フィリピンでも今年５月からレッスンに通い始めました。
ようやくじわーっとわかってきた、フィリピンのスケート事情を書いておきます。
引っ越す前は、南国フィリピンにスケート場なんてあるの？
と思ったのですが、調べたらちゃんとありました。
SM Skating （いまはWebサイト工事中のようです）
マニラに３つ→ Mall of Asia、SM Megamall, SM Southmall
セブに１つ→ SM Seaside
いずれもショッピングモールの中にあります。
娘が通っているのは、Mall of Asia（MOA）のリンク。
Megamallも一度行きましたが、氷の状態はMOAのほうが良いようです。
MOAのリンクの営業時間は午前10時～午後10時。
たまに1/4程度のスペースが
ホッケーやフィギュアの練習用に区切られていることがあります。
10時、14時、16時半に製氷車が入り、製氷中は15分ほど滑れません。
週末の午後は比較的混雑しています。リンクの様子はこちらをどうぞ。
リンクの料金表に
Basic Figure Skating Lessons : 30分×6回 3,600ペソ（7200円）
というのがあったので、これをやりたいんですけど、とカウンターで聞いたら
子どもの年齢と、希望曜日・時間を聞かれて、条件に合うコーチを探し、
すぐに電話で呼び出してくれました。
やってきたのは30代くらいの男性コーチ。
リンクで５分ほどあれできる？これできる？と滑りを見てもらいました。
個人レッスンなので、どんなレベルでも教えてはくれると思うのですが、
継続で習うには、貸靴ではなくマイシューズを履いていることが条件のようです。
娘にコーチどう？と聞いたところ、優しそうで良いとのことで交渉成立。
6回分の料金をカウンターで払い、レッスン予定はコーチと直に相談します。
まずは平日週１回、１時間ずつ習うことにしました。
日本ではリンクにスケート教室があって初心者はそこで基礎を習い、
ある程度上達してきたらクラブチームに入り、
そこのコーチの指導の下で日本スケート連盟のバッチテストを受けたり、
プログラムを作ってもらって大会等に出場するというのが
たぶん一般的なのですが、ここフィリピンでは
スケート教室もクラブチームも無く、みんな個人でコーチについているようです。
誰も説明してくれないので最初ぜんぜんわからなかったのですが、
ここのコーチたちはISI（Ice Skating Institute）というところの
プログラムに沿ってレッスンを行っています。
ISIでは基礎レベルが5段階、その上のフリースタイルが10段階に分かれています。
ISI ASIAのサイトにレベル毎の動画がでているのでとても分かりやすいです。
基礎レベルはプレアルファ・アルファ・ベータ・ガンマ・デルタ と
上がっていくのですが、ギリシャ風の呼び方がややこしいためか
フィリピンではレベル1・レベル2…と呼びならわされているようです。
娘は最初レベル3と言われたのですが、いつのまにかレベル5を卒業して
その上のフリースタイル１というレベルにあがってました。
普段教えているコーチがレベルのジャッジをしてくれるので
緊張してバッジテストをうける必要がないのが気楽でよいです。
ただレベルがあがるとレッスン代も上がるようで、
最初は6回3,600ペソだったのが今は4,900ペソにあがりました。
といっても内訳はレッスン代3,100ペソ＋入場6回券1,800ペソで、
一度に1時間ずつレッスンを受けると入場券が常に3回分余るので
次のレッスン代を払う時は3,100ペソだけで済んだりもします。
ちなみに入場券をふつうに買うと460ペソ＋付き添い１人100ペソかかるところ、
このチケットだと300ペソで付き添い２人まで無料で入れるのでとてもお徳です。
特に料金表には出ていないので、レッスンを受けている人だけのシステムなのか
言えばだれでも買えるのかは不明です。
レッスンの内容ですが、各レベルで習得すべきテクニックを順に教えて行って、
その過程で、うまくできていないところやフォームがおかしいところなどを、
的確に手取り足取り修正してくれます。
すぐにできなくても何度でも繰り返し丁寧に教えてくれ、
上手くできたら拍手したりハイタッチして褒めてくれるので娘はハッピーな様子。
大声で叱ったりする厳しめコーチもいるようなので、
できれば事前にリンクサイドで他の子を教えてる様子など観察してから
コーチを指名するほうがよいのかもしれません。
そんなこんなで２か月ほど週一でレッスンを受け、
夏休みは一時帰国のため１か月半ほど休みました。
８月半ばに久しぶりにレッスンに行くと、コーチから
「10月にコンペティションがあるんだけど、出る？」と聞かれました。
「どこで？」
「このリンクで」
「娘のレベルで出られるんですか？」
「もちろん」
娘も目をキラキラさせて「出たい！」と言うし、
日程も大丈夫なので、出てみることにしました。
続きます。
Megamallのスケートリンク
