2008.12.20 - 2009.1.5
タイ

幸先のよいスタート
年末年始の休暇を利用してタイに行ってきました。
スイスからタイへは直行便もあるのですが、クリスマスマス時期とあって有り得ない金額。多少時間がかかっても安いものを、と探して見つけたのがロンドン発着のフィンランド航空!ポンドが急落したので、意外にもロンドン発が最安値だったのです。しかし、チューリヒ→ロンドン→ヘルシンキ→バンコクというルートで、家を出てからかれこれ24時間近くかかってしまいました。日本からブラジルに行くのとあまり変わらない。。。

飛行機好きなので長時間のフライトはあまり苦ではないのですが、ヒースローで一度荷物をピックアップしなければならず、重いカートを押してTerminal 1からTerminal 2へ移動する際の坂が意外な難所でした。

ヘルシンキ→バンコク間の機内サービスでDVDの貸し出しを頼んだら、ソフトが数十枚どーんと出てきました。一緒にポータブルDVDも来たので、?と座席まわりをチェックしたら、備え付けのディスプレイはなし。MD10という比較的古い機材なので、ちゃんと飛んだだけでも感謝しないといけません。
ラウンジの食べ物は結構充実

PSPも貸してくれます


お気に召しましたでしょうか
バンコク駐在の弟が空港まで出迎えにきてくれました。会うのは約1年ぶり。そして2008年1月に生まれた甥っ子とは今回が初対面です。パリ土産のぞうさんはぼちぼち気に入ってくれた模様。

人見知りなし

和食屋、朋友(ほうゆう)


焼肉屋、服部(はっとり)

バンコクで過ごした数日間は、ひたすら日本食とマッサージ、そして買い物の日々を送りました。レストランは充実しているし、スカイトレインや地下鉄で移動も便利だし、巨大ショッピング・コンプレックスがあちこちにあるし、日本の食材や本などなんでも手に入るし、バンコクの都会ぶりはすごかったです。

和食屋、本匠(ほんじょう)

弟宅でのクリスマスパーティーその1

パーティーその2
夜6時には店が閉まり10時にはすべてが寝静まるバーゼルと違って、バンコクは夜になってもとても賑やか。この不健康さが懐かしい。

おまけにあちこちで日本語が通じます。この機会に、日本人美容師に髪を切ってもらい、日本人医師のいる歯医者に行き、日本語で人間ドックまで受けてきました。

病院ではオプションで頭部のスキャンもしてもらい、脳血管が詰まったり脳萎縮したりしてないのを確認して一安心。最近物忘れがひどく、アルツハイマーではないかと結構真剣に心配してたので、天然とわかってよかったです。



ホテルのようにきれいなサミティベート病院

日本でもおなじみ、ジムトンプソンは主要ショッピングモールや空港などいたるところにあります

ホテルのロビーはクリスマス仕様

ランチはホテル内の中華レストラン「メイジャン」で。中国茶を頼むとこんな風に煎れてくれます。
都心からちょっと離れたペニンシュラホテルなども覗きに行ってみました。専用船でチャオプラヤー川を渡り、ホテルに着くとそこは別世界、まるでリゾートに来たような感じです。買い物にはちょっと不便ですがホテルに籠ってのんびりするには最高。ちなみにここのスパが、今のところ私の過去最高のスパです。
ついでに王宮見学へ。一歩足を踏み入れると、どこもかしこも金ぴかで細かい装飾がほどこされ、想像を超える豪華さに圧倒されました。



あちらこちらで塔を支える神様たち(?)。炎天下の元、がんばってる姿と独特のポーズは人々の心を打つようで、世界中の観光客が同じポーズで記念撮影してました。

メインのエメラルド寺院では大勢の僧侶たちがお勤めの真っ最中でした。ヨーロッパの教会で礼拝に出くわすと「お邪魔してすみません」というヨソ者100%の気持ちになりますが、今回は心安らかに一緒に手を合わせることができました。


ちなにに王宮周辺にはガイドブックで書かれている通りの詐欺師がウロウロしているので、興味がある人は楽しめますよ。(例:今日は王宮は閉鎖していると言って、何故かスーツ屋に連れて行ってくれる)


スリランカからきた団体さんだった模様

蓮の花

ゆったり

続いて、有名な涅槃仏があるワット・ポー寺院へ。お堂に入るといきなり顔のドアップです。でかい。そして横に長い。通路にそって小さな鉢がずらりと並んでいて、歩きながらお賽銭を一枚ずつ入れていくようになっています。そんなにたくさん小銭ないし、と思ったらちゃんと近くに両替所がありました。さすが有名観光地、しっかりしてます。



全体を写真にとるのは困難


足の裏もすごいことに

後半は海を見ながらのんびりと過ごすべく、サムイ島へ移動。日本から母と下の弟も合流し、大人6人+赤ちゃん1人の大所帯となりました。

今回宿泊したホテルは、空港からほど近いSala Samui。希望の部屋タイプの空きが無く、夏ぐらいからずっとキャンセル待ちをかけていたのが、空港占拠騒ぎであっさりゲット。加えて料金も安くなり、送迎やマッサージなどのおまけもついて、かなりお買い得に。リスクを取ると良いことがあります。このパターンで過去バリ島テロ後の旅行でも随分得しました。でもキケンなので真似しないでください。

ホテル前のビーチ。物売りも少なく静か。

極楽(無駄に拡大できます)
待ちに待った南国の休日。ビーチに臨むプライベートヴィラで、プールに浮かんだり本を読んだりしながらひたすら太陽を楽しみました。

とはいえ、ごろごろしてばかりも少しもったいないかなと、弟達と一緒にアントン国立公園への日帰りシュノーケリングツアーを申し込んでみることに。

蚊が多くて実はくつろげなかったバルコニー


ホテル前で、荒れる海を前にうなだれる宿泊客

ツアー当日は見事な曇天。船に乗り込んだ途端、雨が降り出しました。狭いキャビンに身を寄せ合って雨をしのぐこと約2時間、最初の目的地であるマリンレイク(島の中にある海水の湖)を見下ろすビューポイントに到着。タイミングよく雨があがり、しばし景色を楽しむことができました。が、船に戻るとふたたび豪雨。

昼食後、意を決してシュノーケルのビーチに移動したものの、波は荒く泳げる状態ではない。結局ビーチにある小さな小屋で、寒さに震えながら出発時間までひたすら待機。財布を船に置き忘れて、30円の紅茶すら買えず、亡くなった祖母の「1円を粗末にする者は1円に泣く」という20年前の教えを思い出したりしてやり過ごしました。。。そして帰りの船も2時間の寒さと船酔に加え、隣の白人がいきなり噴き出したゲロをとっさに避けるなどの修行をして無事帰港。この日は大晦日。これもまた2008年のいい思い出です。
雨にかすむ水平線
(無駄に拡大できます)
テンション低めの船客 船から島への渡し舟。
難民船ではありません。

ビューポイントへの
意外とハードな道のり

うーむ
その他の日は、マッサージに行ったり、チャウエン(島一番の繁華街)へシーフードを食べに行ったり、甥っ子と遊んだりしながら、のんびりと楽しい時を過ごしました。

低気圧が居座り続け、思い切り日焼けできなかったのがちょっと残念でしたが、家族が皆健康で、揃って新しい年を迎えることができたのが何よりの幸せです。

プールサイドでマッサージ


南国のお約束、ロブスター


おせちも食べました
強いて言えば、移動時間がもう少し短かければ・・・。
帰りは乗り継ぎの都合でヒースローに一泊。こちらホテルのあるTerminal5とTerminal1を結ぶやけに近未来風電車と長旅の疲れが背中ににじむ私。
次へ進む Topへもどる