2008.8.24
ラインの滝
バーゼルの西100kmにある「ラインの滝(Rheinfall)」を見に行ってみました。ライン川最大の滝だそうですが、そのわりにガイドブックの扱いも小さく、どこが観光の起点なのかいまいちわかりません。まあ近くまでいけばわかるだろうと、とりあえず河岸の町ノイハウゼン(Neuhausen am Rheinfall)を目指すことに。

町に入ると案の定すぐに「
Rheinfall P」の標識が現れました。さすが観光立国スイス、と感心しながら駐車場へ。が、車を降りてみると水音どころか近くには川の気配もありません。結局、町の中を抜けて滝まで15分程歩かされました。これはまさか、商店街振興を狙った町ぐるみの作戦!?

料金の支払いはコインのみなので要注意


対岸の崖の上には、滝を見下ろすようにラウフェン城(
Schloss Laufen)がそびえています。お城の中は現在レストランやユースホステルとして使われているのだとか。

ようやくたどりついた滝は、高さはそれほど無いものの、横幅が広く水量も豊富で想像以上の大迫力! 川の真ん中には滝をふたつに裂くような大きな岩があり、頂上の展望台に人が群がっています。





手作りフォアグラ・サンド

船着場
河岸の遊歩道を降りると、売店やレストランのあるコーナーにでました。すぐ近くに駐車場があり、こちらに停めた方がはるかに便利。やはりノイハウゼン商工会にはめられたか・・・。

川沿いのベンチに腰掛け、滝を眺めながら持参したサンドイッチで昼食。

近くの船着場から、遊覧ボートがでています。滝に近づいたり中州に上陸するコースもありましたが、ここはシンプルに対岸へ渡るチケットを購入。ボートは10分毎にでています。料金など詳しくはこちらをどうぞ。


対岸の船着場からは細い通路が伸びており、分岐で下っていくと展望デッキ、登るとラウフェン城に出られます。


はたから見ると結構怖い展望デッキ

デッキへ降りる途中でたしか1フラン徴収されます

大迫力
滝の中に突き出した展望デッキからは、ごうごうと流れる水を至近距離で見ることができます。水しぶきに映る虹や、水煙に白くかすんだ対岸の景色も美しく、滝好きの嫁にいわせると、イグアスの滝、ナイアガラの滝に次ぐ素晴らしさとのこと。しかしまだヴィクトリアの滝(ジンバブエ)やエンジェルフォール(ベネズエラ)を見てないので、最終的な順位はつけられないそうです・・・。

滝を堪能した後は坂を登ってラウフェン城へ。そこから滝の上流にかかる橋を渡り、駐車場のあるノイハウゼンへ徒歩で戻りました。
せっかくなので、近くにあるシュタイン・アム・ライン(Stein am Rhein)を訪れてみました。「ラインの宝石」とよばれる小さな町です。ここの売りは16〜18世紀に描かれたという家々の壁画。とても緻密で、建物の装飾というよりは壁をキャンバスにした芸術作品のようでした。

広場を抜けると、川沿いにはのどかな遊歩道が続いています。川には小さな遊覧船が行き交ったり、自家用モーターボートでクルーズを楽しんでいる人たちがいたり。

滝といい、こののどかな景色といい、バーゼルとはまた違ったライン川の姿を見ることができた一日でした。

シュタイン・アム・ラインの広場

こんな壁の建物がずらり

秋の訪れ

のどかですなあ

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