思うこと 第191話             2007年2月19日 記       

『硫黄島からの手紙を観て−その5−『昭和史の教訓』

『思うこと第186話「硫黄島からの手紙を観て−その4−何故、この戦争を止めれなかったのか?』において、『その理由は、極めて多くの複合要因の積み重ね」からきていると思うが、その分析は、恐らく多くの歴史専門家により完成されているはずであるから、「この本を読めばいいですよ」という本をご存知の方は、ぜひ、このHPに設置してあるメールで私に教えてほしい。』と述べた。この私の問いかけに、次のような感動的なメールをいただいた。
『納先生
はじめまして。「思うこと」をはじめ、先生のHPを、時には目をウルウルさせな
がらいつも興味深く拝読しております。
私も痛風患者でして、その関係から先生のHPを知りました。
『思うこと186話』の先生の問いかけに関し、以下の本が参考になると思います。
保阪正康著「昭和史の教訓」朝日新書 
色々論争になっていますが、日露戦争から敗戦に至る歴史については、国民一人一人が正確な事実を知っておくべきだと思います。
では、用件のみで失礼します。』
このメールを下さった方は、役職もお名前も名乗ってくださったのであるが、中央官庁の責任ある役職の方であった。私は、本当にありがたいことだと感動した。そして、すぐ、この本を購入した。

そして、その内容にただただ感動しながら、一気に読破した。
そうだったのか!と、これまでの疑問が霧のように晴れた。
この本は、全ての人が読むべき、読まなければならない本であると信ずるので、
ここでは内容については触れない。
私がここで要約を書いても、この大事な内容をとても伝えきれないと思うのである。
ぜひ、読んでほしい!
この本は、朝日新聞社から朝日新書として出版されているが、第一刷の発行日が2007年2月28日となっており、まさに出たばかりの本であった(定価720円+税)。
著者保阪正康氏のホームページを下に紹介する。
http://www.aya.or.jp/~hosaka-m/