作成日 | 最終更新日 |
---|---|
2008年7月6日 | 2008年7月6日 |
「meet-me」は、
株式会社ココア(Co-Core)が提供する
3Dバーチャルコミュニティ(メタバース)で、
2008年4月8日に正式版のサービスインが行われました。
このページは、私が実際にプレイした状況に基づき、
「meet-me」の内容の一部を記述するものです。
2008年7月5日、 「マラソン大会」 と題された運営イベントが開催された。
上の画像は、開催直前のスタート地点(新宿駅東口付近)の様子である。
多くのプレイヤが集まっていた。
ゴールは、開催の直前まで伏せられるという配慮がなされていた。
「第1回マラソン大会」(16時~17時)のゴールは、雷門と発表された。
スタート地点に設置されたゲート(旗の下)を通過すると、
上の画像のような表示が行われ、計測が開始された。
現実世界のマラソンは、号砲などを契機に選手全員が一斉にスタートする。
この「meet-me」における「マラソン大会」は、モータースポーツの予選のように、
個別に計測を行うという方式だった。
私の出身地は、東京都23区内で、現時点でも同じ場所に住んでいる。
しかしながら、方向感覚が常人よりも優れている訳ではなく、
当然のことながら、
新宿駅東口から雷門までを徒歩で移動したことなどはあろうはずもない。
私は、新宿区から文京区を経て台東区に到るという一般常識に従い、
行動するのみだった。
「meet-me」のおける東京ドームの付近の線路は、通過困難であると認識していた。
しかしながら、最近の「機能アップ」で改修されたのか、
以前よりも通過し易くなっていた。
以前確認した時点では未実装だった文京区役所が目を惹いた。
スタートから16分が経過した頃、上野に到達した。
スタートから20分が経過した頃、浅草寺が見えた。
スタートから21分が経過した頃、ゴール地点である雷門が見えた。
個別に計測が行われるため、
ゴール地点を通過した時点で表示される順位は、暫定的なものだった。
イベント終了後、区役所のランキングボードで確認したところ、
44位とのことだった。
1 位の方が 19分44秒とのことだったので、私としては、
妥当な記録だった。
しかしながら、今回は、どこかで迂回などを行った訳ではないので、
容易には所要時間を短縮できないと感じた。
ゴール地点の雷門で、唯一の和服である浴衣に着替え、 風情のある画像の撮影を試みた。
第1回マラソン大会(16時~17時)のコースは、 現時点における「meet-me」 のランドマークの実装状況を楽しめるように配慮されたものであるように思えた。
上の画像は、22時53分頃のスタート地点(新宿駅東口付近)の様子である。
この画像では、「第1回マラソン大会」よりも参加者が少なく見えるものの、
実際には、「第2回マラソン大会」の方が参加者が多かったように思う。
「第2回マラソン大会」(23時~24時)のゴールは、竹芝と発表された。
前述のように、所要時間は個別に計測されるため、今回は、23時8分頃にスタートした。
現地在住でない限りは、「浜松町」といわれれば見当がついても、
「竹芝」といわれても「芝」の文字から「芝公園」の近くと連想するのが精々
というのが現実世界における都民の感覚ではないかと私は思う。
少なくとも、私にとっては、「meet-me」における釣りの拠点がなければ、
未知の地名ではなかろうかと想像する。
今回は、新宿区の南端から直接港区に進むという経路を選択した。
港区に入った後は、 東京タワーと NECスーパータワー(日本電気本社ビル)の間を目指すように進めば、 浜松町に到ると考えていた。 この考えは、浅はかであった。
「meet-me」における浜松町駅付近の線路は、難関である。
私は、最近の「機能アップ」で改修されたことをたまたま知っていたため、
難なく通過できた。
ここさえ通過できれば、終わったも同然と楽観視していた。
スタートから17分が経過した頃、ゴール地点である竹芝が見えた。
ゴールは、目前であると確信していた。
同じ過ちを 2 度以上繰り返す輩を私は愚か者と呼ぶ。
私は、2008年4月12日、
初めて竹芝に到達したとき
に犯した愚を繰り返していた。
本当の難関は、浜松町駅の付近の線路ではなく、
竹芝の目前の線路であることをこの瞬間まで忘却していた。
前述のように、竹芝の目前で迂回を強いられたため、
もはや記録などといえる状況ではなかった。
ランキングボードに残っただけでも僥倖と思えた(第1回、
第2回とも、参加者が 100名を超えたため、ランキング圏外となる方もいらっしゃった)。
第2回マラソン大会(23時~24時)のコースは、 「meet-me」における難関をよくぞ活かしたと痛感させられるものであった。
今回は、「meet-me SNS」で知り合った方々が話しかけてくださったため、
ゴール地点でチャットを楽しむことができた。
同じ時間を共有した方々との和やかなひとときこそがメタバースに限らず、
すべてのオンラインゲームの要(かなめ)である。
私は、このような方々に感謝していた。