2019.2.18      
ATMには要注意
9月の終わりに日本を発ちマニラへやってきました。
家が決まるまではサービスアパートメント暮らしです。滞在したのはRaffles Makati。プレビジットで泊まったFairmont Makatiと同じ建物で、8階までがフェアモント、9・10階がラッフルズホテル、その上がラッフルズのレジデンス(サービスアパートメント)というちょっと変わった構造です。

レジデンスとホテルの違いは、部屋にキッチンや洗濯機がついていること、ハウスキーピングが週3回しか来ないこと。プールやジムなどの設備はホテルゲストと同様に使えます。ホテルとは別に小さいエントランスがあり、常駐のスタッフがいて来客やデリバリーの取次をしてくれます。



軽井沢に子ども部屋がなかったので、娘にとっては初めての個室。


手荷物
今回運んできたスーツケースは6つ。プレビジットの時にスーツケース3つとボストンバック2つを預けていったので、合わせるとかなりのボリュームになりました。軽井沢の家から引越荷物が運び出されたあと、一週間ほどホテルに滞在しながら娘が学校に通い、最終日には運動会もあったので(そのために出発を着任ぎりぎりまで延ばした)、ランドセルや体操着などマニラでは使わないかさばる品々も手荷物で運ぶことになり、荷造りには苦労しました。そんな中、ちょっと無理して運んできてよかったなーと思ったのが炊飯器とお米と調味料各種。マニラでも買えますが、着いたその日から自炊ができて、少しだけ「家感」が味わえました。


古いスーツケースも総動員


到着翌日
泊まった部屋がバーのすぐ上で夜うるさかったので、翌日は朝から部屋を変えてもらうべくホテルと交渉。幸い空きがあったようで、バーと反対側の部屋に変えてくれたので、再度荷造り→荷ほどきをしたりして、一日があっという間に過ぎていきました。



でもプールは行きました


夕方になり、外食がてら街へ出てみることに。ショッピングモールをウロウロしていたら銀行ATMがあったので、ここらで現金をちょっと補充することにしました。まだフィリピンの銀行口座はないので、日本の銀行口座から国際キャッシュカードで引き出します。ATMにPLUSマークがあることを確認してカードを入れ…エラーになりました。あれ?このカードは受け付けてないのかな?では他のATMを試そう…とキャンセルボタンを押しましたが、カードが出てきません。画面は固まり、ボタンは無反応。これは…カードが飲み込まれた!!!

無人キャッシュカードコーナーなので近くに係員はいません。そこでATMに書いてある連絡先にすぐ電話。状況を説明して、メンテナンスをよこしてカードを出してくれるよう依頼しますが、「月曜日まで対応できません」とのこと。いやいやいや、カード返してほしいんですけど。

そんな電話をしている間にも、他のお客がATMでお金をおろそうとやってきます。いつの間にか画面は通常に戻り、カード挿入口もピカピカと点滅しています。電話しながら横目で様子を見ていると、どうやら挿入口からカードが入れられなくて苦労している様子。それはそうだ、先に一枚入ってるんだから。お客さんはあきらめて去っていきました。どうやらATMの調子が悪くて使えないことはたびたびあるようです。

電話の相手が要領を得ないので、近くにいたショッピングモールの警備員に事情を話し、電話を変わってタガログ語で説明してもらうことにしました。しばらく話していましたが、やはり今日は何もできないとのこと。そこへまた別のお客がATMを使おうとやってきたので、今使えないですよ、これこれこういうわけで我々も困ってるところで、ところで銀行と電話がつながってるので人をよこすよう頼んでもらえないですか、とまた電話を替わってもらい説得を試みてもらいましたが、やはりダメ。

結局あきらめて週明けに対応してもらうことにし、失意のままATMを後にしました。誰かがATMを使おうとして偶然カードが出てきちゃったりするのも怖いので、せめてもの対策としてたまたま持っていた付箋に「OUT OF ORDER」と書いて貼っておきました。



グロリエッタ2F、マーキュリードラッグ前のメトロバンクATMには要注意


半ば予想はしていましたが、翌月曜日には何も進展せず、ATMにも付箋が貼られたまま誰も対応に来ていない様子。会社のアシスタントやリロケーション担当者にも協力してもらい連日プッシュを続けた結果、4日後にカードが銀行に無事保護されていることがわかり、8日後に本店に出向いて身分証明書となぜか雇用証明書を提出してカードを引き取ることができました。

その後、別の銀行のWebサイトを見ていたらFAQ(よくある質問)のページに"What should I do if my debit card gets captured in an ATM?"という質問が出ていました。わりとよくあることのようです。その下には"What do I do when I suspect that the ATM is tampered?"(ATMが改ざんされているかもと思ったら?)という質問もあり。フィリピンのATM、油断できません。


       
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