槍ヶ岳の巻D 2007.4.29

時間 ポイント 概要 コースタイム
(トータル)
10:35 槍ヶ岳山荘 発
 と、いうことで今日はもう帰りま す・・・



 
 降りる行く先を見下ろすと・・・け
っこうな傾斜だなぁ・・・・・・こんな
とこ登ってきたんだから、そりゃ
あヘバるわなぁ。
 こんなとこ、登ってくる奴の気が
知れん!・・・・・・って、オイラも登
ってきたんですけどね。

 などと考えていると、下からま
た山スキーヤーが上がって来
た。
 「お疲れ様ですぅ〜、もうすぐで
すよ〜。」
 「いや〜、ここ登るの今日2回
目。」

 ハァ?!

 もしかして・・・・
 「2本目滑るんですか?」

 「うん!」

 ・・・・・・参りました・・・・

( 4:17)
10:49 殺生付近通過  殺生付近の高度を通過。この高度差、登りのときは30分以上かかっ
ていたんだよなぁ。それが降りるときは・・・14分かいっ!
   14
( 4:31)
10:55
11:00
小休止  20分近く降りたところで小休止。さすがに下りは登るときとは比べ物
にならないほどの速さで進む。
 特に今回は昨日の新雪がある。足元を気にしなくてはいけない夏場と
は違い、30センチほどの新雪だからどこも気にせずズボズボと足を進
められる。
 例えるなら、夏富士御殿場口の大砂走りのようなものだ。大股で足を
踏み出しても、足つく先の新雪がクッション代わりになってくれるので本
当に駆け下りることも可能。そりゃ早くも降りれるわ。

 しかし、本来であれば『尻セード』で滑り降りる予定だったのだ
が・・・この新雪では、かえって体が沈み込んで全然滑れない・・・・・・予
定外だッ!

 さて、先ほど登ってきた大曲りを見下ろしてみると・・・



 
 確かに大きく曲がってるわなぁ。
    6
( 4:37)
11:25
11:30
大曲付近
 ・・・・・・と、いうわけで(というわ けでもないのだが・・・)、その大 曲のあたりでまた休憩。雪が深 いというのも、これもまた疲れま すわ。

 ここを過ぎると傾斜も楽にな る。・・・いや、別に下りだからど こも楽っちゃあ楽ですが・・・
   25
( 5:02)
12:05
   37
槍沢ロッジ  やぁっと戻ってきましたよ。あ〜疲れた。

 ・・・・・・って、まだ終わってないよ!こっからさらに上高地まで出て、そ
れから沢渡まで出て車で帰らなくっちゃならないんだから・・・・・・

 うっっわっ!今日はなんて長いスケジュールなんだ・・・

 とにかく、ひとまずの問題は上高地に何時までに着けるか。それによ
ってあとのスケジュールもどうなるかが変わってくる。もうお昼の時間だ
けど時間も惜しいので槍ヶ岳山荘で食ったものの残りで空腹をごまか
し、荷物をまとめて出発。
   35
( 5:37)
 さすがにここまで下ってくると、日 も高く上っているせいかだいぶ雪解 けが進んでいる。
 そうだよなぁ・・・もうゴールデンウィ ークだもんなぁ。この北アルプスに も、遅い春がやってくるころだよな ぁ。昨日のあの雪だって、たまたま 天候が悪くなっただけだものなぁ・・・

 と考えながら、ふと足元を見やる と・・・

あ、フキノトウだ!

あぁ・・・こんなところにも北アルプスの春が・・・



 この春は、天麩羅にするとなかなかのお味で・・・
13:26 槍見河原  槍見河原・・・この名前からすると、槍ヶ岳が見えるはずだが、さぁ
て・・・・・・・↓??
 49
( 6:26)
おぉっ!確かに見えた!!

 この谷間の針葉樹林に挟まれるように、ちょこんと白い頭を見せるその姿は、まさに槍ヶ岳。
 昨日はさすがにムリだけど、上高地からエンヤコラと登ってきて、ふと上を見上げたその先に、 ホンのちょっとだけど見まごうことのないその穂先を確認したとき、きっとすごくうれしいだろうな ぁ・・・
14:04
14:10
横尾

 横尾、到着〜!
 左手奥に見える白い山は・・・明神ヶ岳か?!
   38
( 7:04)
15:08
15:12
徳沢園

 徳沢到着。昨日写真を撮り忘れたのでリベンジ写真。

 学生のころは、夏合宿で槍や穂高から降りてきたときは必ずここで一
泊して(テントですが・・)合流したなぁ・・・みんなで注いで注がれてで、
泥酔したりして・・・
 翌朝最終日の上高地までの2時間が二日酔いでけっこうきつかった
記憶が・・・
   58
( 8:02)
15:57
16:05
明神館
 明神館にて、山を背景に。
 「tokkeyさん、アレって明神ですよねっ?」
 「いや、ここから明神は・・・・・・
見えないよ

ガーン
煤i´Д`;)
   45
( 8:47)
16:50 上高地  何とか5時前には到着できた。
 前日はものすごい雪だった上高地も、だいぶ雪が解けていた。大勢
の観光客もこのGWを満喫しているようだ。
 ボクももう1日ゆっくりしたいところだが、こんな中でもボクには翌日の
仕事が待っている・・・(T_T)
 イヤ、同行のtokkeyさんたち3人は明日も休みなんですがね。

 すんません、すんません!。・゜・m(_ _)m・゜・。
   45
( 9:32)

山は楽しい。
苦しかったり
疲れたり
暑かったり
寒かったり
痛かったり
怖かったり
バカバカしくなったり

いろいろあるけれど、それでも乗り越えたあとはみんな楽しい思い出になる。

美しい景色も
歩きながらの仲間との談笑も
テントや山小屋での食事も

みんな山でしか経験できないものだ

できることなら、もう少しでも長く山の中にいられたらいいのに・・・・




でも一生山の中にいるのは困りますけどね


(2007.7.22)

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