思うこと 第193話 2007年2月28日 記
『硫黄島からの手紙』を観て−その6−CIA解禁文書
昨日の新聞各紙には、下のようなCIA解禁文書の記事が載った。
私が、『硫黄島からの手紙を観て−その4−』で論じた服部卓四郎氏と辻政信氏の戦後の行動に関するCIA解禁文書で、これに対し、『硫黄島からの手紙を観て−その5−』でとりあげた保坂正康氏のコメントも載っていた。
何百万人にのぼる日本人を死に追いやった陸軍参謀本部の中核メンバーの2人達が、自分達は生き延びただけでなく、自分達が世の流れを作るという思い上がりに反省の念もなく、一時期GHQと“もちつもたれつ”の関係となり、戦犯ものがれ、国民に向かっては自分を美化する歴史を語って、善人として戦後も“活躍”した姿を英霊達が知ったら、どんな思いをするであろうか。