楓観察記
こんな感じで、育っています
 
         
     Jan. 6. 2011
    謎のプレゼント 
   
昨日の午後、家に電話がかかってきた。
「こんにちは。○○の△△と申します。このたびは楓ちゃんの
ご誕生、おめでとうございます。お祝いのプレゼントをお届け
したいんですが、明日の午後はご在宅ですか?」
・・・えーと、ぜんぜん話が見えないんですけど。

「初めてのお子さんですか? ○○をご存じない?
○○ではお子様が誕生したご家庭にプレゼントをお届けしています。
スイスで出産した人は誰でも受け取ることができるんですよ。
でっ、明日の午後3時はお家にいらっしゃいます?
じゃあ、そのころお伺いしますね。ごきげんよう!」

○○の部分も聞き取れないし、結局なんのことかよくわからなかったが、
こちらの電話番号や住所、楓の名前も知っているので、行きずりの
「当選しました詐欺」とかではなさそう。仕事中の夫に報告すると、
子どものいる同僚に聞いてみたが、そんなのは来なかった、
Nothing is free in Switzerlandだから気をつけろ、とのこと。

翌日、3時ちょっと前に女性2人連れが家にやってきた。
10分ほどお時間いいかしら、というので家にあがってもらう。
彼女たちはソファに腰かけるなり、持参した大きな紙の箱を開けて
中身の説明をはじめた。入っていたのは各種ベビー用品の試供品や
カタログ、キャンペーンの申込書などなど。なるほど、プレゼント
という名の宣材品詰め合わせね。それならタダでも安心。


試供品は、哺乳瓶、おしゃぶり、ベビーフードなどなど結構充実

名刺をもらい、ようやく○○の部分がわかった。Felicitasという
promotion companyで、スイス中のご家庭に試供品セットを
配っているのだとか。配るだけなら郵送のほうが効率よさそうだが、
こちらの年齢、勤め先、加入している保険会社をさりげなく
(といってもメモをとっていたのでバレバレだけど)聞きだして
いったので、データ収集の目的もあって訪問してるのかも。

なんというか、治安のよい国ならではの商売だなあ。。。