思うこと 第104話 2006年6月23日 記
稲盛 和夫氏の訓話に感動して
ーその2ー 人生というドラマを描く
稲盛氏の106の訓話の第1話の『人生というドラマを描く』は、私がこれまで最も力をこめて若者に語り続けて来た事であり、わが意を得たりの感慨で読んだ。 稲盛氏のこの訓話は、『人生とはドラマであり、それを演ずる主役が自分なのです。一生かけてどういうドラマを描くかが、私たちに問われているのです。』の言葉で始まり、『怠惰に目的意識もなく生きた人と、真剣に生きた人では、人生というドラマの展開は大きく変わってくるのです。』の言葉で締めくくられている。 若者の感受性は高く、この訓話は多くの若者の人生を『すばらしい人生』に変えてゆくであろう。 かって私は、私の母校の甲南高校から『甲南塾講話』の講師に呼ばれ、まさにこのテーマで若者に語りかけたことがあった。 この私の講話は、この講話を企画された方々の期待通りに、若者の心に伝わった。 つい先日にも鹿児島大学の医学生から、『私は、高校2年生の時先生の甲南塾講話を聴き、その日から私の人生は変わり、今の私があります。』と語りかけられ感動した。 同じように、あの講話で人生が変わったと感謝の言葉をこれまでに幾度となく若者からもらっている。 たった一度の講話がこれほどに若者の心に火を灯せる、このことが、私が、若者に語りかけるためのこの『私のホームページ』を作り、今も語りかけ続けている一番の理由である。