11時にタクシーを予約してもらい、朝から洗濯室に洗濯物を持っていく。洗濯室横にスタッフがいて、そこでお金を払う。洗濯機と乾燥機でC$1250(約300円)。去年残ったコスタ・リカコインを出すと、今は使われていないコインが混ざっていたようで、スタッフのおばちゃんが、もうこのコインはないけど記念に私がもらうと受けとった。 去年のがもう使えないなんて・・・。
洗濯中は、しばしまた宿舎周辺を散策。
花 花 花
宿舎周辺に咲いていた花たちだけど、名前は全然わからない。
ねむの木? ねむの木?
ねむの木みたいだけど、木じゃないし、葉っぱも眠らなかった。

 一旦部屋へ帰り、ベッドに腰掛け荷物の整理していると、左ひざ裏にチクッ!と激痛。 瞬間サソリが頭をよぎり、慌ててひざ裏をはたいたあと床を見ると、体長2cmぐらいのオオアリが歩いている。え?サソリじゃなくてアリ?それもデカイし、クワガタのような角がある。これに咬まれた? しかし、あまりにもの痛さに固まったまま動けない。
痛い痛いいったぁーいっ!!

 固まったまま20分以上たったろうか?乾燥機も止まったころだろうし、そろそろ取りに行かねば。 すごい痛いけど、少しずつ体を動かし立ち上がる。ゆっくり歩きながら、洗濯室へ行ってスタッフのおばちゃんにひざ裏を見せて、アリに咬まれたというと、あら〜やられたの?ってな感じ。

 そこでShinyaさんにも会い、オオアリに咬まれたというと、ハチに刺されたようなもんだよと言う。 はっきり言って、ハチにもムカデにも、もちろんサソリにも刺されたことがないので、比較しようがないんだけど・・・?
ひざ裏は咬まれたところが赤く腫れあがっていた。虫さされ用の薬はたっぷり塗ったけど、とにかく痛い。帰る間際になってジャングルの洗礼を受けた感じ。 ちなみにShinyaさんも、このあと首あたりを咬まれたらしく、痛いともがいていた。

 荷物を持って、自炊場所の宿舎前でタクシーを待つ。 待っている間は、ShinyaさんとそこにいたSalvatorがお相手。他の研究員は早朝からフィールドに出ていなかったので、お別れのあいさつは言えなかった。
タクシーが来たので、Shinyaさんにお礼を言い、車に乗る。 タクシーが走り出し、ちょうどジャンセン教授の研究室傍を通るときに、タクシーを止めてもらう。走って小屋で働いているだろうルースたちグサネーロスにお礼とお別れをしに行く。短かったけど楽しいときを有難う。

 リベリアのバスターミナルまではタクシーで約45分。お金はC$7000(2000円弱)。ん?C$6000ぐらいと聞いていたんだけど?と言うと、タクシーの運転手は「ガソリン代が高くなったから」と頑として譲らない。仕方ない・・・。
バスターミナルの窓口に行き、アラフエラまでのバスチケットを買う。 今回はサン・ホセまで行かず、手前の国際空港から約2kmほどしかないアラフエラで1泊することにした。
座席指定でC$1735。500円もしない。 12時出発だそうで、すぐバスに乗り込む。満席に近く、後ろの方の席だった。




 リベリアを12時に出発して、途中、レストラン兼売店みたいなところでトイレ休憩。ここでは、売店でパンやスナックを買ったり、レストランでコーヒーを飲んだりする。20〜30分ぐらいあるのでゆっくりできる。
ファン・サンタマリア(Juan Santamaria)国際空港に15時半に着いた。バスはアラフエラのバスターミナルにも停まるんだけど、そこで降りると街中のホテルまで中途半端な近さ。タクシーを使うには近いし、バスターミナルからホテルまでって歩いてどのくらいなのかよくわからないし、バックパックを背負って通りをウロウロしたくない。 空港からならタクシーでホテルまで連れて行ってくれる。要はいろんな面での安全策。

 バスを降りると、タクシーの運転手とかが客引きで寄ってくる。 と、同じくバスから降りた男性が私にアラフエラの街まで行くのか聞いてきた。 彼もアラフエラの街まで行くらしく、タクシーをシェアしようとのこと。 で、彼がタクシーの運転手とテキパキとやりとりをして、あれよあれよという間にタクシーに乗り込む。 一人当たりC$500(約130円)でいいそう。なんかわかんないけど安くついた。
ネクタイ姿でパソコンカバンを持っていた彼は、ドミニカ共和国から来ている学生だと言っていた。 ドミニカ共和国は行ったことがあると話をして盛り上がる。 で、私はホテル・アラフエラ前で降ろしてもらい、そのまま彼はタクシーで去って行った。

 ホテル・アラフエラ(Hotel Alajuela)は中央公園のすぐそば。フロントで部屋が空いているか聞くと空いているとのこと。それもUS$20と安い。某ガイドブックではUS$34と書いてあったんだけど?
階段を上り部屋に入ると、ちょっと薄暗いけど小ギレイな感じ。ファンとホットシャワー付きなので、やっと熱いシャワーを浴びれるのがうれしい。 夕食

 早速夕食用にホテルからすぐのスーパーへ買出しに行く。スーパーって結構面白くて時間つぶしになる。 まずROCK ICEというビールが気になり味見で買うことにした。そのツマミに、興味を引いたタコの缶詰とサラミにパン。 あとお土産用にコーヒーやガジョピント用の黒豆などを買った。
ちなみに、ROCK ICEもタコの缶詰ももう二度と買うことがないだろう・・・。

 翌日、コスタ・リカを13時に発つ飛行機なので、11時前にホテルを出ればいい。ということで、それまで中央公園やカテドラルを散策することにした。
アラフエラ(Alajuela)は、サン・ホセから約20km北西に位置するアラフエラ地方の主要都市。 国内第二の都市らしいが、街中はそんなに騒々しくない。 国を救うために自らの命を犠牲にした国民的英雄ファン・サンタマリア(Juan Santamaria)の出身地ということで、彼を記念した公園や博物館があり、約2km離れた国際空港も彼の名前が付いている。
カテドラル
カテドラル内部 中央公園
左が白亜のカテドラル。上はカテドラル内部。広いけど、思ったより質素な感じ。 朝の中央公園は人もまばらで、大木に囲まれ清々しい。

中央公園
カテドラルをバックに中央公園の噴水を撮った。噴水の水がキラキラしていて、そこで水をかけて遊ぶ子供たちもキラキラして見えた。

 ここからは前回(コスタ・リカTのサン・ホセ《帰路;空港&ヒューストン編》)と同様なので、ダブル部分があり若干説明省くところがあるけど、1年でいろいろ値段が上がってたりしてるので、比較してみるのも面白いかも。

 ホテルフロントでタクシーを呼んでもらい、空港へ向かう。今度はシェアじゃないのでC$1000。 空港ではチェックイン前にロビーの一角で出国税US$26を払う。 これを払わないとチェックインできない。このあと手荷物チェックがあるだけで、出国審査場というのはない。

 搭乗ロビーにはいろいろなお店があるけど、前回買ってまた買って帰ると決めてたお店Cafe Brittへ直行。 ここのコーヒー豆がそのまま1粒入ったチョコボールと、同様のホワイトチョコボールがおいしくて皆にも好評だった。マカダミアが入ったチョコボールもある。これらを合計8袋買うと2袋分はタダ(1袋US$6)というので、1袋分が大きいけど8袋選んで買う。あと帰るだけなので荷物が増えても大丈夫。
それにしても商売上手。だって最初から8袋でUS$36というよりは、8袋買えば2袋タダになってUS$36と言った方が断然お得感があって買うんじゃない? 実は昨日アラフエラのスーパーで、同じCafe Brittのチョコを売っていたんだけど、1袋の値段はスーパーの方が安かった。 8袋買うということになると、空港の方が安くつくんだけど・・・。
もう一言言うなら、去年は1袋US$5だった。1年でUS$1も値上がりしたって驚き。

 他、ここでは立体的なカエルのマグネット、手長ザルの手足がマジックテープでくっつくふにゃふにゃぬいぐるみ、前回同様コスタ・リカのラム酒センテナリオ(Centenario)の小瓶などなどをお土産に買った。 ここでコスタ・リカコロンはだいたい使いきり、そのあとはUS$か、VISAで購入する感じかな。

 13時にコスタ・リカを離陸。ヒューストンに17:50着。1時間の時差ゆえ、約4時間の空の旅。 ヒューストンの到着ロビーで前回と同じホテルラマダ・リミテッド(RAMADA LIMITED)に予約の電話を入れ、迎えに来てもらう。 1泊朝食、空港送迎付でUS$59に税がUS$10ほど付いて、約US$69。ここは去年とまったく同じ金額でよかった。

 翌朝、7時ごろに朝食(バイキング型式のコンチネンタルブレックファースト)を食べ、8時前にロビーへ行きチェックアウト。空港へ向かう。
手荷物検査のときに、検査官が厳しい顔をして、私を透明なガラスに囲まれたところへ連れて行き、靴と靴下と脱がされ、真ん中のイスに一人座らされた。何事?と思いつつ、私ってどこかなにか怪しく見えたのかしらん? しばらくボケーっと座っていたら、別に何と言われることもなく、靴下と靴と履いてバックを持って解放された。 なんだったんだ??

 10:50にヒューストンを離陸〜24日14:20に成田着〜羽田を18:45発〜熊本20:25着。 去年までは福岡発着で高速バスで熊本というパターンだったけど、今回は熊本発着だったのでその分楽。 おまけに今回は熊本空港ということで、友達がお迎えに来てくれたのでうれしかった。 兄の家に荷物を置いて、そのまま友達と街へ繰り出し、皆でおかえりなさいの飲み会をしてくれた・・・って、やっぱり時差ボケがないうえに疲れを知らないタフさに我ながら感心。

 コスタ・リカの感想は?って‐はじめに‐書いてしまっているので・・・ とにかく短い間に貴重な体験が出来て、身のある旅となりました。Shinyaさん始め、たくさんの方に感謝。 有難うごさいました。


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