 |
先欠(せんけつ) |
先天欠如歯ってなに?
しばしば人の歯は生まれつき数が足らないことがあります。もちろん後天的に歯を失う場合もあります。数が少ないため、運良くガタガタが無くてすむ人もいますし、スキッパ(空隙歯列弓になっているひともいます。相対的に数が多い方の前歯が飛び出た状態に見えている事もあります。不正咬合の大きな原因となっている事も多いです。
どうしたらいいの?治す方法はあるの?
治療方法の基本的な考え方としては足らない部分を増やすか、無い物として考えるかの何れかです。増やす場合は本来のスペースを回復して人工的な歯を入れることになります。取り外し式の入れ歯、両側の歯を削ってブリッジ、骨に直接人工歯根を入れるインプラントなど色々な方法があります。歯の無かった場所は骨が少ないのですが、最近では骨を十分大きくする方法もあります(歯槽骨の骨幅/高さの延長術、骨移植、骨誘導)。それぞれに利点欠点、装着する時期の問題がありますので、歯を入れてくれる歯科医院で十分相談して下さい。もう一つの方法は1本少ないままで並べるか、そもそも複数の歯を抜かなければならない抜歯ケースであれば、該当歯の1本として考えます。上下で歯の数が合わなければ、計算上きれいに咬み合う事は難しいですが、歯の大きさによっては、比較的よい噛み合わせができる人もいますし、どのように調整しても多少不具合が残るひともいます。多数歯が先欠している場合も同様に、なんだかの対処が必要でしょう。 |
|
|