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headgear(ヘッドギア) |
治療のメカニクスによっては用いる事が多い装置です
どんな装置なの? 帽子(ネットキャップ)と口(上の奥歯の筒状の金具)に装着する金具の装置(フェースボー)、金具を押さえるゴムで構成されています。お家に居るとき使ってもらいますので、通常は夜間、就寝時の使用になります。
何のために使う装置なの? 通常のタイプのヘッドギア 上顎の大臼歯をしっかり押さえる目的で用います。早期治療に用いる場合は上顎口蓋の後方への成長促進の目的で用います。臼歯の遠心移動が可能な場合は前歯部の叢生改善が期待できます。前後方向のみならず、圧下方向に用いることで大臼歯の圧下が可能です。
アッシャーフェースボー 上の前歯または下の前歯の遠心移動の目的で用います。マルチブラケット治療にて反作用を極力抑える時に利用する事があります。
Jフックヘッドギア 犬歯の遠心移動、前歯の遠心移動の目的で用います。上顎下顎共に用いる事が出来ます。同じくマルチブラケット治療にて用います。厳しい問題を持っているケースでは、複数のヘッドギアを上顎にダブルで用いたり、上顎下顎共に用いる事もあります。
治したい問題点が解決するの? 夜間装着の場合1日の3分の1しか使用できないので、治療効果としては垂直的な問題に対して現状の維持程度しか得られない場合もあります。積極的に行う場合は、外科的に骨に固定源を設置する矯正用インプラントの方を選択した方が良いかもしれません。 |
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