インターネットでの出版には、
印刷物とは異なるふたつの魅力があると思います。
第一の魅力とは階層性であり、第二はまさに WEB としての特性であります。
各頁からリンク先をクリックし次へと進んで行く様に、そっと階段に足を這わせながら
一階ずつ地下室へと降りて行くイメージを私は重畳させてしまいます。
久々に訪れる薄暗い地下室に、何らかの変化が起こっているか?
その変化は、気づかない程のささやかなものかも知れません。
それもまた一興、でしょう。
トップ・ページには、おおまかな変更の告知のみ掲げます。
各リンク先に大きな変更があった時には、そこに更新日時を書き入れます。
地下室で眼をこらせば、そんな変化に気付いて頂くことができるかもしれません。
ちょっと風変わりかも知れませんが、慣れて下さいね。
さて、WEB とはその名の通り蜘蛛の巣としての力を持ちます。
更新されることなくずっとネットに存在し続けているサイトは、どことなく
蜘蛛の巣にかかってしまいいつまでも曝され続けているモノのような風情を携えています。
このサイトでは当面用意いたしませんが、掲示板なるものも WEB ならではの情景でしょう。
そこに寄せられた多くの発言は、トピックに引き寄せられ蜘蛛の巣に捕獲されたもの。
風に揺られるひとりひとりの想念、なんてものを想わせてくれます。
発言のあるものは、巣の主により削除されもします。
尤も彼の主にしたところで
より大きな巣の中を背後に携えて、そこに居るだけに過ぎないのであります。
そんな地下室と蜘蛛の巣の世界へようこそお越し下さいました!
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初版 2004年8月16日