朝、7時に喉の痛みと咳で目覚める。風邪薬を飲んで、再び横になる・・・ハッと次に目覚めたときは 既に昼の12時を廻っていた!「うっそぉー!」
11時までにTELすると約束してたのに・・・。もう、彼女は出かけてしまっていないはず。 新しい情報を得損なってしまった・・・。

 仕方ない・・・コーヒーでも飲もうと、同じフロアーにあったレストランへ行き、プールの傍の窓際の席に座る。 ホテルのレストランは、サービスいい分、割高。食欲なくてコーヒーと野菜サラダだけなのに、チップもとられて RD$100(750円ぐらい)。日本と変わらないじゃん!でも、ゆっくりできたからよしとしよう!

 プンタ・カナ行の飛行機予約をとりに、Gran Hotel Lina & Casinoにある旅行会社へ向かう。 今度は、昨日の旅行会社より近いところにあるんで、再び、散策がてら歩いて行く。
オリンピックセンター公園の傍らを通り、 "Avenida 27 de Febrero;2月27日(ドミニカ共和国独立記念日)通り"と名付けられた 道路を横切るため歩道橋を渡る。 オリンピック・センター付近

このとき歩道橋の上から撮った写真は(右写真)、"写るんです"で 撮ったんだけど、なぜか粗画像・・・クリアーじゃないんだけど?

 無事、Gran Hotel Lina & Casinoに着き、カウンターでプンタ・カナ行の予約はどこでしたらいいか聞く。
ホテル内のカジノの建物の傍に小さな旅行会社(Barcelo Viajes)があり、2人のお姉さまが座っていた。
「プンタ・カナへ行きたいんだけど・・・。」と、お姉さま方、てきぱきと話を進めてくれる。 9日(土)の午前中に行って、11日(月)の午後に帰ってきたいと言ったが、小型飛行機が1日3〜5便程度しか 飛んでなく(チャーター機のため?)、これは満席、これは運行中止とか言って、結局とれたのは、9日のサント・ドミンゴ17時発と 11日のプンタ・カナ9時発・・・10日の日しかゆっくりできないみたい・・・。

 ホテルは、旅行会社指定のBavaro Beachのホテル・・・。「ホテル選べないの?」と思っていたんだけど、 どーやら、Gran Hotel Lina & Casinoも、旅行会社Barcelo Viajesも、プンタ・カナのBavaro Beachのホテル群も Barcelo Hotels & Resortsの系列みたい。今頃気付くなんて・・・遅い?
Bavaro Beachのホテル群は、もちろん、リゾートホテルでオール・インクルーシブ。少々値がはるが、カリブ海でリゾート(リッチ)気分が 味わえるんなら、ここはがんばって(?)金を出すことに決めた。今さら断れないのもあるんだけど・・・。

 サント・ドミンゴ(Herrera;エレラ空港)と、プンタ・カナの往復がTAX込でRD$1.904(約1万4千円)に、ホテル2泊 (オール・インクルーシブ・TAX込)がRD$3.910(約2万9千円)。相場として、こんなもんか、少々安いくらいかな? わかりやすく言えば、TAX抜きで1泊US$94(1万2千円弱・・・オール・インクルーシブ代込)。
ちなみに、オール・インクルーシブとは、ホテル内のレストランでの飲食(朝・昼・晩)がすべてタダ。マリンスポーツ等利用がすべてタダ。 おまけに部屋の冷蔵庫内にあるミネラルウォーター、ドリンク、ビールまでもが飲み放題。
せいぜい、ホテル内で お金を出すとすれば、おみやげやさんかな?さすがにおみやげまでタダにはならないだろうけど・・・。

 飛行機、ホテル代RD$5.814(約4万3千円)をカードで払い、チケットを受取る。少々、痛い出費となった・・・。

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 旅行会社を出てから、南方面へちょっと歩いていくと、 文化広場(La Plaza de la Cultura)がある。 ここには、いろいろな博物館や美術館や図書館などなど建物が点在していて、 公園もきれい。
ドミニカ人類博物館を目指して、公園内を散策。

 そこで、アイスクリーム売りの兄ちゃんと出会う。「アイスクリームはいかが?」ってな感じに声かけてきた。 そして、「Japonesa(日本人)?」と聞いてきたので、ニコッと笑って、「Si(はい)」。
と、答えるや否や、彼はすっごく喜んで、「僕は日本人が大好きなんだよ。」と言って抱きついてきた。 彼は、相当、日本人によくされたみたい。私は彼に何もしてあげてないんだけど、すごく感謝されてる・・・。
彼はひとしきりしゃべって、再び「アイスクリームはどう?」。んー、買ってあげたいのはやまやまなんだけど、 食べる気しなかったんで、ニッコリ笑って丁重にお断り。んで、「Chao(バイバイ)!」と別れる。

 "Museo del Hombre Dominicano(ドミニカ人類博物館)"と書かれた建物へようやくたどり着く。 1Fはだだっぴろくて何もない。隅の方にカウンターがあり、そこでRD$10.00(約75円)払う。
「こちらから、どうぞ。」と案内された方へ行くと、突き当たりに古びた扉が・・・エレベーター? その横には、狭い階段がある。とりあえず、階段を登って2Fへ行くが、扉があるだけ。 その扉を開けるとガラス張りの小さなロビーがあり、1Fが見渡せる空間。2Fとゆーより、 1F半。何もない・・・。
で、再び階段へ行こうと扉を開けようとするが、開かない・・・。カギがかかってしまった みたい。「うっそぉ〜」で、エレベーターのボタンを押すが動く気配なし。他の扉を開けるが、そこはトイレ。
私ひとり・・・なんか閉じ込められた気分・・・。でも、こういうことって、不思議と何度か体験してるような?! 「はて、どうしよう?」・・・と、ガラス張りの壁側にガラスの扉がある。押してみると開いた。 で、下へ降りる広い階段・・・リゾートホテルのロビーでみるようなお洒落な(?)感じの階段があった。
階段を降りると再びカウンターの前に出る。さっき、お金を払ったお姉さまが不思議そうな顔をして 見てる。私も狐につままれた気分なんだけどぉ。とりあえず「階段登るの?」と聞いてみると、 お姉さまはうなづいた。

 再び、エレベーターの横の狭い階段を登る。今度はさっきより上の方へ向かうと、降りてくる人と 出会う。ちょっと、安心。そして、2Fなのか3Fなのかわかんないけど、扉が開いていて、 人もいて、展示物もあって・・・、やっとたどり着いたって気分。

 そこには、ドミニカの先住民が使っていた土器や石器が時代順に並んでいた。説明はスペイン語のみ・・・だったと思う。 英語で書かれてあった記憶がないんで・・・。
それから、同じフロアーだったか、上のフロアーだったか忘れたけど、 黒人奴隷時代の生活、スペイン植民地時代の生活などが、模型や絵や写真等で展示説明してあった。
最後に行ったフロアーには、一昔前の藁で作った典型的な小さな家が再現してあったり、 最近もカーニバル等で使われてる仮面や衣装や楽器なんかも展示してあって、ドミニカの人達が 歩んできた歴史や文化が伝わってくる感じで、結構おもしろかった。

 下りは、例の古びたエレベーターに乗ったけど、初期のころのエレベーターってこんな感じだったのかな? っと思わせるような動き。 ゆっくりと、そして、降りていってるとゆー振動が体に伝わってくる。
3〜4F降りただけなんだけど、1Fに着いたとき、降りたー!って言う充実感(?)と安堵感(?)があったよーな 記憶があるんだけど?!

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 Gran Hotel Lina & Casinoの近くにあるショッピングセンター、プラサ・クリオージャ(Plaza Criolla) を覗きたかったんで、とりあえず文化広場をあとにする。
Gran Hotel Lina & Casino方面へと引き返し歩く。

 地図上では、プラサ・クリオージャはこの辺のはず・・・だが、それらしき 建物がない。で、向うから歩いて来てた女性に聞いてみるが、わからないと言った。
仕方ない。道端で出店をしているお兄さんに聞いてみた。きっと、この辺のことは詳しいだろう。
お兄さんは、「まっすぐ行って、そこの信号から左に曲がって・・・」
「ふむふむ・・・ぜんぜん地図と違うじゃん!」やっぱり、某有名(?)ガイドブックの地図はあてにならない。 わかってても、頼らざるを得ないんだけど、あくまでも、参考程度に使用すべし・・・かな?

 道沿いに学校があるせいか、学生が多い。そこをぬって歩いていると、やっぱり、注目の的? 皆がじろじろと見てる・・・珍しい?確かに、そこいらへんにアジア系の人は見当たらないけどぉ・・・。

 っと、プラサ・クリオージャ(Plaza Criolla)の看板が目に入る。さっき渡った歩道橋のすぐ傍じゃん! 気付かなかった・・・。
プラサ・クリオージャは、公園みたいなところにアクセサリーの店やブティックやお菓子屋さん等が軒を連ねている 結構おしゃれな感じのショッピングセンター。
賑わっていると思いきや、人がほとんどいないし、閉まっている店も多い。 ちょっと期待はずれだったけど、一通り見て廻る。

 で、結局、2種類の珍しそーなジュースと、お菓子と手作りの揚げパンみたいなのを買った。
揚げパンみたいなのは何種類かあって、売り子の男の子に「これは何?これは何?」と聞きまくった。 名前は、全部忘れたけど、中身には卵が入っているの、鶏肉が入っているの、ポテトが入っているの・・・ いろいろあった。
広場のベンチに腰掛け、つまみ食い。おいしかった。

 ちょっと一息ついて、帰ることにした。再び来た道を歩いて帰るのはしんどいなぁ〜と思いつつ、 とりあえず、歩道橋を渡る。渡り終えたとき、乗合タクシーが目に入る。
乗ろうかなーどーしよーかなーと思っていたら、傍にいた女性2人が乗合タクシーを止め、乗り込んでいた。
私も!と思って見たら、そのタクシーには、既に前3人(運転手含)後ろ3人が乗っていたため、 乗れそうにない・・・と思っていたら、その運転手、手招きしながら「どこまで行くんだ?」と聞いてきた。
「Nacoまで」と言ったら、乗れと合図。 「へ?」どこに乗れっちゅーんじゃ?と思っていたら、後ろの3人がじりじり詰めて席を開けてくれてる・・・。 後ろのドアを開け、半尻浮かせた状態で座り、むりやりドアを閉める。
大男2人を含む4人が大して広くない普通車の後部座席にぎゅっと半尻浮かせて座ってる・・・なぜか笑える。 他の人もなぜかニコニコ笑っている・・・真面目な顔しているのは運転手だけだったりして。

 乗合タクシー、だいたい相場は決まっているらしいが、 いくらか知らなかったんで、「いくら?」と聞いてみた。
「RD$15.00(約110円)」と運転手。 「へ?」聞き取れずにいたら、前に座っていた人達が「RD$15.00」「RD$15.00」・・・と何度も 言ってくれた。
で、タクシーが止まった。ここで私に降りれと言ってるみたい。 んで、皆で、こっちの道をまっすぐ行けばNacoだと説明してくれてる。皆、親切だ!有難い。

 しかーし、このとき、乗合タクシーの利用方法 をはじめて知る。(知らなくて乗ってた私も私だけどぉ・・・)
ストリート別にそのストリート専属の乗合タクシーが走っていて、たとえば、私がオリンピックセンターからNacoへ行くなら、 私が拾った"27・デ・フェブレロ通り"専属の乗合タクシーが、 Nacoがある"ティラデンテス通り"との交差点まで乗せてくれ、そこで降りる。 で、"ティラデンテス通り"専属の乗合タクシーを拾って乗換え、Nacoの傍で降ろしてもらう。
だから、たくさんの通りを通らないといけなければ、その分、乗換えなくてはならないらしい。 でも、1回分の相場はRD$10.00〜15.00ぐらいだから、普通のタクシーに乗るより全然安い。
まぁ、乗ったり降りたり、乗ったり降りたりする手間はあるけど・・・。

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 ホテルでちょっと休憩後、再び、プラサ・ナコ(Plaza Naco)を散策。

 今回、Tシャツは何枚か持ってきていたけど、ノースリーブは1枚しか持ってこなかった。 このドミニカの炎天下では、Tシャツさえも暑苦しい・・・。
とゆーことで、ノースリーブを買うためにブティックを見てまわる。思ったより高い・・・日本とあまり 変わらないんじゃぁ? で、ハンガーにごちゃごちゃと服を掛けてある店で、私好みの服を見っけ! 色もデザインもサイズもGOOD!!ちょいと安くしてもらいRD$201.00(約1.500円)・・・なぜか、あとRD$1.00は どーしても、まけてくれなかったんだけど?

 それから、靴屋へ向かう。もともと、こっちでサンダル買うつもりだったんで、日本からは持ってこなかった。 昨日、今日とスニーカーで歩きまわっていたけど、靴を脱ぎ捨てたくなるぐらい蒸れて蒸れて・・・ 絶対、サンダル買ってやるー!と思って店に入ると、あまり、サンダルの数がない。 大衆向けの靴屋さんでないことは確かなんだけど、ここしか店がないんで仕方ない。
とりあえず、2足ほど意に叶ったサンダルを見つけた。履いてみたいけど、勝手に履いちゃっていいものか? スタッフを呼び、まず、英語を話せるか聞いた・・・スペイン語でやりとりする自身なかったもんで。 が、「No」。で、話せるスタッフが変わりにやってきて、なんとかやりとりし、履き心地バツグンの1足を購入。
この店では、1足1足値札がつけてあり、ディスカウントしてくれそうな雰囲気でもない・・・。 しかーし、サンダルにRD$545.00(約4.000円)は、ちと高い・・・。こんなんだったら、日本で買った方が まだ安いよーな?
タイやペルーのように、日本より物価が全然安い考えでいた私が甘かった・・・。

 部屋へ帰って、結構気に入ってしまったサンダルを履き、歩きまわる。扁桃腺腫れて、咳もでて、 たぶん、熱もあるだろうに、やたら元気な私・・・。でも、明日に向けて(?)、本日も早めにベッドに入り、 テレノベラを見ながら休養。

 そーいえば、ホテルのフロントの笑顔の素敵なおじさまとは、会う度に言葉を交わしていたんだけど、 ふっと、おじさまが面白いことを聞いてきた。
「日本人はみな君みたいなのか?」
私みたいなって・・・私ってどんなん?と思っていたら、
「君は"Simpatico"だ」・・・へ?「または"Alegre"だ」・・・??肝心の単語の意味がわからない・・・。 「?」マークいっぱいの私に、英語があまり得意じゃない彼は、ジェスチャー交じりで説明をしてくれてる。
「にこやか、明るい、陽気な・・・」ってなことを言ってくれてるのが、わかった。
しかし、日本人が果たして皆こうなのかは・・・はて?

 私はとゆーと、ただ単に楽しいことが大好き。だから、いろんな物事について、楽天的に考えるようにしてる。
それに、笑顔はコミュニケーションするうえで必須項目(?)。かと言って、ヘラヘラいつも笑っているのは変だけど。 ただ、挨拶だけでも、お互い笑顔でしあえたら、気分いいよね?
そしてついでだけど、顔の表情は言葉より大切だと思ってる私。 だって、言葉が通じない場合でも、うれしい時、悲しい時、いやな時、ビックリした時、ムカッときた時 ・・・顔の表情ひとつでわかる。言葉はあとからででも十分・・・と思ってるからかもしれないけど、 私の顔の表情は、すごくて(?)、おもしろい(?)らしい・・・。

 で、有難い事に、"日本人は私一人だけ"の状況でも緊張しない。どーやら、慣らされてしまったみたい。
熊本にいる時、私の部屋に外国の人がよく遊びに来てたし、私も遊びに行っていた。 ふと、気付くとまわりすべてが外国の人達・・・日本人って私だけ?っと言う場面が多々あった。 んー、日本にいながらして、外国気分が味わえたって感じ?
それに、1〜2回だけ会って話した人達も含めてだと、35ヶ国近くの人と話をする機会があった。 それぞれの国の、日本とは違った習慣や食べ物などの話を聞くのが楽しかったし、 コミュニケーションする上で、すごく勉強になった。
おまけに、私のジョークやボケ(?)&ツッコミ(?)には国境がないことがわかった・・・。

 そんなこんなで、言葉はあまりわからないんだけど、コミュニケーションとれるって言うだけで 無謀にも外国女一人旅、実行したわけで、「危険」に対しての不安と緊張はあったけど、 「コミュニケーション」に対しての不安と緊張はまったくなかった。 まぁ、言葉が通じないもどかしさは、もちろんあるけど。

 話は、もとに戻るけど、なぜ私が"Simpatico"、"Alegre"を覚えていたかと言うと、 笑顔の素敵なおじさまが、「勉強しなさい」とメモに書いてくれたから。
ちなみに"Simpatico"は「感じのよい、すてきな、気持ちのいい・・・」、 "Alegre"は「明るい、気持ちのよい、陽気な・・・」う・うれしい言葉だぁ!

 おじさまには、日本人皆がそうかどうかと言うことに対しては「んー、わからない」と答えたが、 "Simpatico"、"Alegre"と言われた私はとゆーと、妙にはしゃぎまくっていた・・・うれしかったなぁ〜。

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