楓観察記
〜 妊婦生活編 〜
 
         
    陽性判定 2010年3月  
   
そんな具合に通院を続け、最初の検査から1年ほどが経過した頃、3度目の妊娠判定に臨んだ。採血をしてもらい、結果を待つ。ラボが混んでいるとやらで、珍しく2時間待たされる。ようやく診察室に呼ばれると、ドクターは微妙な表情。今回もダメ?と思った瞬間、ドクターが一言。「Something is growing.」

・・・いやいやいや、さむしんぐ、って。それ間違いなくうちの子ですから。
と心の中でつぶやきつつ話を聞くと、判定の基準となる血中hcgという値が100以上なら陽性のところが、今回の検査では88という実に中途半端な数字が出たらしい。ということで4日後に再検査、結論先送りになってしまった。

再検査でも陽性反応が出て妊娠確定。「Congratulation!」と言われるも、実感わかず。リアクションが薄い私を「ほら、もう出産予定日だって出るよ!」と一生懸命盛り上げてくれるドクター。この時点で妊娠4週目、出産予定は11月末と言われるが、先の話すぎてやはり実感わかず。

その後5週目に胎のう確認、7週目に心拍確認。ここでドクターから「次はいつ診察に来たい?」と訊かれる。えっそれ自分で決めるんですか? 「普通は・・・?」と訊くと、「1週間後か2週間後か」というので1週間後に。

その後は週1ペースで検診があり、毎回超音波で赤ちゃんの姿を確認した。7週目はペンギンかクリオネみたいなナゾの形だったが、8週目には2頭身のドラえもん状になり、頭を前後に振ってストレッチか腹筋のような動きをしていた。なかなか気合が入っている。



そのころ夫はイスラエル出張