平城遷都1300年祭

2010年6月7日(月)

七期会の皆さん22名が「遷都1300年祭」の会場、平城宮跡と唐招提寺、薬師寺に行って来ました。
近鉄・大和西大寺駅に17名が午前10時集合。 (午後から5名が参加)
まず、東西約1.3km、南北約1km、、面積が約120haという広大な広さに圧倒されながら我々は蟻のように歩き回りました。午後は西ノ京駅で5名と合流、年にたった3日しか公開されない鑑真和上の坐像(国宝)にお会いしたく唐招提寺に行って来ました。また、去年、航空自衛隊基地に行ったときにも訪れました薬師寺にも行って来ました。最後まで絵物語をお読みください。
大和西大寺駅に午前10時に集合。。シャトルバスに乗る予定でしたが満席のため歩く事にしました。 バスですと、次のバスを待つ待ち時間と乗車時間を合わせますと30分はかかりそうです。お元気さんは歩く事にしました。
バスですと「A・エントランス広場」に着くはずなんですが、歩きましたので『大極殿』に近い「D・交流広場」に着きました。ここでしばらく休憩です。まだお弁当を買っていない人はここで購入。。 準備万端、天候も曇りで最高のコンディション。女の子達は「紫外線が少ないので助かるわぁ」
後ろに見えているのが「大極殿」。団体の客もバスで続々と入ってきます。(撮影・吉村)
天平の美女  「きみが袖ふる・・・」  御座の飾り
何と大きな大極殿なんでしょうか。。基壇だけでも2階ほどの高さがあり、最新式の免震装置がその基壇の中に備えてあるそうです。この中で自由時間を設定、出口付近で待ち合わせをしました。 後ほど行くこの朱雀門と比べてみてください。。この朱雀門ができた時は大きな建物だなぁ・・と2回ほど見に行ったことがあります。
でも大極殿は基壇も柱の数と太さも桁違いです。
大極殿のシビ    撮影・・森本
「東院庭園広場」に行く途中、発掘調査をしていました。じっくりと見学。手順や作業の段取りなんかもよく分かりました。狭い日本に住んでいる私たちは海以外ではこんなに広い平面の土地をあまり見たことがありません。当時の都の人たちを羨ましく思いました。 東院庭園広場の手前に「休憩所」がありました。この東院庭園広場は少し離れていますので案外人が少ないのです。午前11時半なんですがお楽しみ「お弁当」です。どこかでビールを買ってきている人もいますよ。
東院とは皇太子の居住空間で東宮ともいいます。ここに庭園がありますので見学をしました。この近くには法華寺や海龍王寺などがあります。 周遊回廊になっていてゆっくりと歩いて都びとになったつもりでした。
後列・・池川、斉藤、井関、来田。
前列・・加龍、角谷、森本、村元、佐野、武平
東院庭園から西南の方に「朱雀門」がランドマークのように見えています。ずいぶん遠いように見えましたが・・・踏切を渡り、、、朱雀門やエントランス広場に向って頑張って歩いてくれました。
遣唐使船の前で「記念写真」を撮りました。この広場には食事処や軽食、スナックを売っている店、お便所、売店、案内所などがあります。バスに乗る時刻は午後1時20分ですよ、と約束しておいて解散。
シャトルバスで大和西大寺駅に出発。携帯に井狩さんから、「西ノ京駅」で待ってる、、と電話。 「よく見えて良いでしょう」と前のおっちゃんに言っています。
西大寺駅発1時58分に乗り西ノ京駅に着きますとサプライズ。福森(清水)さんが。車で来たそうです。ここでもう一つサプライズ、それは同期の阪口正浩さんにあったことです。「元気そうやね」「案内するから一緒に遊ぼうや」 唐招提寺の金堂です。10年ほどかけて解体修理が出来上がったところなんです。5日から3日間、国宝・鑑真和上坐像の公開があるので賑わっています。
ご存知のように鑑真和上は戒律をするために日本に呼ばれ艱難辛苦のあと、ようやくたどり着いたのですが目が見えなくなっておられました。
これが鑑真和上がおわす御影堂(旧一乗院宸殿)です。撮影禁止です。
この公開は鑑真和上の開山忌舎利会と正式に言うそうです。(6月5日、6日)

一番奥に坐像がありまして「焼香」をさせていただけます。手前のお部屋から拝むのですが、そのお部屋には東山魁夷画伯の障壁画「山雲」「涛声」なども公開されていました。
お庭は撮影してもいいのです。左が橘、右が梅です。

「国宝・鑑真和上坐像」の御前でしばし正座してお顔をじっと見つめていました。憧れていたこのお姿に感動いたしました。艱難辛苦、請われてこの日本に来られて利用だけされて・・ほんとにお気の毒に、、そう思うとお会いできた事に感動いたしました。東山魁夷画伯の襖絵も素晴らしく値打ちのあるイベントでした。そのあと、鑑真和上の眠っておられる御廟までお参りに行きました。普段はめったに行けない所です。
御影堂の東にあります和上の御廟に行きました。 講堂の裏の一角に芭蕉の有名な句
「若葉して御目のしずくぬぐはばや」の句碑が立っています。右の蘇鉄の葉が少し邪魔ですが・・・。
全員揃いましたので記念写真を門前で撮りました。今日の「予定は終了」ということで西ノ京駅に向かいます。薬師寺の東塔が1300年祭が済めば10年の予定で解体修理に入ります。覆いがかけられ塔ともお会いできないかもしれません。入ろうや、、ということで殆んどの人が入山。 薬師寺には金堂、講堂、三重塔の東塔と西塔だけでなく道を挟んで「玄奘三蔵院」伽藍があります。その中には平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」があります。是非拝見したいと言う人も多かったです。
吉村さんが撮って送って来てくれた東塔の写真です。 ↑ 10年後まで生きていることを念じています。皆様。
右が東塔です。
薬師寺さんはエレベーターを使って解体現場などを見せてくださるそうです。私はそれの方が興味があります。きっと有料でしょうね。
10年後の美女は・・・10年経っても美女!! 10年経っても、1300年経っても・・だいじょうぶ ↑
「薬師寺」参拝の後、皆さんは午後4時45分発の西大寺行きに乗って乗り換え、11名がナンバに出て『蓬莱』で乾杯したそうです。  

森本さんと吉村さんは撮影隊 ↑  オシャベリしているヤツはだれだっ!!

唐招提寺・・鑑真和上坐像
皆さんがご機嫌麗しく無事にご帰宅されたと聞いています。ずい分歩きましたのでお疲れが出ませんように。
万歩計では20000歩だったと誰かが言っていました。距離的には計算しますとそれほどでもないのですが休憩する時間や場所にこれから注意いたします。行く箇所は欲張らずお年に合わせた企画をいたしますので、是非七期会の皆さん、ご参加を。。11月は「錦秋の京都」ということで以前行った嵐山,嵯峨野界隈にいたします。湯豆腐を食べノンビリいたしましょう。。
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