広め。エアコン、トイレ付。 バスによって(?)、ビデオもあった。
トイレは、一番後ろに付いているけど、ドアの開け閉めに 苦労したり、水が流れなかったり・・・。大変だったのは、水が噴水みたいに跳ねながら流れる(?) んで、跳ねた水(汚い・・・)が自分に降りかかりながらも、狭いトイレの中、避けようがなかった・・・。
 2等バスは、運賃が安い分あちこち停まるんで時間がかかる。
んで、地元の人の足となるんで、混んだりすると安全面に問題が・・・無きにしも非ず。

 ヌエボ・ラレドからD・Fまでは、だいたい1.000km。 バスで14時間半・・・。
Tacaが超オススメと言うデラックスバスにした。GRUPO ESTRELLA BLANCA(グルーポ エストレーリャ ブランカ)の TURISTAR Ejecutivo(トゥリスタ エフェクティボ)N$961(約12.000円)。 メキシコ・ペソはまだ持ってなかったんでUS$96を支払う。座席は一番前に予約。
15:15発の為、時間に余裕がある。とゆーことで、荷物を預けて、 ヌエボ・ラレドに詳しいTacaにおまかせで散策へ。

 バスターミナルからメインストリートまでは、少々距離があるんで、タクシーで行く。 で、タクシーの運転手と盛り上がる。
と、タクシーの運転手、家族と共にする昼食用の トルティージャ(トウモロコシの生地を焼いたもの。メキシコの主食・・・日本のゴハンって感じ)を買いに行きたいらしい。 途中にトルティージャ専門のおいしいお店があるらしく、「寄っていいか?」と聞く。
んで、店の前に車を止め、運転手は私たちを置いて買いに行った・・・ォィォィ。 んーやっぱメヒコ?
しばらくして、紙に包まれた50枚ぐらい?のトルティージャを持って帰ってくる。
ここのはおいしいんだと、1枚私たちにくれた。まだ温かくて、もちもちしてておいしかった。 んーどーせなら、これに具を挟めて食べてみたいー!って感じだったけど・・・。
メインストリートに着き、タクシーを降りる。はて、タクシー代っていくらだったっけ?

 メインストリートから先ほど行ったイミグレーションまでは、歩いてすぐのところ。
"折角だから、パスポートにメキシコのスタンプがほしい!" とゆーことで、再びイミグレーションへ行って、入国審査官にパスポートにスタンプ押してと頼む。
入国審査官は、"まったくぅ〜。仕方ないなぁ〜。"って感じで押してくれた。 そんなん、いやいや押さなくてもぉ〜。
しかし、入国するのにパスポートにスタンプ押してくれと逆に頼むのも変だよねぇ? んーやっぱメヒコ?
スタンプは陸路とゆーことなのか?車のマーク付。それも形がスポーツカータイプの車。
おまけにスタンプの色が青緑茶と見事なグラデーション。普通、赤だけ、黒だけ、青だけとスタンプは 決まってるでしょ?はて?ここのはどーゆースタンプ?


 
ヌエボ・ラレドTOP  



 メキシコ・ペソを持ってないんで、銀行へ行く。ATMでN$1.500(約18.000円強)下ろす。 出てきたのはN$500札3枚?・・・あんまり記憶ない。
とにかく、細かいお金に変えようと、窓口へ行く。N$20・50・100札へと変えたら、 すごい札束。ジーンズポケット両サイド、財布、内財布と分散させる。

かわいいレストラン  腹ごしらえに良さげなレストラン(カジュアル?)に入る。入ってすぐに360度のバーカウンターがあり、夜はここで 賑わうんだろうな〜って感じ。
その先にテーブルがあり、そこに座る。店の内装がかわいい。(左写真)
生ビール(?)とメキシコビールのSol(ソル)を注文。

ナチョス(下中央)  ここのナチョス(Nachos)は超ウマかった。(右写真)
トルティージャを三角形に切って揚げたものに、 フリホーレス(豆を煮つぶしたもの)とチーズがトッピングされて、ピザみたいにカリカリに 焼かれたもの。それに、ワカモーレ(アボガドと青唐辛子等が入ったソース) ハラペーニョ(酢漬けの青唐辛子) サルサ・メヒカーナ(シラントロ(パクチー)、トマト、タマネギ、唐辛子なんかが入ったソース)サワークリームが付いてくる。
鶏肉のタコス(トルティージャに具を挟んだもの)もおいしかった。

 んで、ここの青いテーブルクロスの上に、紙製の黄色いセンタークロスがかかっていた。 そしてテーブルの上には、色とりどりのペンが・・・。なんと、落書きできる!
Tacaは、ドラえもんとか、昔懐かし、絵描き歌で書いてた絵を書いてた・・・写真に撮っとけばよかったなぁ・・・。 向うのテーブルでは、店員がでっかいスタンプを持ってきて、その紙に押してた・・・。楽しいっ!
なんと言うお店だったか、ちゃんと見ておくべきだった・・・。 いつもならレシート取っとくのに・・・探してもないんで、いくらだったかも・・・はて?

 それから、街を散策。アメリカとの国境で、アメリカからの観光客が多いせいか?お土産屋さんが多い。 あのメキシコ特有の織物サラッペやソンブレロ(帽子) などなどが軒を連ねている。
タイではタイシルク、ペルーではマンタとその国の有名織物は必ず買って帰ってる。もちろん、サラッペは買うつもり だけど・・・今から旅する上に、オアハカで買い物したかったんで、ヌエボ・ラレドでは見るだけ。

 通りからちょっと入ると、お土産屋さんが軒を連ねた空間があった。
その1軒1軒の店の前には、若いおネエちゃんたちが気だるそうに立っている。 んー、一歩間違えば、ここは売春宿?ってな雰囲気・・・。って行ったことないけど、TVで見たことがあるし、 Tacaがそう言ってる・・・?
んーここでは、若いおネエちゃんでお土産も釣るんかい?

ソカロ  ぶらぶらと散策のあと、ヌエボ・ラレドのソカロ(中央広場)へと来る。 日差しが暑いんで、木陰のベンチでしばし休憩。
と、真向かいのベンチに女の人が1人。そこへお父さんと男の子がベンチへ座る。 小太りのお父さんをそのまま縮小した感じの息子。ころころしててかわいい。 この息子、ありとあらゆる動作が笑える。しばし、観察。(左写真;わかりづらいかな?)

 バスターミナルへ帰り、荷物を受取り、待合室へ。 一応、荷物を機械に通す。形だけのチェックっぽい気もする。
しばらく待合室でボーっとしたあと、ようやく出発時間。 ずらりと並んだバス。自分が乗るバスナンバーをチェック。
バックパックはバスの下に入れるんで、バス内に持ち込むものは予め手荷物で準備。
冷房ガンガン効くはずだから、寒がりの私としては長袖のカーディガンとパーカーと アルミシート(折畳めば手のひらサイズ、広げれば ペラペラだけど毛布並みの保温力がある優れもの。ただし、カシャカシャと音がうるさいけど・・・)。 それと、売店で買ったミネラルウォーターとスナック。
と、バス搭乗口では、缶ジュースとクッキーが入った袋を配ってた。デラックスならではのサービス?

 ここで、Tacaと別れる。
Tacaがいたおかげで、バス出発時間まで、ヌエボ・ラレド散策できて楽しく過ごすことができました。 ありがとー!!お土産買ってくるからね〜!!
んでもって、ここから一人旅・・・今までTacaに頼っておまかせで楽させてもらってた私・・・ 妙に心細く感じたのは言うまでもない・・・。
ここからは、私ひとりだー!がんばれー!・・・って大丈夫かしら??


 
テオティワカン遺跡へ

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