2009.12.20                
エンゲルベルク  

アイスショーの翌日はエンゲルベルク(Engelberg)へ今年初スキーに行きました。 ここでのスキーは2度目、夏に来たことも何度かあるので、もう勝手知ったる山です。家を出たのは7時前でまだ真っ暗。でも今日は-30℃まで対応のウォッシャー液をいれてきたので視界は良好です。

約2時間でスキー場に到着。いつものようにスキーをレンタルし、チケットを買ってゴンドラで山上へ。ゴンドラ内には、なぜか桐灰カイロの袋が落ちていて、日本人の行動範囲の広さに改めてびっくり(でもゴミはまずいですが・・・)。空は快晴でしたが、ゴンドラとリフトを乗り継いでたどりついた高度2500mのJochstockは、斜面から吹き上げる風で地吹雪。大門グラサン
に凍った涙がついて、まったく前が見えません。

こんなところには長く居られないと急いで滑り始めると、運動不足のためか、1800mのAlpstübliに着いた頃にはもう足がガクガクに。寒さと疲れに負けて、かなり早めだけどレストランで休憩。



完璧に平ら。この時は、この道をまた折り返すとは夢にも思わず・・・

 
朝の気温、平地でマイナス12℃。


ビールとソーセージで体は温まったものの、睡眠不足もあってか気分はまったりモード。とりあえず麓まで一度降りてみて、疲れたらそのまま帰っちゃおう、と滑り出したのですが、この心がけにスキーの神様が怒りました。

いつのまにかコースを間違え、気がつけばこんな←まっ平らな場所に。とにかく前に進むしかない!とスキーをはいたまま歩くこと30分。そして、このコースでは麓に戻れないことが判明し、同じ道を引き返すこと更に30分・・・。正しいコースに戻ったときは、あんなに寒かったのが嘘のように汗ダクで、体力は限界に。レンタルスキー店のお兄さんに、もうおしまい?と驚かれながら、無念の早期撤収となりました。


北側斜面にあるため、冬はなかなか陽が差さないエンゲルベルクですが、夏は日当たりのよいハイキングコースとなります。

夏の終わりのエンゲルベルク。
雲に覆われ、山がまったく見えません。


 ゴンドラで登ると、雲の上にでました。
 
麓からは想像もつかない快晴!

9月に、4つの山上湖を通る人気のコースを歩いてみました。といってもフルに踏破すると7時間かかるので、ゴンドラやリフトを使ったおいしいところ取りです。

エンゲルベルクの町からゴンドラに乗り、1つめの湖Trübseeへ。ここから峠道を登り、2つめの湖を見下ろしながら、3つめの湖の手前の村Tannalpへ。

この時点で3時間経過しており体力の限界・・・ですが、麓へ戻るためにはさらに1時間半ほど歩いて2つめの湖の手前まで戻り、そこからリフトに乗るしかありません。しかも最後の最後、リフト乗り場への道は心臓破りの急勾配。いやー、死ぬかと思いました。

こうして振り返ると、夏冬とも体力の限界に達して撤収しており、山の神様に好かれていないような気がしてきました。
いや、単なる運動不足か・・・。

2つめの湖Engstlenseeは最高のおにぎりスポット。泳いでいる人や犬もいました。
体力の配分にさえ気をつければ、最高のハイキングコースです。詳しい情報はこちら



Tannalpはドラクエに出てきそうな大きさの村。教会もまさにドラクエサイズ。
 
Trübseeへの道をTrottibike(トロッティバイク)で下っていく人々。
ここは雪が積もるとスキーゲレンデになります。

                 
             
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