沼津あれこれ

2005/03/14 伊豆は地名で大混乱




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 昨年は伊豆市ができ、今年は伊豆の国市が隣にできる予定だ。JAが既に伊豆の国を使っているのをあやかったわけでもあるまい。少し前には◯◯王国などという人をくった町興しもあったが、行政区画まで真似るのは異常である。


 東西南北や上中下をつけて安易な名称をつけるのも芸がない。どこもかしこも伊豆をつけるから区別がつかなくなる。あやかり地名もほどほどにしてほしい。ご先祖様が彼岸や盆に戻られるとき戸惑ってしまうだろう。


 クルマのナンバープレートに伊豆をつける運動もあるようだ。でも、由緒ある田方や賀茂をなぜ使わないのかと思う。これも湘南と同様にイメージだけが先行した発想だろう。温泉や観光だけが優先した伊豆のイメージにしがみつくのもおかしい。


 伊豆半島は天城山系が各地を分断し、相互の結びつきを希薄にさせている。もし、結びつける気があるなら天城を使う方が理にかなうのではなかろうか。人がいず(いない)なんて皮肉られるより、自然の幸を恵む地神としての天城を大切にしたい。

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