楓観察記
〜 妊婦生活編 〜
 
         
    チョコレートの罠 2010年6月  
   
16週は助産師外来。血圧・体重測定、尿検査、心音確認など一通りすませ、母子手帳(Mutterpass)や各種試供品セット、病院や出産についての資料をもらう。母子手帳はいつどこでどうやってもらえるのかナゾだったが、あっさりと手に入った。手帳の中身も健診時のデータを記入するだけのあっさりしたものだったけど。

助産師さんとの話が終わり、帰ろうとしたところに若いドクターがやってきた。
「ちょっと尿検査のことでお話が」 今までひっかかったことないのになんだろう?
「今日、チョコ食べました?」 食べました。朝2〜3粒、昼1粒。検診は午後3時。
「やっぱり。糖が出てたんだけどそのせいね」 なんと!
糖が出た→チョコ食べた、と即疑われるところがとってもスイス。

このころから胎動がはじまる。最初はニョロニョロとお腹の中で小さい魚が動いているような感じでくすぐったかったのが、だんだんポコポコと内側から蹴られるような感触に。病院で診てもらわなくても生存確認ができるようになったので、少し安心。

実家の母が北海道神宮でもらってきた安産祈願グッズを、スイスに遊びに来た夫の母が持ってきてくれたので、戌の日の儀式をしてみる。といってもお札を飾り、腹帯をお腹に巻いた後は何をしたらよいかわからず、とりあえずお神酒を飲む。ひさびさのアルコールを堪能。


安産祈願

安定期に入ったのでそろそろ運動でもしてみるか、と思いマタニティ・ヨガに行ってみる。受付で1回分の料金(30フラン)を払い、着替えをすませてスタジオに入ると、そこでは1人の男性がマットを敷いて瞑想中。マットの位置からして先生ではない。不審に思いつつ男性からなるべく離れた場所に自分のマットを敷き、待機。

次にやってきたのは超スリムなインド人女性。どうみても妊婦ではない。隣にやってきたのは、ヨガは今日がはじめてという女性。こちらも妊婦ではないらしい。マタニティ・ヨガのクラスだよね?と心配になったところで、ようやくお腹の大きい妊婦さんがやってきた。結局この日の生徒は5名。うち、妊婦2名。どこまでも自由です。

ヨガのほうは思ったよりハードで、妊婦ってそんなに動いていいんだ!と目からウロコ。可動範囲がわかったという面で、価値ある1時間でした。