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術後の管理(じゅつごのかんり) |
退院後、体調が良ければそのまま、当院へご来院ください。簡単なチェックだけ行います。(レントゲンなど)もし、ひどく体調が悪い場合は、後日の来院でもかまいません。
1週間後、外科の施設への診察予定があると思います。受診後、当院へご来院ください。 それまでは、固定されたままだった、お口にかけるゴムは、ご自分で交換できるようになります。当院で装着方法の指導を行い、交換用のゴムをお渡しします。
術後1ヶ月間は、体力的に辛いかも知れません。病み上がりの状態です。簡単なデスクワークなら2-3週間で復帰出来ますが、体力が必要な仕事、スポーツは十分な休養が望ましいです。自分の身体と相談しながらリハビリをして下さい。
直後・1週間後のチェック以降は、また1か月に1回の調節(術後矯正)が続きます。(6か月〜)
外科矯正治療後の食事は、十分気を付けるようにしてください。 退院後1週間まで : 流動食〜ミキサー食です。 退院1週間経過後 : 徐々に軟食(柔らかい食材)で固形物に移行します。 時々、お口のストレッチ(軽い開け閉め)をしましょう。 〜術後6か月 : むやみに硬い物は食べないよう注意してください。 大きい口の開け閉めで違和感が有る場合、無理をしないでください。
外科矯正を行った方の顎の関節内部は、捻れなどでズレが大きくなっています。骨の形がフィットしていませんから、ぎくしゃくとした違和感があるでしょう。これは半年間ほど続く場合も有ります。(3か月程度で収まる事が多いです。)その間、余りにも無茶な事をすると、顎の関節の骨にダメージを与えてしまう事があるので、注意しましょう。長時間の吹奏楽器の演奏などは控えましょう。 特に顎の関節に、そもそも変形を伴うような問題を持っている人は、厳重な注意が必要です。手術後のリハビリと考えて、無理をしないように気を付けましょう。
骨折部位はチタンプレートを用いた固定を行っています。装着したままでも、それほど大きな問題が無い場合もありますが、触ってみて、凹凸を感じるなどの違和感が有る方は、後日撤去する事も可能です。(日帰りの手術でも可能な場合があります。)概ね術後矯正が終了した頃に、撤去かそのまま装着したまま観察に移行するか、検討して貰います。 |
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