おジャ魔女どれみ+α
第02話『新任の魔女』
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どれみ「そして、3年の終わりごろに瀬川おんぷちゃんが仲間に加わったの。」
しずく「瀬川おんぷ・・・?どこかで・・・聞いたような・・・。」
どれみ「超人気チャイドルだもん。知っててもおかしくないよ。」
しずく「あ!知ってる!。こっち戻ってきてから知ったけどね。確か、テレビに出てたよ。この間。」
どれみ「そうなんだ。それで、4年になる時にハナちゃんって魔女界の子供を預かって。そして、5年になった時、飛鳥ももこって言う子がアメリカから引っ越してきたの。まぁ、しずくちゃんと同じような感じだね。昔日本に住んでたんだって。」
しずく「へぇ〜。」
どれみ「ももちゃんはアメリカでマジョモンローって人の正体を見破ってすでに魔女見習いだったんだ。でも、マジョモンローさん。死んじゃったんだって。」
しずく「え・・・。」
どれみ「それで、禁断の呪文、蘇生呪文なんだけど、使っちゃって・・・。でも失敗しちゃったんだ。その後すぐぐらいに日本に引っ越してきたんだ。そして6年になってからハナちゃんが魔法で自分を6年生の姿に変えたの。そのせいで水晶球が割れちゃって、魔女見習いになったんだ。」
しずく「ふ〜ん。で、みんな今どうしてるの?はづきちゃんは?」
どれみ「あいちゃんは知っての通り、大阪に戻っちゃったし、はづきちゃんは私立のカレン女学院に行ってる。おんぷちゃんは芸能人が行く学校に行っちゃったし、ももちゃんはまたアメリカに帰っちゃった。ハナちゃんは次の女王候補として魔女界にいる。」
しずく「女王候補!すごいじゃん。でも、・・・みんなバラバラになっちゃったんだ。」
さつき「何がバラバラなの?」
 この声に2人は驚いた。
どれみ「お、起きてたんだ。さつきちゃん。」
さつき「今起きた。ねぇ、何がバラバラなの?」
どれみ「小学校の時、仲が良かった友達、みんな離れ離れになっちゃったんだ。」
さつき「ふ〜ん。なんか、私を騙そうとしてない?」
 2人はますますあせった。
しずく「だ、だますって、何を?」
さつき「・・・昨日からなんか妖しいよ、2人。」
どれみ「何が妖しいのよ。何にも妖しくないよね、しずくちゃん。」
しずく「うん。」
さつき(絶対何か隠してるな。)

 とりあえず、そのときは大丈夫だった。朝食を食べ、部屋の掃除などをして、閉会式があった。閉会式が終わった後、私たちは新大阪駅を目指して歩いた。

 そして、帰りの新幹線の中、先生から昼のお弁当をもらって、どれみとしずくとさつき、さらに小竹と白岩(どれみと同じ班の男子。元美空三小生)の5人で楽しく会話しながらもらったお弁当を食べた。

 どれみには行きは長く感じた新幹線も、帰りはなぜかあっという間に付いた気がした。そしてJRにのって美空駅へ。学校で解散した。

 家に帰ったどれみはマジョラッタの言いつけどおり、すぐにMAHO堂へ向かった。MAHO堂には、明かりがともっていた。そして、入口でしずくが待っていた。

しずく「遅いよ、どれみちゃん。早く入ろう。」
どれみ「うん。」
 2人がMAHO堂に入ると、そこには一人のお姉さんが立っていた。まだ30前後ぐらいに見えた。若々しかった。
どれみ「あの・・・おねえさん?」
お姉さん「あら、どれみちゃん?それとしずくちゃん?」
しずく「は、はい。え・・・?もしかして・・・。」
お姉さん「私の名前はマジョシス。そう、私は魔女よ。」
どれみ「え・・・?」
マジョシス「あなたたち、マジョラッタのとこのの魔女見習いでしょ?マジョラッタから話は聞いているは。ほら、あそこに扉があるでしょ、あの扉に向かって"扉を開け"って呪文を唱えてごらん。」
どれみ「は、はい。」
 どれみ達は唖然とした。しばらく状況を飲み込めなかったが、すぐに見習い服に着替え、扉に向かって呪文を唱えた。
どれみ「ピ〜リカピリララポポリナペ〜ペルト〜!!扉よ開け!」
しずく「ピルル〜カポルル〜カパラピラピーロット!!扉よ開け!」
 すると、扉はひらき、扉の置くには、マジョラッタが居た。
どれみ「え?どういうこと?」
マジョラッタ「詳しい事は中で話す。とりあえず中に入れ。」

 扉の向こうは、あの大阪の魔法堂だった。あいこも来ていた。

 マジョラッタの話によると、この扉は魔法の扉といって、魔法の扉は、その本人の魔力に関係なく、魔法を唱えれば出入りできる扉らしい。また、時間がたつと勝手にしまるという。行き先は設置する時に一度設定できるらしく、一度設定した行き先は二度と変更できないらしい。

あいこ「へぇ〜。そんなのがあったんかいな。」
どれみ「まぁ、これで何よりも安心だね。毎日ここに来れるの?」
マジョラッタ「まぁ、基本的にはな。どっちみちお前達には、魔法堂の仕事を手伝ってもらうぞ。」
しずく「そういえば、何で家具屋なの?」
マジョラッタ「気分じゃ、気分。ほっとけ。それより、明日学校が終わったらすぐ来いよ。」
どれみ「は〜い。」

 家に帰ったどれみは、研修旅行で疲れたのか、早々と寝るのであった。


次回予告
なんと明日は魔女見習い9級検定試験!!でも、まぁ9級試験はまだ簡単だし大丈夫!?しずくちゃんファイト!!!
次回、『しずくの9級試験!』おたのしみにね!

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この話の改訂版+α〜rebirth
第03話『新たな魔女見習い生活!