たかがクルマのことだけど

合図は最も簡単な連絡の方法


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                  ●互いの意思を確かめる合図      
                  ●何が起こるかわからないのが運転だ
                  ●合図の方法はひとつじゃない     
                  ●どちらから合図するか         
                  ●合図する気がなければ無意味    

                  ●メンバー次第の面がある       


 同乗者がいても行動を開始するたびに携帯電話を使うのは無駄である。また、同乗者がいないドライバーが運転中に携帯を使用するのは危険だ。そうなると最も簡単な連絡の方法は合図しかない。




互いの意思を確かめる合図

 「相手にわかってもらうための合図」についてはすでに触れたから、「互いの意思を確かめるための合図」に絞って考えてみよう。実はこの2つが伴って合図が本当に機能する。(1)相手に働きかけ、(2)相手の反応をたしかめ、(3)行動に移る橋渡しする営みが合図だからだ。合図したからわかるはずというのは思い上がりな行動である。互いが了解して意味を持ち、行動できる。



何が起こるかわからないのが運転だ

 どんなに詳細に計画をたてても、細かく打ち合せしてもクルマを走らせるときには思わぬノイズが介在する。信号、割り込み、一時停止がないほうが珍しい。そして、とっさの判断を強いられるのが運転だ。1台だけならブレーキやハンドル操作で回避できても、数台では対処できないから互いの意思を常に確かめる必要がある。
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合図の方法はひとつじゃない

 合図の方法はウインカー、ブレーキ、ライト、ハザードランプそして前後のワイパーでも行なえる。誰もが思いつくボードや旗は接近していないと役に立たない。また、予告合図と本合図の使い分けもある。何をどう使うかは好みできめればいいがあまり細かくしても無駄である。シインプルで簡単に操作できればいい。



どちらから合図するか

 合図を出すのをどちらにするかも悩むところだ。前車にするか後車にするかというより、気くばりや判断力があるドライバーが出した方がいいときが多い。右左折は前車が出しても、車線変更は後車から始めた方がスムーズにいく。また、離れたときに前車が先で待っているときは遅れた車がパッシングしたほうが発進に無駄がない。要は状況しだいで互いに合図しあえば済むことだ。
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合図する気がなければ無意味

 問題は、日頃から合図をしていない者に多くを期待できないことだ。マイペースでしか走れないドライバーに無理を強いても続かないのは経験してきた。細かく決めても実行しなければ合図は徒労に終るだけである。3つぐらいに絞ってキッチリ実行すれば十分である。



メンバー次第の面がある

 相手に多くを望まず、互いが自己責任のもとに走行する方が気疲れが少ない。無理にくっつかず集合場所を決めて走る方がいいのかもしれない。でも、互いのクセを知っていれば合図のタイミングも決ってスムーズな走行ができる。どちらにするかは、メンバー次第であろう。

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