2/4(金):ブエノスアイレス→サンパウロ
夕方サンパウロに到着。想像以上に大都会!ホテルのフロントで日本語が通じるのでびっくり!逆に英語はあまり通じない。部屋には緑茶が準備され、日本語の新聞もNHKも見ることができます。すごいぞ、ブラジル!

日本食がそろそろ恋しくなっていたので、駐在している昔の同期友達(この日はあいにく出張中で会えず)に日本食屋を教えてもらい、駆け込む。そこは、完全に新橋の居酒屋!メニューも日本語オンリー。日本ではあまり飲まない熱燗と一緒に美味しい食事を満喫し、ホテルのテレビでリオのカーニバルの様子を見ながら就寝。


上空からみたサンパウロ。大都会です。

カウンターにずらりと並んだ惣菜が美味!

カウンターの中にはサインが。本物だそうです。

2/5(土):サンパウロ→イグアス

仕方なくクイックマッサージで時間つぶしの図。

イグアス行きフライトの出発予定時間は15:15。ゲート前で待つも、予定時刻になっても係官の影もなし。
15:45 係官が現れるがすぐに居なくなる。
16:00 ゲートに飛行機が到着。えっ、と言うことは、飛行機自体がまだ来ていなかったと
    いうことかい!?じゃあこれから客を降機させて、清掃してだから、出発は16:30
    以降になる!?でも電光示板には、イグアス行15:15「ON TIME」の文字が。
16:30 そして何事もなかったように搭乗開始。おい、みんなもっと怒れよ。

サンパウロから2時間ほどのフライトでイグアスに到着。ホテルは滝の目の前で便利なところでした。滝を少しだけ見学した後、日暮れのプールで一泳ぎ。あたりはジャングルのため、たまに大きい虫が水に浮かんでたりします。


2/6(日):イグアス
朝ブラジル側から滝を見学後、午後はアルゼンチン側から滝を見学。ホテルからアルゼンチン側の公園入り口までは車で約1時間、国境もあっさりしたものです。

到着後、さっそくボートツアーへ。出発点でビニール袋を渡され、手荷物をすべてそこに入れるよう指示される。トラックの荷台に乗せられで鬱蒼とした森の道をガタゴトと下り、モーターボートが待つ水辺へ。救命胴衣をつけ、船のバランスを慎重にとった後(巨漢の白人客を左右均等に振り分けるなど)、いよいよ出発。川を遡り、滝へ。近づくというよりは滝の中に突っ込んでいくので、写真撮影はおろか、ほとんど目を開けていられません。いくつかの滝に突っ込んだ後、全身ずぶ濡れになって近くの船着場へ。そこから小道を何度も上り下りしながら、滝を余すところ無く満喫しました。最後は電車に乗って滝の中心部「悪魔ののど笛」を上から見学しました。


ドライブスルーできる国境。


滝のあちこちに虹が見えます。



ボートツアーへ出発。


突入〜!

ブラジル側から見た滝。全体の景色をみるならこちらがおすすめ。


アルゼンチン側から見た滝。間近で見るならこちら。
2/7(月):イグアス→マナウス
マナウスまでは、サンパウロでフライトを乗り換える為、先ずサンパウロへ。トランジットが4時間あるものの、市内へ出るには中途半端なので、やむなく空港内のネットカフェで時間を潰す。

サンパウロからマナウスまで4時間のフライトを経て、21時頃マナウスに到着。空港から車とボートで約1時間。真っ暗なアマゾン川を小型ボートで進むのは、結構恐かったですが、船頭とガイドは慣れたもの。森の中をサーチライトで照らし、「あの赤く光ってるのはふくろうの目だ」など教えてくれました。ちなみにここでお世話になったガイドはみな日本人のおじさん。中学生くらいの時に親に連れられ移民してきたそうです。最初はゴム移民だったのが食えなくなり、胡椒や野菜の栽培を始めたが虫害や他地域との競争でこれもうまくいかず、ようやく鶏卵で生活できるようになったとか。

自家発電のサバイバル系ロッジは、これまた日本語がよく通じました。日本語が通じるところ、濃い〜日本人が多いのはこの世の常。ということで、この宿でも濃い関西人のオヤジ軍団や、若者達に出会い、少々打たれ気味で就寝。


ロッジのロビー兼レストラン。周りには虫除けの網が張られているものの、あまり役に立っている様子はない。夕暮れ時には吸血コウモリが室内をびゅんびゅん飛んでました。
2/8(火):マナウス

アマゾンの朝焼け。
朝日を見に5時半起床、その後、ピラニア釣り、ジャングルトレッキング、ゴム園見学、アマゾン川の支流との合流地点見学と盛りだくさんの1日をこなす。

ピラニア釣りでは、嫁が8年前にアマゾン川に来た時に釣れなかったリベンジを。3時間粘った末に、遂に竿が大きく引きピラニアを船べりまで引き上げたが、あと一歩で逃げられる。その間、他の乗客や私はしっかりピラニアやなまずなどを釣り上げ、結局嫁だけ何も釣れずに終わる。

ホテルの前の木にいたナマケモノ。糞をするときだけ下りてきます。一日20時間寝るそうです。



竹ざおの先に糸と針(餌は牛肉)をつけただけのシンプルな仕掛け。動物が溺れた風に水面をばしゃばしゃたたいておびきよせます。



ピラニアの歯はさすがに鋭い。餌は牛肉です。

唐揚げにして食べると意外にも美味でした。
ジャングルトレッキングでは、2時間汗だくになりながらジャングルを歩き、珍しい植物について教えてもらう。サロンパスと同じ匂いがする木の皮や、マラリアの特効薬という苦い葉っぱ、燃やして煙を吸うと頭痛が治る樹脂などなど、感心しっぱなしでした。しかしトレッキング自体はけっこう辛かった。暑くて蒸すのはもちろんですが、蚊や虫がしつこい。かなり厳重に虫対策していったのですが、おかまいなしに刺してきました。


いやもう暑いのなんのって・・・。

原住民が猟の時カモフラージュに使う葉っぱ。



ゴム農園では、伝統的なゴム採取の方法を実演してくれました。



捕まえたワニ。前後にひっぱるとおとなしくなるらしい。
夕食後は、ボートでワニ見学へ。サーチライトで岸辺を照らし、赤い目が反射したらその場所を照らし続けて目をくらませ、すばやく船頭が手づかみするというもの。トゲヤシの後ろに潜んだワニを船頭が胸まで水に浸かって捕まえる様子は、迫力満点でした。

ワニ漁は現在は禁止らしいですが、今でも地元の人は時々食べるとか。このとき捕まえたワニはもちろん川へリリースしました。


2/9(水):マナウス→サンパウロ
ガイドの高橋さんが釣れない嫁を憐れんで、フライト時間ギリギリまで再度ピラニア釣りに連れて行ってくれることに。場所を何度も変えて粘ること2時間。遂に嫁の竿が大きくしなり、ピラニアが水面まで上がってきたその時、再び針からピラニアが外れ去っていきました。(ルールールルー♪)また8年後ということで。

夜サンパウロに戻り、前述の同期友達に別の日本食屋へ連れて行ってもらいました。魚料理が最高に旨かった。ただ、いつの間にか日本人店員と話が盛り上がってしまい、しかも現地産の日本酒「東麒麟」(キリンビールが技術支援)を飲みすぎて、結局同期との話はあまり記憶に残っていない・・・。食事の後は近くのホテルの上にあるお洒落なバーへ。美しい夜景を眺めつつ、南米の都会とアフリカの都会の格差に愕然。

ピラニア釣りの場所。本流から少し離れた湖のような場所でとても静か。
水中から伸びた大木が鏡のような水面に映る様子はかなり神秘的でした。

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