思うこと 第144話           2006年10月14日 記

郷中教育についてーその2−

 前回、『 郷中教育』は、各自が日常守るべき規約を定めて、違反した人は、処罰するという厳しいものでもあった、と述べたが、この章ではそのきびしい処罰の実例を紹介する。『思うこと 第118話 夏の読書ーその1ー 「風の男白州次郎」とその関連本』 の中で紹介した白州 次郎氏の妻・白州正子夫人の祖父樺山資紀氏の若き日の逸話である。樺山資紀は前回の第143話で紹介した三方限でも顕彰されている薩摩藩士で、まさに『 郷中教育』で育った男である。白州正子氏の自伝の表紙と最初の3ページを示す。この表紙の老軍人が樺山資紀氏で膝に抱かれているのが白州正子氏の若き日の姿である。







以上である。