2008.9.21
リースリング
ここのところめっきり寒くなり、街路樹のマロニエが実を落とし始めました。そろそろブドウの木もいい感じになってるんじゃないか?ということで様子見にアルザスへ。

アルザスワインの数あるブドウ品種の中でも、王様とか女王とかいわれているのがリースリング。我が家では最近、いろんなリースリングを買い集めて飲み比べをしています。ブルゴーニュやボルドーと違ってグランクリュの高いものでも1本20ユーロ程度、普通のはたいてい10ユーロ以下で手に入るので、はずしてもダメージが少ないのが良いところ。

今回は、これまでの飲み比べで最も美味しかったワインの造り手であるJean Beckerのワイナリーを訪ねてみることにしました。


2004 Grand Cru Froehn Riesling 11.50ユーロ也

いい感じ

たぶんリースリング
目的地周辺は、一面のブドウ畑。思わず車を停めて一粒、失敬してみました。もういい感じに甘くて美味しくなっています!
Zellenberg村にあるBeckerのワイナリーに到着。日曜日にもかかわらず営業中でした。このあたりのワイナリーや果物などの直販所は日曜日も営業しているところが多いようです。
Jean Becker

看板犬

満足
中では既に数人の先客がテイスティングを楽しんでいました。カウンターの中には、恰幅と愛想の良い女性が2人。あとでウェブサイトをチェックしたら、オーナー夫人と営業担当の娘さんでした。どちらも英語ペラペラです。

声を掛けると、顔をみるなり日本語のワインリストを出してくれました。こんなところで日本語とは! お気に入りのFroehnを含め、リースリングのグランクリュ3種類+クレマン・ダルザス2種類を試飲。畑ごとにきっぱりと味が違うのには驚きました。やっぱりFroehnが一番美味しかったので5本+クレマン1本を購入。
近くには魅力的なオーベルジュもありました。時間があわなかったので入りませんでしたが、ここ絶対美味しいに違いない!と思って調べたらやっぱりミシュランにのってました(星はなし)。いつか来るぞ〜。
Auberge du Froehn

見事なうろこ雲。秋ですなあ。

Beblenheimの町並み

郵便局もこの可愛らしさ
そのまま車を走らせると、Beblenheimというこれまた小さな村に入りました。可愛らしいながらもシックな町並みに惹かれて車をとめ、少しウロウロしてみることに。
ちょっと大きめワイナリーがあったので、覗いてみました。ここでもリースリングをいくつか試飲。Beckerと同じ畑のワインもありましたが、まったく味が違い、アルザスワインの奥の深さを思い知りました。
Cave de Beblenheim

町のあちこちにあるこのマーク。独立系醸造家(自家栽培ブドウを使用)のマークらしいです。

軽トラ満載のリンゴの他、ブドウも売ってました。

リヤカーでまとめ買いのお客さん
この時期、あちこちにリンゴの直売所がオープンしています。もう夕方で品薄でしたが、最後の1本になったリンゴジュースを購入。美味しかったです。
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