マビノギの私記 144
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最終更新日 |
マビノギのバージョン(作成時) |
2007年10月8日 |
2007年10月8日 |
99 |
2007年10月7日、マリーサーバーにおいて、
「第7回 マリーオーケストラフェスティバル(MOF)」
と題されたユーザー主催のイベントが開催された。
ルエリサーバーでのプレイを主体とする私にとっては、他サーバーでの開催だった。
私がこの催しを拝見させていただくことにした理由は、
後述の第8奏者の方の MOF でのデビューを見届けさせていただくという
極めて私的なものだった。
開会の様子(スタッフの方々)
第1奏者
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この方は、
2005年4月24日の音楽祭以来、
精力的に活動なさっている方で、
ルエリサーバーにおける著名な音楽イベントである
「コンドルの袂で」の主催のおひとかたでもあった。
今回は、中世末期の曲とそれよりも少し新しい時代の曲をご披露なさった。
その時代の曲調を独自に再現なさるなど、高尚さでは、全サーバーでも随一と思えた。
また、今回は、
マリーサーバーの膨大な観客による高負荷で合奏が失敗することを回避するため、
ソロでの演奏とのことだった。
ソロとは思えぬ残響音が盛り込まれるなど、技法の面でも優れていた。
第2奏者
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第2奏者の方々は、劇場版アニメの曲を採譜した作品を 2 曲ご披露なさった。
1 曲目における弦楽器と管楽器が互いを呼び合うかのような旋律が素晴らしかった。
2 曲とも、選曲の着眼点が秀逸だった。
衣装の配色も見事だった。
第3奏者
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1 曲目は、TVドラマの曲の採譜で、勇壮さと哀愁の混然となった曲調は、
素晴らしかったものの、楽譜には不備があったようだった。
2 曲目は、オリジナルの曲で、
繊細な水流のような弦楽器の音に加え、フルートの使い方が独特に思えた。
第4奏者
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この方は、2005年12月10日に、ルエリサーバー初の個人での演奏会を開催なさって以来、
トリアナサーバーにおける「Procyon Concert」など、
多数の音楽イベントの主催および司会を務められていた。
また、2007年6月16日にルエリサーバーで開催された
「演劇FF6」の主催者としても著名だった。
今回は、得意となさる分野であるゲームの曲を採譜した作品をご披露なさった。
1 曲目は、MOFスタッフの方々を交えた 4 人合奏で、
漂うような管楽器の音ときらめくような弦楽器の音は、
この方ならではであると思えた。
2 曲目におけるソロとは思えぬ音の厚みは、
マビノギの弦楽器への精通ぶりが窺えるものだった。
また、今回は、衣装の配色がいかにも
この方らしいものだった(ゴーグル付きキャスケットのデザイナーとしても著名だった)。
第5奏者
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ルエリサーバーからいらっしゃったこの方は、
全サーバーに跨る音楽活動と多数のイベントの主催および協力に加え、
「マビノギイベントカレンダー」の作者としても著名だった。
最近では、2007年9月29日にルエリサーバーで開催された
「第2回 ブロガーの集い」
(参考: 「マビノギの私記 143」)
が記憶に新しかった。
今回は、この方の作品の中でも好評を博している
ゲームの曲にメインストリームのパロディを交えた弾き語りをご披露なさった。
第6奏者
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この方は、ルエリサーバーを代表する音楽イベントである「コンドルの袂で」
の主催のおひとかたとして著名な方だった(ルエリサーバーにおける音楽イベントには、
2005年6月から参加なさっていた)。
今回は、歌謡曲を採譜した作品を 2 曲ご披露なさった。
1 曲目は、軽やかさと爽やかさがそつなくこなされ、
まさに得意分野という印象だった。
2 曲目は、弦楽器の使い方がこの方としては珍しいものに思えた。
会場の様子(休憩時間)
第7奏者(右)
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この方(画像右)は、モリアンサーバーのうほな曲の人として著名な方だった。
「うほ」
に象徴される高度な技法と、
気さくなお人柄で全サーバーの観客から愛される存在となっていた。
今回は、アレンジ曲とオリジナルの曲を各 1 曲ご披露なさった。
今回も、期待を裏切らぬ作風だった。
2 曲目では、従来の
「うほ」
とは異なるヒューマンボイスが取り入れられるという変化が見えた。
なお、協奏者は、第8奏者だった。
第8奏者(中央左)
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この方(画像中央左)は、ルエリサーバーにおける音楽イベントの常連の方で、
前述の第4奏者の方が主催なさった「演劇FF6」にご出演なさっていた。
MOF のご出演は、今回が初めてとのことだった。
今回は、映画音楽を採譜した作品と海外の劇場版アニメの曲を採譜した作品を
各 1 曲ご披露なさった。
1 曲目は、(ゲーム内の)妻の方との 2人合奏で、
この方ならではの魅惑のリズムと 2 種類の弦楽器の音色が見事に活かされていた。
2 曲目は、第4奏者の方(画像右)と第7奏者の方(画像左)を協奏者に加えた 4 人合奏で、
管楽器による雄大な曲調の中に弦楽器による繊細な音が織り込まれた
素晴らしいものだった。
2 曲目における(ゲーム内の)夫婦での歌唱も見事だった
(妻の方もオリジナル曲の制作者として著名だった)。
第9奏者
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1 曲目は、ゲームの曲を採譜した作品で、
4 人合奏に加え、セリフの専任者が 1 名という構成だった。
弦楽器のみによる低音を重視した採譜がこの曲としては、
珍しいものに思えた。
2 曲目は、アニメの曲を採譜した 5 人合奏の作品だったものの、
フルートとマンドリンの内のひとつの演奏失敗が残念だった。
第10奏者
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この方は、MOFスタッフのおひとかたでもあった。
今回のこの方の作品は、私が知る限りでは、ゲームの曲のアレンジ曲のはずである。
1 曲目は、リズムを刻む弦楽器の使い方ががとても素晴らしかった。
2 曲目は(音楽の素人である私には、管楽器のヴェロシティがやや高く思えたものの)、
スピード感と迫力の表現が秀逸だった。
第11奏者(中央前方)
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第11奏者(画像中央前方)は、現時点における MOF の代表者で、
「夜明けのフルート」
の作者でもあった。
また、前述の第4奏者の方が主催なさった「演劇FF6」にもご出演なさっていた。
今回は、クラシックの曲をご披露なさった。
今回の最終奏者に相応しい選曲であるように思えた。
閉会の様子(出演者の方々)
出演者の方の人数が多く、観客も膨大な催しであったにもかかわらず、
進行が極めて円滑に見えたことは、
スタッフの方々のご尽力の賜物であると推測できた。
ルエリサーバーを本拠地とする私としては、
作風を知る方とそうでない方の両面を拝見させていただくことができ、
楽しませていただいた。
私は、
このような催しを提供してくださったスタッフの方々と出演者の方々に感謝していた。
主催サイト
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「Marie Orchestra Festival」
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