八田行元さんの切り絵
八田さんは堺市中之町にある日蓮宗「妙法寺」のご住職であります。以前は七期会の幹事長としてお世話をしていただきました。
 彼は切り絵が得意・・というよりは玄人はだしの腕を持っていまして、本堂にこの原画を飾ってあります。
 日蓮宗を立教された日蓮上人の一生を開宗750周年を記念して作成されたそうです。
「宗祖御生誕」の場面
「立教開宗」
「鎌倉辻説法」

「龍の口法難」
「帝都弘通付嘱」
「大曼荼羅図顕」
「塚原三昧堂」
植 物 の 切 り 絵    八田行元作
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Etc. 小品集

Ukiyo-e

Lampshade

 河井さんにも作品のご提供をお願いいたしましたら、お嬢様が巧く編集してくださり
送ってくださいました。

故河井憲次さん作

ステンドグラス作品

メルヘンの世界 (約90cm×30cm)

フロアースタンド  H=約120cm

小品   simple is best とばかりに作ってみましたが
simpleなほどむつかしい・・・(H=約40cm)

お寺の古い「行灯」の台と軸を使ってステンド
グラスでランプを再現。お寺に納めました。
       「蓮」

小品「ぶどう」 H=40cm

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明日香  石舞台

紙本祥子さんの作品

   岩壷克哉さんの写真作品2点  (更新)

岩壷さんはご存知のようにカメラマンとして色々な場所で撮影されています。彼は愛機キャノンEOS 5D Mark Uのほかたくさんのカメラを持っておられます。。詳しくは芸術写真が大量に保存されています   K.Iwatsubo Libraryにアクセスしてみてください。

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GALLERY
                                  そのうちに末期高齢者と言われむ樟は若葉し且つ落葉する
悟つたやうに癌を話の種として春の落葉の行方を追へり
五日毎にハスミワクチン注射して我の子歳の春行かむとす
飛蚊症のまなこが追へる「蚊」一匹リハビリ室の淡き帳に

夫の誕生知るこれの世のただ一人卒寿の叔母をホームに訪ぬ
卒寿なる叔母のベッドの愛唱歌集「城ヶ島の雨」の頁に栞

米三合持ちし我等の修学旅行 中三の孫は飛行機でゆく
立秋の駅までの道十余り蝉は骸を隠すことなし
一と人交はるところ熾んなる炎のたてり大文字の火
人いきれの中に孤となり送り火を拝むはらからすでに遥けく

題 詠    「薔  薇」

ハイネの詩の紅き野薔薇はわが知らね凛(すず)しく白き茨に寄りぬ
くれなゐに黒含みたる大輪の薔薇の吐息に歩みを止む






(原文は縦書き)
                                             佐藤多恵子
根は幹と同じ広さに張るといふ楠千年の今年の若葉

松の花触るれば青く煙らひて胞子発たせぬ待ちゐしごとく

山法師散るかと見るに白き蝶たゆたひしのち青空へ消ゆ

沈黙の音におびかれゆくやうな心地に森の径引き返す

杉の値は三十年間おなじとふ「お山の杉の子」もう歌はれず

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【母校を訪問して】 母校三丘会館で金剛俳句会で句会した時に

母校よりブラスバンドの響みきて今訪ひゆかむ心の躍る           ( とよみきて)

坂道を喘ぎ来たりし爺婆に礼儀正しき サッカー部員

Jリーグ名誉会長と同級のわれらにサッカー部目を輝かす

氷菓舐め六十年を遡る君体操部われ音楽部

屋上より海見えし日も杳けしや金剛山に雲の峰立つ                     (はるけしや)
       金平糖
                                             佐藤多恵子
お星さま食ぶると言ひし幼き日金平糖の来歴知らざり

天の川仰ぎて食みし金平糖 まだ空襲のなかりし頃の

金平糖のミニ釜にわが垂らす蜜くちなしの色メロンの香

信長に献上されし金平糖指先ほどに角はなかりき

七月の見舞に金平糖たづさへぬ角二十四の不思議も言ひて

金平糖はほほゑみながら食ぶるもの 老らはなべて昔を語る

金平糖ふふみてゑくぼ浮べたり就職難に立ち対ふ娘は

私たちが子供の頃に歌った「お山の杉の子」は第6番まで歌詞があるそうです。


コンペイトウプチミュージアム」が堺市南島町(三宝)にあるそうです。七道駅より西600m。工場見学、お土産付。作る体験もさせてもらえるそうです。一人800円。072−282−2790。お孫さんとどうぞ。
詩歌とメロディー (注・・原文は縦書き)            佐藤多恵子

 炎暑の午後、和歌山のケアハウスに叔母を訪ねた。舅の末妹で今年卒寿である。入所してもうすぐ三年になるのだが、あまり人づきあいもせず、閉じこもっていることが気になっていた。半年前に会った時よりも目に生気を帯び、笑顔を見せてくれたので安心した。
 ベッドに置かれた一冊の愛唱歌集が目に止まった。最近ヘルパーさんに頼んで買って来てもらったのだという。虫眼鏡で楽譜を辿りながら、夜声が洩れないようにタオルを口に当てて歌ったり、仲良くなった人と一緒に廊下で歌ったりするのだと聞いて涙ぐましくなった。
 あちこちのページに薄紙が挿んであり、その一つに「城ヶ島の雨」があったので、歌おうかと言うと、叔母は「利休鼠の・・・・のところでなんだかおかしくなるのよ」と言う。それでも私に合わせて最後まで唄った。
 北原白秋の詩で有名な城ヶ島は、神奈川県南東部、三浦半島の南端にあり、それを遠望しながらこの歌を口ずさんだ二十数年前が懐かしくなった。詩はメロディーを得て歌われることによって人口に膾炙し、詠われた地名も有名になる一つの例だと言えよう。
 「椰子の実」を詠う時、叔母はこの島崎藤村の詩を最後までしっかりとした口調で音読し、「いい詩だねえ」と言った。若い頃からよく歌っていたからこそだと思う。
 「北上川夜曲」を歌って「どこにある川か人に聞いても知らんというのよ」と言う。岩手県から宮城県へながれているのだと話すと、山形県生まれの叔母は遠くを見るような目をした。窓の外には紀伊の山山が夏霞んでいた。「やはらかに柳青める北上の・・・・・」と私は呟いた。
 あれこれ何曲も歌いそれにまつわる思い出話などをしているうちに時間はあっという間に過ぎて行った。これまでの訪問では老齢ゆえの繰り言の聞き役で終わっていたのだが、今回は一冊の歌集が、思いがけないほど楽しいひとときをもたらしてくれた。
  
 ところで、私達の関っている短歌にも美しいメロディーのつけられているものがあり、私は以下のような歌を折々に口ずさむ。

○ふるさとの   啄木    平井康三郎作曲
    ふるさとの山に向ひていふことなしふるさとの山はありがたきかな
    やはらかに柳青める北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに
   「千の風になって」の新井満も最近作曲したようだが、私はまだ知らない。

○初恋      啄木    越谷達之助作曲
    砂山の砂に腹這ひ初恋のいたみを遠く思ひ出づる日

○平城山     北見志保子     平井康三郎作曲
    人恋ふは悲しきものと平城山にもとほり来つつ耐へ難かりき
    いにしへも夫に恋ひつつ越えしとふ平城山の道に涙おとしぬ

○白鳥の歌    若山牧水      古関裕而作曲
    白鳥は悲しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
    幾山河越えさりゆかば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく
    いざ行かむ行きてまだ見ぬ山を見むこのさみしさに君は耐ふるや

 短歌を作曲するのは大変難しいようだが、これらの作曲家達は短歌を愛好したに違いないと思う。例えば古関裕而は、少年時代から万葉集に親しんだとのことであるし、作曲した中でも「白鳥の歌」を自らの愛唱歌に揚げたという。

○海恋し      与謝野晶子      平井康三郎作曲
    海恋し潮の遠鳴りかぞへつつ少女となりし父母の家
 晶子の歌には他にも多く作曲されているが、詩では「君死にたまふこと勿れ」(吉田隆子作曲)が堺ではよく歌われている。私もコーラスをしたことがあり、そのメロディーを胸に響かせることによって全てを暗誦することができる。メロディーとは有難いものである。

 この一文を書きながら、万葉時代の歌人は、宴や歌垣の場で、どのような節で歌ったのだろうと想像する。私達が百人一首のかるたを詠み上げる時の節の源は、その辺りにあるのではないかと思うのだが、どうであろうか
 
 虹      佐藤多惠子
夕駅へ急げる人を呼び止めぬこの一刻の虹を仰げと
  (平成十六年度堺市民短歌大会 堺市長賞)
虹の弧へ高く挙げたる手の先にしろがね色のデジタルカメラ
虹仰ぎゐる青年の長き頸<アダムの林檎>ごくりと動く
ああと言ひ虹に惹かれて立ち止まる夕べ散歩のあるじとコリー
くきやかな虹と副虹とのあはひ東へと去る一機の尾灯
この夕べ空より帰る旅人の見る虹の輪の美しからむ
はかなさの象徴たりし蜻蛉がガレのガラスに百年透ける
プラチナ箔の光ひそますガレの花器立方体の硝子が囲ふ
触り得ぬガレの花瓶にわが活くる光束ねし透明の花
重層のガレの花瓶の光彩が泉をなせり暗き灯影に
     
 
 Dr.垣内の著書の紹介
 「からだのしくみ カラー事典 垣内義亨著
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川   柳
席題 「鳴る」
 
カルチャーの腕が鳴ってる台所   耕策
短 歌
千七百年神獣鏡を秘めて来し黒塚の濠人を隔つる
盤龍鏡は枕辺に割れ鉄剣は脇に朽ちたり 人骨は無く
三角縁神獣鏡はよもぎ色平成十年の白日の下
三角縁神獣鏡の全きが打ち重なりて緑青を噴く
水銀朱は割竹形の棺底になお血の色す 被葬者不詳
明日香なる狂(たぶ)れ心の渠跡(みぞあと)の藪騒めかす如月の風
酒船の遺跡に出でし大き石亀ひとすぢ昨夜の雨を残せる
石の亀の飲む水槽の上澄みは尾へ流れゆきその先は謎
石舞台の中はがらんどう薄日洩れなめぐじの跡光らせてをり
二上より吹き来る風に浄まりて紫雲英(げんげ)ばたけの濃淡移る
朱の宮青葉の光とどく辺に蘇我の入鹿の首飛ぶ絵巻
多武峰楓の花のうす紅に歳月は透く 大化の改新
豆打てる丸き背中にほっこりと大和盆地の日が溜まりをり
山の辺道通ひけむ神々の恋に降りしか春ぼたん雪
雪被く箸墓古墳とほつ世の神の恋に血を見しと聞く
万葉になきコスモスのそよぎをり初瀬の里の材木置場
法師蝉鳴きかはせるよ崇神陵景行陵と調べたがへて
歌碑尋(と)めて行く手ゆく手に曼珠沙華山の辺の道はるかにくねる

詠み人 佐藤(林)多恵子さん
 歌集「郭公よ啼け」より抜粋

「山の辺の道」を詠む

佐藤多恵子さん書


佐藤多恵子さんの歌集
   「郭公よ啼け」
 発行所 「短歌研究社」

  装画 島 徳子「沙羅」
  題簽 著者(佐藤多恵子)

著者略歴
 昭和60年  「水甕」入社
 平成10年  「水甕」同人

榎本耕策さん作

「知る」
悪い事みんな知ってるカメラの目  耕策
「散る」
超ミニが僕の読書の邪魔をする  耕策
大阪薬業川柳 第百号記念合同句集より
綺麗なんて言われただけで桜色  耕策
生田さんでうっとりさせてプロポーズ  耕策
几帳面な妻で記念日忘れない  耕策
フルムーン今年もやはり空手形  耕策
繁昌亭へ天神さんもかぶりつき  耕策
お別れの潮時財布が知っている  耕策
虎の子へ馬鹿にした様な利子が付く  耕策
名曲に僕もワインも円くなる  耕策
才能というハードル僕を打ちのめす  耕策

永楽正治さん作品  ◎日本書芸院無監査会員
               ◎滴仙会委員 
               ◎青神書法会理事長

書道作品

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村元の師匠は東本願寺派のご住職で、45歳の時から15年間習いました。

藤井善三さん作

ステンドグラス作品

人間はひとくきの葦に過ぎない
だがそれは考える葦である  パスカル
祈りのごときはるか黒富士  草野心平詩
楠野圭子さんの 「さをり織」
楠野(木下)さんは「さをり織」のご自身のブランドをお持ちで作品を販売しておられます。(Keiko Original)
画像が精密ではありませんので質感などが削がれていることと思いますが全体の雰囲気や色彩を味わってください。
楠野さんは、さをり織の創始者・城みさを先生の姪御さんの竹中はるみ先生に堺高島屋ローズカレッジで20年間教わったそうです。これらの作品は比較的初期のもので、作品は難波の宝飾店に出品され少しずつ売れているそうです。
七期会ホームページ"GALLERY"編集子のたってのお願いにより実現いたしました。随分とバラエティ豊かなページになり喜んでいます。自薦他薦でいいですからぜひ写真などを御送りください。
1 前開きジャケット(ウール) 2 キャップスリーブ ブラウス(ウール)
3 へちま衿 前開きジャケット
(ウール)
4 半袖ブラウス(麻)
5 ジャケット(綿 麻) 6 Vネック ベスト (ウール)
7 ジャンパースカート(ウール) 8 前開きベストとマフラー(ウールと綿)
9 前開きジャケット(ウール) 10 ジャケット W打ち合わせ(ウール)
11 ハーフコート(ウールと化繊入り) 12 前ボーダ付ブラウス(ウール)
13 折り返し衿つきベスト(ウール) 14 前ボタン付ベスト(ウール)
15 和風地裂き織ベストとスカート
(絹と化繊)
16 衿付ハーフコート(ウール)
17 ハイネックベスト(ウール) 18 衿折り返しベスト(ウール)
19 ロングコート(ウール) 20 ワンピース(ウール)
21前開きジャケットとマフラー(化繊 ラメ入り) 22 ベストとスカート (ウール)
バラエティ豊かな作品を22点アップしました。
高木さんの絵、藤川さんの陶芸・・・その他ご推薦くだされば取材にお伺いいたします。
     23 Keiko Original
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俳  句
同期の土生重次さん(故人)が主宰していた句会「扉」の機関誌「扉」より
なお、この雑誌の表紙は同期の中辻悦子さんが描いています
扉同人には小川誠二郎さん中野陽典さんがいます
関西でのこの句会は・・・
毎月、第2土曜日午後1時より阪急・塚口駅前「さんさんタウン」でやっていますので
参加のご希望者は中野陽典さんまで
アドレス・・ Sp7m7mq9@cosmos.ocn.ne.jp 中野まで
東福寺での俳句
東福寺苔見えぬまで紅葉散る
国宝を拝観の旅冬紅葉
喜寿近し精進料理の冬座敷
小春日や枯山水の古刹かな
冬薔薇(ソウビ)昭和の美女は今も美女
真言(マントラ)の寺に等伯木の葉降る
淀殿の怨霊の鐘冬ざるる
            

梅雨の明         小川誠二郎

 遠くから缶蹴りの声昼寝覚
 落柿舎に蓑笠かろき梅雨の明
 高まりて果つる声明梅雨の明
 葬列の色とりどりの日傘かな
 鬩ぎ合ふ葉を見下ろして蓮の花
 水底の緑の雲に乗る緋鯉
 虹消えて比叡の藍の深まりぬ

パンの窯        中野陽典

 合歓咲いてミケランジェロの丘に立つ
 夏草や崩るる石のコロッセオ
 炎昼や遺跡の中のパンの窯
 夏木立ヴァチカン国へ長蛇の尾
 昼寝覚む単行本の落つる音
 凌霄花地に触れんとし上向きぬ
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田所 豊さんの雅楽
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小野 敦さんの「仏像彫刻」
奈良県立文化会館にて2010年5月8日展示 六宝地蔵
左上から・・望み 和み 悟り
        実り 勇み 祈り
明星観音 観音菩薩
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富岡隆夫さんの「俳句」   『こりゃあ閑話』より転載
短 歌
ー俳誌「扉」の掲載作品よりー
 2006年1月〜3月
スイッチをまさぐる先に夜の秋
遠汽笛鋏の響く蜜柑狩
蒼深き浦賀水道蜜柑熟れ
登り窯主は金髪竹の春
児のためよ低めに熟れて蜜柑山
古稀の日や秋天に掌をかざし見る
寒がりの樹から黄ばみて小公園
蔦紅葉古稀に祝ひの赤ワイン
聖樹の灯朱と金との中華街
酔醒めや寒満月のしかめ面
顔見世に東山から吹き颪す
酔ひ淡しオリオン斜に戴きて
ー徘誌「歴路」掲載作品よりー
竹の秋縮まつてゐし吾が背丈
猫死んで秋の深夜の闇を増し
猫ありし家のしづかや秋の風
千振の匂ひに祖母の顔浮かぶ
老猫の水を欲しがる被爆の日
ためらいつ朱を引く稿や筆始
巴里行きの近道探す春の夢
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    画 友 会  志摩さんと紙本さんたちのグループ展
第17回の画友会が5月19日〜24日まで堺東の「ギャラリー さかい」で行われました。七期会の旧友もたくさん鑑賞に訪れたそうです。お二人の作品をご鑑賞ください。
志摩達夫さんの作品

「ハロン湾」

元気復活、志摩達夫さん
         「桂浜」       「滝畑ダム」
紙本祥子さんの作品


「画友会グループ展」会場 ギャラリー さかい

「ほおずき」

「大王崎」
画友会の案内が志摩さんから届きました。早速、大阪七期会の皆さんにご案内のメールを差し上げましたら、たくさんの七期生が馳せ参じました。
 私と下村さんと5月21日(土)午後に行って来ました。大場さんも来てくださっていました。
 志摩さんは去年の年末からずっと入院と退院を繰り返しておられました。10月の七期会コンペには元気なお姿を拝見していましたのに血液の病気だったとか。でも復活してよかったです。
 9月に母校の「三丘会館」で同期の高木さんや鈴木さんたちとのグループ展『五弁会』が行われるそうですが、ぜひ鑑賞に行ってください。
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阪口正浩さんの作品
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 「五弁会」 《堺中、三国丘高校同窓の絵画グループ》
七期会関係では鈴木佳代子さん志摩達夫さん、高木正邦さんがメンバーです。
9月18日、ナンバ戎橋にある「ナルミヤ画廊」へ展覧会の取材に行ってきました。ちょうど高木さんが居られましてご挨拶してきました。
鈴木佳代子さんの作品

「森の音色T」(油彩6号)

「森の音色U」(油彩6号)
志摩達夫さんの作品

「郷愁」(油彩50号)

「堺東保育園」(油彩50号)
高木正邦さんの作品

「桜島」(油彩100号)

ギャラリー「ナルミヤ」と高木さん
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    藤川宣雄さんの陶芸     【 陶工房 宣 】
ロクロで形成 乾燥させ釉薬を塗って焼き締める
 2010年11月20日〜22日 取材してきました。【記者・・村元】
 藤川さんの陶工房『宣』陶芸教室展  《法隆寺インフォメーションセンターにて》
 法隆寺インフォメーションセンター2階     受付
  「柚子肌天目釉茶碗」     「藻紋絵皿」
   「焼き締め懸け花」   「織部釉掛け分け流司」
   陶芸展風景 お弟子さんの作品です。   お客様に解説している藤川さん
 この「i センター」には古代の建築について解説しているコーナーがあります。 大工道具などの解説をしています。
時間があれば寄ってみてください。
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      福 森 深 雪 さ ん の 陶 芸
福森深雪さん(清水さん)から、ご自身が制作された陶芸作品の写真を送ってきてくれました。
 先日、藤ノ木古墳、法隆寺、中宮寺と藤川宣雄さんの陶芸工房に寄せていただいたときに刺激を受けて帰ったと言うことです。この作品5点は以前に制作された作品だそうで、これを機会に再挑戦しようかと思っています、、とのお手紙が入っていました。

陶芸の創造に意欲を燃やしていただいて、また投稿をお願いしたいと思います。

『・・・』は作品の名前が送られて来次第、記入します。

    『白萩織部釉花器』
 
   『そば天目掛分壷』

  『辰砂大皿』

   『天目掛分壷』

   『窯変耳付壷』
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河村周一さんの俳句
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 天 辺
早春の百舌鳥古墳群ペダル踏む
幾千のたんぽぽの絮旅に出る
ほととぎす天辺駆けて来たさうな
叡山の只中にゐて雲の峰
大滝に声をあづけて無言行
飛鳥路や地蔵坐します仏の座
春寒や千歳微笑む飛鳥仏
白椿楚楚と天平観世音
如月の墓所に手向けむ一朶なり
西行庵行くも帰へるも花ぐもり
天平の甍遠見て青き踏む
ぼうたんや長谷観音の御手の内
馬の背に落暉止めて練供養
御影堂「濤聲」黙す鑑真忌
みほとけの慈悲のまなざし露の秋
墳丘の畑千年の葱坊主
のどけしや世世の佐紀野の媛御陵
葛城の室大墓や夏落葉
夏草や卑弥呼の墓は径百歩
牽牛子の墳墓に群るる秋の蝿

    
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【解説】  《高校七期の仲間四人で陵墓探索に出かけたときのもの》
早春の・・・」 堺百舌鳥古墳群をレンタサイクルで巡りました
墳丘の・・・」 桜井磐余のメスリ山古墳。墳丘が畑に、蜜柑の木も植わっていました。
のどけしや・・・」 佐紀には磐之媛、日葉酢媛、孝謙・称徳女帝、神功皇后と媛御陵が並ぶ。
葛城の・・・」 御所市の室の葛城襲津彦(磐之媛の父)の大墓。丘に登り石室を覗く。
夏草や・・・」 高槻の三島古墳群を訪ね、3世紀卑弥呼の時代の天満宮山古墳で魏の年号・青龍
三年(235年)銘の鏡が出土。魏の明帝から銅鏡百枚を贈られたのは景初二年(238年)の事。古墳
は18×21の長方形墳。卑弥呼の墓(径30m)を想って・・・。
牽牛子の・・・」 斉明女帝の八角墳出土か・・・と新聞が報じ、明日香の牽牛子塚古墳に大勢が詰
め掛けました。
      《高校七期、外遊びクラブや山楽会と》
ほととぎす・・・」 有馬富士でホトトギスの鳴くのを聞いて。
叡山の・・・」 山楽会で行った時に。
馬の背に・・・」 山楽会の二上山登山のあと、東麓の「當麻曼荼羅」を織り上げた中将姫の二十五
    菩薩来迎法会にて。毎年5月14日
御影堂・・」 七期・外遊びクラブで。遷都1300年祭の平城宮跡から唐招提寺へ。この日は鑑真忌。
    東山魁夷画伯の襖絵が公開されていました。
みほとけの・・・」 七期・外遊びクラブで、山の辺の道を歩き、長岳寺を訪ねて。
 河村周一さんの短歌
     『二〇一一短歌紀行』  (四)   
児玉桃さんのコンサートが倉敷大原美術館ギャラリーで開かれました。岡山は吉備の国、畿内と西海を繋ぐ吉備王国はその要所でした。百襲姫(ももそひめ)や吉備津彦を合祀する孝霊神社もあります。河村さんはレンタサイクルで吉備路を回りました。その一つに『造山古墳(つくりやまこふん)』があります。これは日本で4番目に大きい古墳です。もう一つは『備中国分寺』。この日のメニューは欲張っています。このような古代史に出てきます旧跡の訪問、大原美術館で絵などの鑑賞、それに児玉桃さんのコンサートです。何しろこの日は日帰りですから忙しかったことでしょう。以下、河村さんのこの日の短歌を書き示していますのでご鑑賞ください。
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はろばろと吉備津彦神社を訪ね来て中山仰ぐ吉備国一ノ宮
ペダル踏みし百舌鳥古墳群さながらにレンタサイクル吉備路をいかむ
扁額に吉備津宮と昇殿の二人の巫女の揺る朱の裳裾
塩に鉄古来交易盛んなる治む吉備国巨大古墳造る
造山古墳田に出で立ちて村を呑む陪塚六つただの首長墓
国分寺五重塔の裾に敷く赤松林千年の跡
堀川を艀通ひし倉敷の川岸の柳蔵屋敷街
あれもこれも数多巨匠の絵画群実物前に感激しきり
風情ある川端路地をそぞろ来て郷土料理に舌鼓うつ
当日九月二十四日午後六時半開演、大原美術館本館2階ギャラリーにて

音弾ねる大屋根に映ゆ緑色華やぐ変奏至福の中に
興奮の表情緩む時もなく鍵盤叩く髪揺るるほど
             …華麗なる変奏曲 変ロ長調

緩やかにノクターンの調べしとやかにギャラリーの間に夢心地して
             …ノクターン 変ニ長調

華やかに高まる情感軽やかに高鳴る幻想心の惑ひ
                   …幻想即興曲 嬰ハ短調

鍵盤の端から端へ心地よき激しく軽く恍惚招く
             …スケルツォ 第2番 変ロ長調

矢継ぎ早や的確に打つハ長調音色しみじみ静かに終はる
             …ノクターン ハ短調

うっとりと心和らぐ昔日の調べ懐かし子供の情景
             …アンコール曲 シューマン (トロイメライ)

陶酔の夕べ見えし音の色ピアノの横のモネの睡蓮
                  …アンコール曲 ドビッシー
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 河村周一さん 【短歌紀行集】
PDFファイルで保存しています 
 短歌紀行 2012年 『初山(二上山)』
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河村周一さんの水彩画
河村さんはいつもポータブル水彩画セットを持ち歩いています。時間さえあればスケッチをして、そして彩色するまでの時間が約10分ほどあれば仕上がるそうです。
   シンホニーホール    竜田川と三室山の桜
 2011年8月 「御嶽山」 2009.7.19 「湖面にゆらぐ逆さマッターホーン」
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石塚和久さんの写真
「ほほえみ」   横浜・三渓園にて 「雨上がり」   横浜・三渓園にて
「真夏のクィーン」   横浜・三渓園にて 「仲良しいとこ」  石塚さんのお孫さん
 
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今西邦一さんの書道 2012/10/28  
 
解説・・永六輔著の「大往生」は"旅立たれた方々は西方浄土へ往かれ生まれ変わられ大いに生きておられる"ということ。「往相還相」は浄土真宗・正信偈の中の「往還回向由他力」よりの引用で"往相はこの世から浄土へ往かれ仏となって大いに生きておられて「還相」はこの世の我々を導き見守られる為に我々のもとに還ってこられ教化し見守ってくださっている"ということです。小児癌の治療医も小児癌で愛児を失ったどん底の親たちの心をどのように鎮めたらいいか、いろいろ悩んだ末にこの「往相還相」の教えが大いに役立ったという話を聞いています。《今西邦一》 解説・・向井去来の「魂棚(霊を安置する棚)の奥に懐かしい祖(親)の顔」。"魂棚の奥におられる旅立たれた方々のお顔を思い出し偲んで頂ければいつも見守って下さっている"ということ。  
   今西さんの趣味は彫刻刀を使い「一刀彫」を作ること。手前の像は『干支』の彫刻です。「亥」から「巳」までの7つです。

また、後ろは「組子細工」です。
 
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    【金剛俳句会】
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志摩達夫さんの油絵
メテオラ    《油彩》
アンコールワット     《油彩》
葛城山麓     《油彩》
下赤阪の棚田    《油彩》
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世界遺産には程遠しマンションに囲まれてゆく百舌鳥古墳群
ニサンザイ古墳を回る濠の水鴨を居着かせとろりと蒼し
被葬者の判かぬ古墳の鬱蒼たり濠に養ふ水鳥あまた
漣を横切り雄を先頭に水の緒引きて鴨の寄りくる
濠水をかい潜るとき浮かぶとき波紋の芯となれる鵜の鳥
大阪城の濠の石垣攀ぢむとしずり落ちてゆく白き捨て猫
「千の風になつて」の歌が流れゐる風なき地下街冬の噴水
さくらいろの色素みちゆく幹も枝も辰巳の方へ傾れて伸びる
久びさに抱かせてもらふみどり児の涎清らに喃語潤ふ
りんりんと乳母車押しし媼らが腰掛兼用の車押しゆく
三好達治の「乳母車」の詩碑見て戻る肩に樗の花のこぼるる
落花あり沙羅の初花昨日咲くと知りぬ樹高のかく伸びたれば
梅雨晴間干しゐる傘の赤と紺今朝の烏はア音で啼くよ
「散策」              佐藤多恵子
同人誌「時差信号」(第三号)   〇七年十二月発行

坂口健二さん作

三億円当てて泡吹く夢のなか    健二
坂口健二さん、榎本耕策さんの作品
また今日も決り文句と最敬礼   健二
凛と咲く梅でありたい熟年期   健二
「弱い」
スッポンの生き血を飲んでも効きまへん  耕策
愛読書家庭の医学手放せず 健二
這えば立て立てば塾へと追いやられ   健二
机だけ立派に目立つ子供部屋     健二
狭き門球の速さで広くなり    健二
改革の痛みで不安増す老後   けんじ
厚労省姥捨山へご案内   けんじ
蟹工船読めばその次楢山節考   けんじ
客席は舞台にまけず花ざかり   けんじ
ライバルを甘いセリフでほめごろし   けんじ
孫の名の提灯さがす地蔵盆   けんじ
プレゼント敬老と知り喜べず  けんじ
仏縁を求め涙の観音みち   けんじ
「七期・外遊びクラブ」への挿入句
正倉院展から
人人人隙間を覗く正倉展   耕策
カットグラスに天平センスてんこ盛り  耕策
あこがれの美人にします八角鏡   耕策
目も口もしっかり肥えた古都の秋   耕策
注目に小皿のエビも身が縮む   耕策
打ち上げに急階段も足軽し   耕策
来てみれば入居者募集貸店舗  けんじ
シャッターに侘しくひびくジングルベル けんじ
丑の歳日本の国どこへ行く  けんじ
【最新作】榎本さん
ちょっと置く老眼鏡が見つからず   耕策
安売りを派手な指輪がかき混ぜる  耕策
あくびして今日の予定を妻に聞く   耕策
公園が二度目の遊ぶ場所となり   耕策
いけめんも僕もよく似た足の裏   耕策
皆好きで美男といえば諭吉さん   耕策
アンテナを磨きチャンスを待っている   耕策
朗報手に老眼鏡に息をかけ   耕策
できちゃったの一言効いてゴールイン  耕策
ぽっくり寺へ白紙委任の遺言状   耕策
「孤となりて」                      佐藤多恵子   
同人誌「時差信号」(第五号)   〇八年十二月発行


席 題 「演技」
優先席 座る演技に してる後期   耕策
宿 題 「お金」
愛一杯で お金の入る 余地がない  耕策
棺桶で 小銭を握り 離さない   耕策
「あかん」  少子化へ 役立ちたいが もうあかん  耕策

GALLERYの目次

下村さんの水彩画 村元さんの書
岩壷さんのPhotos

紙本さんの絵画 藤井さんのステンドグラス 河井さんのステンドグラス
永楽さんの書 榎本さん坂口さんの川柳 佐藤さんの短歌
垣内さんの著書紹介 八田さんの切り絵 志摩さんの油絵
楠野圭子さんのさをり織 小川誠二郎さん、中野陽典さんの俳句 田所豊さんの雅楽
小野敦さんの仏像彫刻 富岡隆夫さんの俳句 《こりゃあ閑話》より 志摩、紙本「画友会」作品
阪口正浩さんの作品   鈴木佳代子さん、志摩達夫さん、高木正邦さん「五弁会」作品
藤川宣雄さんの陶芸   福森(清水)深雪さんの陶芸 河村周一さんの俳句、短歌
河村さんの水彩画   石塚和久さんの写真
陶工房「宣」教室展
2013 藤川陶芸教室展へ
故志摩達夫さん遺作展 下村さん「二水会出品作品」
大阪狭山市SAYAKAホールにて2012年より
      
2011年以降の『五弁会』作品
 ( 高精細写真 ) 
 今西邦一さん書と彫刻 【金剛俳句会】第1ページより 2013.8より
第2ページ 第11回より
代表 中野陽典さん
 鈴木佳代子さん『行動展』
鈴木佳代子さん『陶芸作品』2016
三木徳彦さんと
         中辻さんの個展
 
 道頓堀サロン
   戸堂ギャラリー作品展
閉鎖
  

村元さんの書道

 また詳しくは、村元個人ブログ10/8に書いてあります。なお、精細写真は別ページ「下村さん2016」に。2016年.10月.7日、8日に来られた同期生は「井狩、来田,井関、角谷、森本、榎本、榎本ちづ子、楠野、加龍、斎藤、長島、大場、佐野、村元、西田、里見、都、村田愃・和子夫妻、岩崎各氏でした。

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 下村さんの水彩画

下村耕一さんの2016年度の作品点。10月7日より3日間、狭山SAYAKAホールでグループ展をいたしました。。

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「花水木」 ティファニースタジオのデザイン
シェードの最大直径は16インチH=約60cm

藤井さんは高槻に「STUDIO フジイ」という教室を持っておられます。もし興味がありましたら下記まで
ご連絡ください。
 〒569-0051 高槻市八幡町2−20  090-8140-2545(藤井善三さん)

                                  
岩壷さん作品  『芒』 

岩壷さん作品  『ウィンドサーフィン』 
 
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