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楽  書  帳たのしみつつかきしるすノート 3

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 大 野 山おおやさん を楽しむ


1.大 野 山 に登る

(この文章は、H14.12 阪神シニアカレッジの共通授業における短文の課題で
 「ある日の私・・・大野山に登る・・・」として提出したもの。 数十篇の中から巻頭にあげられた。)


大野山四景
 H16.4 杉生付近からの大野山 頂上の辛夷が綺麗、3〜4本咲いていた。H16.4.18 撮る。
 頂上から僅かに下がった所に、猪名川町立天文台が見える。  頂上753mの標識とその背後は深山の遠望。
大野山と頂上付近

 
初冬のある日、車で1時間ほどの所にある 大野山
(753m)に妻と登った。  県道の脇にある登山口の
標識から歩きだし、約1時間で頂上に着く。ついこの
前まで紅葉していた木々はすっかり葉を落とし、見通
しが利くようになった山道から、向いの山並みが良く
見えるようになって いた。 文字通りの小春日和で、裸
木の間から降り注ぐ日差しは、辺りを柔らかく包み、
一面に敷き詰められた落葉の絨毯の感触と相俟って、
心身が癒される感じがした。このように時々近くの
山に遊ぶことが最近の私達夫婦の共通の楽しみに
なっている。そろそろ老境にはいったこともあるが、い
つも山道を互いに口を利くともなく利かぬともなく、ただ
ゆっくりと歩を進めて行く。そしてたどり着いた頂上で
しばし休憩して又戻ってくる。 これだけのことだが、そ
こには何とも云えぬ充実感がある。      以 上





2. 大野山を楽しんだ日 クリックで画像拡大

20.H25.6.29(土) 晴 湿気多く暑し
  (急に思い立って車で上がった。この1ヶ月体の節々が痛重い。とても歩いていく気にならず。桂子も膝の調子がもう一つなのでその方がよかった。山に入ってしばらくして右折を飛ばしてゴルフ場方面に行ってしまった。直ぐ戻ってあとはなんなく行けた。紫陽花はやはり電柵で完全に囲まれていた。あちこちに食害の箇所があり、昔程の見応えはない。花は全般に小さくなっている。大分新しく植えられてもいたが。頂上で東に向かいシートを敷いて握り飯を食べた。やはり体を使ってのそれとは違い心から美味しいという感じにならず。そのあと桂子は周囲の散策に、自分は頂上でたった1本の葉の繁った木の下に移動して昼寝。風が吹けば気持ちがいいのだが蒸し暑いので、その後はあじさいを数枚撮って帰途に着く。途中チェリーGCでコーヒーを。頂上東側に栗の木が数本あって花が満開、これは初めて見た。)
  山頂の名盤は極最近に設置された様子。また付近の笹を刈り取って頂上が少し広がった感じ。    頂上には名盤が二つ設えてあった。   電線がかなりの高さまで張ってあるが、何の目的だろうか? 花のシーズンには外されるのだろうか?
19.H24.5.10(木) 小晴 風冷たし
  (全く久し振りに上った。4年ぶり、それも車でだ。初めは普通に徒歩で登るつもりでいたのだが、桂子が膝の調子がもう一つという。それで安全策を取った。道も殆ど忘れてしまっていて少々不安だったが、行けば何とかなるものだ。一方通行の行き帰りともいい山道で問題なし。山頂の新しい銘板や、直下のあじさい園がすべて花芽の食害防止用の電線で囲まれているなどが目新しかった。桂子は例によって蕨採りに忙しく、あじさい園には入れないので、駐車場の斜面あたりで取っていた。時期的には少々遅めだがまあまあの収穫のよう。自分はいつものようにベンチに坐って気持よく居眠りしていた。昼食後天文台を見に行くも風が強い上に冷たいので早々に退散。結局午後1時半戻り道を下ってきた。途中チェリーGCでお茶。かってはパインGCさらには阪神CCと称していたところ。この季節いろいろな新緑がこの上なく美しく、気分誠によし。歩いての行動であれば言うこと無かったのだが。)
  山頂の名盤は極最近に設置された様子。また付近の笹を刈り取って頂上が少し広がった感じ。    頂上には名盤が二つ設えてあった。   電線がかなりの高さまで張ってあるが、何の目的だろうか? 花のシーズンには外されるのだろうか?
18.H20.7.28(月) 晴後雨
  (暑いことを承知の上で出掛ける。このページの記録から歩いて登るのは一年振りだ。8時半過ぎから極めてゆっくりと約2時間で頂上に。朝方の降雨で洗われた緑が一段と鮮やか。途中笹と藪のところで道が分からなくなる。やむなくどこかのアンテナ塔の金網塀に出て土手状のところを下に逃れて事なきを。頂上で休憩するも小蝿が多くて落ち着かない。またしばらくすると灰色の雷雲が見えて来て遠雷も鳴り出したので早々に下山開始。結局車の中で昼食をとる。これが幸いした。この後激しい吹き降りに激変したから。特に家に戻ってからは凄かった。あちこちで水難事故多発の一日。久し振りの山にこれでも桂子は大満足の様子。)
  登山口から入った私道の途中にあった茗荷。根元を見るも花苞はなかった。    頂上から見下ろすとまだ紫陽花が綺麗だった。   頂上から北方向を見る。左上に灰色の怪しい雲が出ている。これがこの後の荒れ模様を演出したようだ。
17.H20.5.6(火) 晴
  (車で10時過ぎに出て11時頃着いた。本来は好天の下、のんびり登る予定だったが、事情で変更。久し振りに行く道で少し戸惑ったが何とか上がれた。頂上まで歩いて行き周囲を見渡したあとはしばし瞑想に耽る。まぁ半分居眠りだ。気持ちのいいことこの上なし。そのあと下の紫陽花園で蕨採りに小一時間遊ぶ。)
  今日は立夏だそうだ。いろいろな新緑が素晴らしい。天文台のところから篠山方向を望む。    同じ場所から六甲山方面を見る。中央右よりの逆三角の山は大船山。。   蕨取に興じた。下のキャンプ場に来た人達が既に大分取った後と思うがそれでも太いのが結構あった。
16.H19.5.8(火) 晴
  (朝 好天を見て急遽行くことに。久し振りの大野山だが道がほぼ一貫して上りであることを再確認した。つまり意外と応えたのだ。年のせいによる足腰の衰えかも知れないが、余程ゆっくり登らないと息が上がる感じ、とはいっても新緑の中のトレッキングは爽快そのものだった。更に頂上で20〜30分昼寝でき、この上なく気持ちよし。その間相方は蕨採りに夢中だったらしい。)
  新緑その1。兎も角眼が眩しいくらい。登山口に近い地点で。    頂上から南方を。少しもやがかっていた。気温は高いのだがやはり未だ5月、風が冷えていて爽やか。   新緑その2。素晴らしい色合いで、山の強烈な息吹を感ずる。中間地点で、坂の傾斜が一番緩いところ。
15.H18.7.8(土) 曇
  (三下会の連中との例会で登る。雨の心配があったが幸運にも避けられた。しかし蒸暑し。目当ての紫陽花は今年は早過ぎたのか少ないのか、兎も角やや淋しい感じ。恒例の紫陽花祭りが行なわれていて賑やか。玉葱のお土産を貰う。初めて気付いたが、登山道の両側は小さなあじさいがずらり。こんなにあるとは。花はついていないが。)
 頂上の直ぐ下。例年通りの様子。   同じ場所。下から頂上方向を見上げる。  拡大すると分かるが 天文台の直ぐ下がまだ全く咲いていない。成長が遅く全体が小さい。
14.H18.4.25(火) 晴
  (久し振りだったが、山躑躅が素晴らしかった。この山にこれだけ咲いているのを見るのは初めてで、兎に角堪能した。その代り たむしば や 辛夷 の花つきが悪く、1本に数えるほどしか咲いていなかった。躑躅は上の方は未だ蕾の状態のも多く、ここしばらくは楽しめそうな感じ。うす緑の若葉だけのもあるが、これはこれで又綺麗。 )
                 参考リンク先 「ブログ楽書日記 山つつじが今盛り」
 こういう状態のところが沢山あった。全体に高木で見上げるようになる。     青い空を背にピンクの花と薄緑の新葉の配色はこの上なく綺麗。   頂上の3本の辛夷だが、まだ咲いていない。例年よりかなり遅いようだ。途中のも花付きが極めて少なかった。
13.H18.1.12(木) 晴
  (朝思い立って出掛けたが、この所の寒さで月初めに降ったと思われる雪が、登山道に半ば凍結状態で残っていてアイゼン無しでは滑り危険と判断、途中で引き返した。その後三田に向かい有馬富士に登ってのんびりと楽しんだ。)
12.H17.4.19(火) 晴
 (初夏の気温。半袖で十分。ただ新緑は未だ淡く心許無げ。たむしばは盛りは過ぎているが多い。蕨の収穫少し。)
 たむしばは7〜8mの高い木、下に花びらが落ちていて咲いているのが分かる。  どれも道から離れていて写真は上手く撮れず。本数はかなりあり。  桂子が一人で取ったもの。頂上付近がいい場所ということを皆知っているらしい。 
11.H17.2.22(火) 晴 (晴れ上がった寒の一日、霜柱、つららをあちこちに見る。)
10.H.16. 7. 4 (日) 晴(頂上付近の紫陽花が綺麗、三下会のメンバーと、暑し。)
 9.H.16. 7. 3 (土) 晴(車で初めて上がる。頂上付近の紫陽花鮮やか。)
 8.H.16. 4. 18 (日) 晴(淡い新緑が綺麗、頂上とその近くは手入れ十分。)
7.H.16.  1.  6 (火)  曇
6.H.15.  9. 15 (月.祝) 晴
5.H.15.  4. 17 (木)  晴
4.H.14. 12.  5 (木)  晴
3.H.14.  8. 22 (木)  晴
2.H.14. 4. 13 (土)  曇
1.H.14. 3. 4 (月)  晴

 (この山に初めて登ったのは、H13年4月に長尾山トンネルが開通してからだと思う。それまではこんなにいい山が、直ぐ近くにあるとは知らなかった。それ以降は、大体年に3〜4回のペースで行っている。 その日の天候を見て登るかどうかを、決めることが出来るのは、なんとも有難い。)