富士山幻の滝を探して・・・・B 幻の滝

 12時を少し回ったくらいで5合目の山荘に戻る。
 「あら、小富士には行ってきたの?」さっきのおばちゃん に声をかけられる。
 「あ、はい〜」
 「これから行くのね、いってらっしゃ〜い」

 と、山小屋を通り過ぎ、駐車場を抜け、下山道へ出る。 さらにその下山道を少しあがったところですぐ左に・・・

 なんかあんまり説明すると、「幻の滝」の名が すごく安っぽくなってくるのでこのへんでやめときます。


 とはいえ・・・・・・↓



こんな風に案内表示があるんじゃ、
説明をやめたところでどうかとは思うが・・・

 まぁでも、あとはいってのお楽しみということで・・・・・・

 参考までに、まぼろしの滝に着くまでの間に30分ほど 草っぱらを歩くことになる。

 ボクが歩いていると、前から中高年(・・・って、ビミョ〜な 表現だなぁ)の老夫婦が歩いてくる。
 あ、まぼろしの滝に行ってきたんだな。すいませ〜ん、 滝の水どうでしたかぁ〜?

 「いや〜、出てはいるけどチョロチョロだよ」

 あ〜そうなんですかぁ・・・ありがとうございま〜す。

 さらに10分後、今度はカメラを持ったおじさんが。すい ませ〜ん、滝の水は・・・・
 「あぁ、水ならガンガン出てますよ」

 ・・・・・・・あれ?さっきの老夫婦はチョロチョロだったんですけど・・・・・・

 「あ、そりゃ上のほうに行かないと。僕は上流のほうに上がったけど、流れてき始めたのは10時半ごろだったなぁ」

 ・・・・・・そうか、毎日雪が解けては夜中に凍っての繰り返しだから、上に行きゃ見られる時間も早くなるのか。

 ・・・などと考えながら歩いていると、やがて周りは草地から砂地へ、砂地は岩場に変わり始め、だんだん轟々と水の
流れる音が近づいてきた。


 さぁ、まぼろしの滝の登場だ!!




 ・・・・・・すいません、色がなんか地味〜な感じなので右の写真 でお願いします。

 富士山というと、須走口や御殿場口の下山道にある砂走りの ように、山肌のほとんどが砂地というイメージを持っていた。実 際、ほとんど砂地で水を蓄えることもないため富士山には川が なく、地肌に落ちた雨水はほぼすべて地中に吸い込まれ、伏流 水となってしまう。この水が富士山から離れた富士宮の白糸の 滝や、三島の湧き水となっているんだろう。
 そう考えるとなるほど、このまぼろしの滝も、雪解けのわずか な時期だけとはいえ、このようにわずかに露出した岩場に水が たまり、流れ始め、このような滝ができたのだろう。
 いや待てよ、逆にこの露出した岩場も、もとはといえば砂地の 中にあったのかもしれない。それが何千年何万年にもわたる雪 解けの繰り返しで、ついに砂地がはがれ、この岩が現れたのか もしれない・・・・・・。
 いずれにしてもこれは、偶然に次ぐ偶然が生み出した、富士 山独特の地形、光景なのだろう・・・・・・。


 

 なお、この期間限定の水の流れ、いったいどこまで流れているのだろう?

 本来であればなかった水が流れてくるのだから、下にだっていつもはなかった川の流れができているのではないかと
思ったのだが・・・・・


 すぐ下のところで、 砂地にそのまんま吸 い込まれてまし た・・・☆

 うぅっ・・・・・・なんて単純な解答だ・・・・・・

 ということで、富士山まぼろしの滝探検ツアー(??)は目的達成できました。

 が、ここでふと疑問が頭をかすった・・・・・・

 「この上流はどうなってるんだろう??」

 ・・・・・・なんでこんなこと思いついたんだろう・・・・・・と、もう少し続きます。

(2007.10.7)

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