たかがクルマのことだけど

第3部 クルマを通じて感じること


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 これまでは、第1部で「こうあるべきだ」という側面と第2部で「こういう利用法もある」という具体例を示してきました。でも、長く運転してくると単なる技術論を超えて、他人と結びつく面も触れざるをえません。


 移動や運搬の手段にすぎないクルマですが、また近年は環境汚染やエネルギー効率でとかく悪者扱いされるクルマにせよ、道具を超えた愛着も伴います。それは博物館にしまって置くものでなく、利用の中で反映させたいものです。


 それは、運転という営み野中での人と人の結びつきであり、一緒に利用する中でのドライバーと同乗する人との触れ合いです。こういうものはクルマを語るときに捨てられてしまいがちです。


 これから綴ることは過去の事例でありながら、これからも無視できない側面です。運転の上手下手ということよりも、どうしたら互いが理解しあえるかということを中心にしていきたいと思います。

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