2006.9.28 富士登山富士宮口の巻その2

時間 ポイント 概要 コースタイム
(トータル)
14:05 山頂 奥宮 発  浅間大社奥宮に到着してから、25分を費やした。
 さすがに3,700mの薄い酸素には、身体が付き合いきれないようだっ
た。
 富士山に来たはいいけど、本当の山頂はまだ先にある。けど・・・なか
なか足が前に出ない。
 やっぱりやめようかなぁ〜〜・・・と思いながらボンヤリ周りを眺めてい
ると、あとからも、先からも人が往来している。う〜ん、ここで帰るの
も・・・えぇ〜い、行ってしまえ!


 剣が峰へ向かって歩き始めてしばらくすると・・・
 「あ」
 下で通り過ぎてった手ぶらの青年が下ってきた。

 ・・・・

 ・・・

 上まで行ったんかっ!

( 5:11)
14:25
   35
剣が峰  ハァハァと息を切らせながら最後の急登を登ると、測候所がボクを迎
えてくれた。

 現在、測候所はその大半の役割を終え、無人となっている。レーダー
のドームもすでに取り外されている。が、風速、気温などの計測は今も
現役で活躍している。

 ・・・イヤそんなことはどうでもいいんだよ。
   20
( 5:31)
 うりゃっ!↑これが剣が峰から覗く火口だ!!

 ・・・ちなみに、今回登るまで
 「あれっ?・・・富士山の火口って、奥どうなってたっけ?」
 と首をひねってたんだけど・・・今噴火してないんだから底が埋まって
るに決まってるわな。


 ↑とゆーわけで日本最高峰富士山剣が峰である。

 ・・・考えたら、今まで3回も富士山に登っていながら、測候所まで上
がってなかった。てことは、日本の最高峰に来たのが今日が初めてだ
った・・・え゛・・・

 ↑しかしまさかここが二等三角点だとは思ってもみなかった。
14:45
14:57
浅間大社奥宮  下山のためにまず奥宮まで戻る。さ、こっから先は計画通り御殿場下
山道を下りて宝永山経由で富士宮口に下りるぞぉ!

 ・・・・・・

 ・・・・

 ・・・計画通りだったんだけどなぁ・・・

 あ、そうそう。砂避けにカッパとスパッツを履いて・・・

 富士宮口は岩がゴツゴツと多くて登りやすく下りにくい。御殿場口の
登山道は、下のほうが砂だらけで登りづらいものの、上のほうはそうで
もない。でも、大きな石が砂のあちこちに埋まっててそれがどうも・・・な
ぁ。
   10
( 5:41)
15:34 見晴館   だんだんガスが上がってきた。このまま真っ白の中に突入か・・・?
と思いきや、しばらくすると晴れたりとビミョ〜な感じ。
 見晴館を越えると、山道が太陽の反対側に廻ったようだ。日が陰って
しまう。・・・夕闇が心配になってきた。
   37
( 6:18)
15:46 赤岩八合館  ・・・確かに赤岩。この小屋、赤岩を積んで出来てます。

 3分後、ホトンドガスの中に突入した。うぉっ!周りが真っ白で見えなく
なってきた!!

 ・・・道に迷わないように気をつけよう・・・といってもホトンド一本道だ
けど♪
   13
( 6:31)
16:13 分岐  真っ白な中、地図と時折通り過ぎる小屋とを照らし合わせながら降り
る。え〜っと、そろそろ分岐が・・・あ、あったあった。

 御殿場口は砂地が多い。砂が多いと足が沈み込んだり、踏み出した
足が下へ流れたりと登りにくい。ので御殿場の登下山道は、一部で分
かれている。で、その分かれているポイントというのが、この辺りになる
わけである。

 登りと下りが分岐すると、大砂走りももう少し・・・ホラ、1分とかからず
出てきました。

 よぉし、こっから走るぞぉぉっ!

ぉおぉおりゃあぁ

 地を蹴り、力を込めて走る、走る、走る!


 どりゃぁぁぁぁっ・・・・・・つ、疲れた・・・


 息が上がって3分と走れん・・・

*************

 とっとこくだりながら宝永山への分岐を探す。おっかしいなぁ。下山道
に入ってもそんなに下らないであるはずなんだけどなぁ???
 まぁいいや、別に分岐がいくつもあるわけでもないし。慌てず進もう!



* * * 30分経過 * * *


 お・・・おかしい、まさかこんなにかかるはずは・・・つか、これじ
ゃあもう御殿場口に着いちゃうんじゃない
か?!

 ・・・間違いない、どう考えても降りすぎだ・・・あ、思い出した・・・あの
分岐って、特に目印も道しるべも何にもなかったっけ・・・


 ・・・・・・・

 ・・・・

 ・・・



道間違えた・・・
_| ̄|○

 もはや登り返して宝永山から富士宮口に戻る体力も時間もない・・・
登ってたらたぶん途中で真っ暗になるだろう・・・

 夕闇がまた近づいてきた。
 仕方ない、このまま御殿場口にくだろう・・・トホホ
   27
( 6:58)
16:49 ブル道合流  今まで柔らかかった砂地がやや固くなる。重いもので踏み固められた
からだろう・・・小屋の荷揚げ用のブルドーザー道と合流した。
 ここから大石小屋までもう少し、そこから新五合目の駐車場までほん
のわずか。


 ・・・どうしてこんなんなっちゃったんだろう・・・
   36
( 7:34)
17:27 御殿場口駐車場
・・・・・・着いちゃった・・・・・・

 とりあえず、暗くなる前に下山することが出来ました。良かった良かっ
た♪


 ・・・・・・・・・・


 ・・・・・・

 ・・・


 なわけねぇ・・・

 う゛〜〜〜〜・・・・・・富士宮口の車取りに行かないと・・・
   38
( 8:12)


 結局、御殿場口から富士宮口までは、旧2合目の大石小屋にあったタクシーの看板で電話をかけて迎えを頼んだ。

 「・・・・・・
  迎車代で2,000円かかりますけどいいですか?」

 ・・・・・・・いいも悪いも、他に選択の余地がないんですけど・・・・・・


(2007.2.18)


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2006.9.28 富嶽温泉 花の湯