マビノギの私記 137

第1回 キホールミュージックアーカイブ(CMA) (2007年8月25日)

2007年8月25日、キホールサーバーにおいて、 「第1回 キホールミュージックアーカイブ(CMA)」 と題されたユーザー主催のイベントが開催された。

ルエリサーバーでのプレイを主体とする私にとっては、他サーバーでの開催だった。
しかしながら、直前に開催された「第2回 マビノギウルトラクイズ in キホール」 (参考: 「マビノギの私記 134」) に参加した折に、関係者の方々のこの催しへの意気込みを知ったため、 私も観客として参加させていただくこととした。

開会の様子

第1奏者が開会に間に合わず、第1奏者から第5奏者までは、繰上げでの出演となった。

第1奏者(中央)

この方(画像中央)は、 アニメのオープニングとエンディングの曲をご披露なさった。
1 曲目は、フルートの音色の活かし方が印象に残った。 2 曲目は、弦楽器の残響音に独特のものを感じた。

第3奏者(左)

この方(画像左)は、 2005年4月24日の音楽祭以来、 精力的に活動なさっている方で、 ルエリサーバーにおける著名な音楽イベントである 「コンドルの袂で」の主催のおひとかたでもあった。
今回は、ゴシック期の曲とルネサンス末期の曲をご披露なさった。
異なる種類の管楽器のみから成る合奏曲は、格調の高さが際立っていた。

司会者

私は、キホールサーバーの事情に通じていないため、言及を控える方針とした。

第4奏者

ルエリサーバーからいらっしゃったこの方は、 全サーバーに跨る音楽活動と多数のイベントの主催および協力に加え、 「マビノギイベントカレンダー」の作者としても著名だった。
今回は、2007年8月24日に「第2回 マビノギウルトラクイズ in キホール」 (参考: 「マビノギの私記 134」) を開催なさった直後のご出演となった。
今回は、ゲームの曲に、 メインストリームのパロディを交えた弾き語りをご披露なさった。

第6奏者

本来は、この方々が第1奏者の予定だった。

中央の方は、ルエリサーバーを代表する音楽イベントである「コンドルの袂で」 の主催のおひとかたとして著名な方だった(ルエリサーバーにおける音楽イベントには、 2005年の 6月から参加なさっていた)。
今回は、最大構成でのご出演となっていた。 2 曲目における 3 体分のマンドリンの音が印象的だった。

第7奏者(中央)

この方(画像中央)は、著名な Blog である 「まび雑記」 の作者としても知られていた。
今回は、スタッフとのことで、ゲームの曲を 1 曲のみご披露なさった。
異なる弦楽器の音色の活かし方に独特のものを感じた。

第8奏者(中央)

この方(画像中央)は、ゲームの曲を 3 曲ご披露なさった。
1 曲目は、管楽器の旋律が印象的な 2人合奏だった。 2 曲目は、弦楽器による高音域、低音域の使い分けが技巧的な 3人合奏だった。 3 曲目は、管楽器の使い方が特徴的な 5人合奏だった。

第10奏者

この方といえば、管楽器の音色を活かしたオリジナル曲の製作で著名だった。 客席からは、「巨匠」との声も挙がっていた。
また、 「マビノギさうんだぁ」 や人知れぬ蔭のご尽力でユーザーイベントに貢献なさっていた。
今回は、この方としては珍しく、ゲームの曲の採譜で、 しかも、弦楽器のみの合奏曲を 2 曲ご披露なさった。
1 曲目は、音量の変化の巧みさが素晴らしかった。 2 曲目は、マビノギの弦楽器とは思えぬ減衰のさせ方に驚嘆を感じる作品だった。

第11奏者

第11奏者は、欠席とのことだった。

第12奏者(中央)

第12奏者(画像中央)は、この催しの主催者だった。
今回の第6奏者に憧れていたと語る演目は、選曲こそ類似性があったものの、 独特の溜めのある弦楽器の旋律とフルートを主体とした管楽器の音の厚みには、 鮮明な独自性を感じた。
ルエリサーバーからいらっしゃった方々からも称賛の声が挙がっていた。

二次会の様子

二次会は、司会を務められた方(画像中央)による珍しい連奏のご披露や モリアンサーバーやルエリサーバーからいらっしゃった方々のご出演などで 盛り上がりを呈していた。

私は、他サーバーでは拝聴する機会のない作風に触れることができ、 新鮮な楽しさを感じていた。
キホールサーバーにおける新たな音楽イベントの幕開けは、上々のものとなった。
私は、 このような「マビノギ」ならではのユーザーイベントが根付くことを祈願していた。

主催サイト

「キホールミュージックアーカイブ CMA」