2019.10.22      
フィリピンでスケートA
「コンペティションの申し込みは9月7日が締切」とコーチに言われました。
「申し込みはどうしたらいいんですか?」と聞くと
「えーと、じゃあ次のレッスンの時にフォームを渡すよ」とのこと。

しかしそのレッスンはこちらの都合でキャンセルとなってしまいました。
そろそろ締切も近づいてきたので、ググってみると
"Skate Phiippine"というサイトで大会情報を発見しました。
説明を読むと、競技が何種類もあり、
コーチに聞かないとどの競技にエントリーしたらよいのかもわかりません。

その次のレッスンでコーチに
「コンペティションの申し込みなんだけど」と切り出すと
「コンペティション出るの?」と言われて、お互いにびっくり。
教え子も多いので把握しきれていなかったのかもしれません。

そこから慌てて申し込みの準備をしました。必要な書類は3つ。
・大会の参加申込書
・レベルを証明するテストフォーム
・ISIのメンバーシップ登録申請

これらを記入してスキャンしたものを事務局にメールすると
折り返し支払先銀行口座の情報が送られてくるので、
銀行から送金をして送金エビデンスをまたメールして申し込み完了です。
書類はすべてサイトからダウンロードできるし、レスも早くて助かりました。

ちなみにかかった費用は
ISIの年会費26ドル+レベルに応じた金額60ドル=86ドルと、
コンペティション参加費が2競技で3,500ペソ。
ISIの費用はISI ASIAにそのまま上納するためか、ドル建てです。
今回はたまたま家にUSドル紙幣がぴったり86ドルあったので
そのまま銀行の窓口で払えましたが、来年からはどうしようという感じ。

ようやく申し込みを終えたところで、次はプログラム(曲と振付)です。
日本ではコーチが曲をいくつか用意してきてくれてその中から好きなものを選び
それにあわせた振り付けをしてもらって、という流れだったのですが
こちらのコーチに「曲は…?」と聞くと「好きな曲でいいよ」と
どうやら自分で用意するのがデフォルトの様子。

娘にどの曲で滑りたいか候補を聞いてPCにダウンロードし、
フリーソフトで規定の時間(1分30秒〜38秒)に編集しました。
時間におさまるよう曲のどこの部分を使うかも考えないといけないし
うまいタイミングで切ってつながないとリズムが崩れるし、細やかな作業です。
それなのに、やっとできた!と娘に聞かせると
「ここの間奏は切らないで」とか無邪気にダメ出ししてきたりして
結構長い時間を費やしました。

出来た曲をViberでコーチに送ると、次のレッスンで振り付けをしてくれました。
振り付け料は6,100ペソ。まあそんなもんかと思い支払いましたが、
実はこれに6回分のレッスンと入場料が含まれていて、驚きの安さでした。

コスチュームは去年日本で大会用に買ったものがまだ着れたので
一度レッスンに着ていき、コーチに「これでOK?」と確認。
正直、今回の曲のイメージとはぜんぜんあっていないのですが
「Yes, I like that!」と全肯定してもらえました。

この時点でコンペティションまであと6週間。
練習は間に合うのか?という親の心配をよそに娘はマイペースです。
しかしコーチもこれはまずいと思ったのか週1のレッスンを週2にペースアップ。

日本ではクラブチームのリンク貸切時間があり、その時間内で
一人ひとり順番に自分の曲をかけながらプログラムの練習をしたのですが、
こちらのリンクは貸切時間もなく、一般のお客さんに交じっての練習です。

どうやって曲に合わせて練習するのかなーと思っていたら、
なんと一般のお客さんが大勢いる中、リンクに流れる普通のBGMを止めて
自分の曲を何度も繰り返しかけて練習させてくれました。
他のお客さんの立場からするとなんじゃこの音楽ーという感じだと思うのですが
そのへんは大らかというかなんというか…。
そのかわり、一般のお客さんはプログラム中も選手を避けたりはしてくれないので
滑るほうもうまくスペースを見つけてぶつからないようにしなければなりません。

本番の数日前に、Zanboni Practiceというのがあって、
製氷の直後に一度だけ、リンクを貸切にして曲をかけて滑ることができます。
コスチュームもつけて、本番さながら、最終リハーサルのような感じです。
その間は一般のお客さんは滑れずお預け状態でリンクサイドで待つわけですが
イラつく様子もなく、曲が終わると拍手までして、温かく見守ってくれました。

そしていよいよコンペティションが近づいてきました。続きます。



MOAのスケートリンク

       
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