2-3 平湯温泉と安房峠

前頁  次頁


トップページ  風呂全項目  よりみち解説   旅行解説   お笑い解説

 松本市と高山市を結ぶ国道158号は安房(あぼう)トンネルが開通してから交通量が増えた。急カーブが続く狭い山道を40〜50分かけて恐る恐る走ったことを覚えている人も少ないだろう。わたしが初めてクルマで平湯峠を訪れたときは真夜中で、大型トレーラーに下り坂のバックを強いられて冷汗をかいた。平湯温泉に着いたときは町がひっそりとしていてやけに落ち着かなかった想い出がある。

 わたしが初めて平湯温泉に立ち寄ったのは高天ガ原の下りだった。バスで高山に抜け、実家に立ち寄って東京に戻った。その後も高山や白川郷に向かうときに平湯温泉を抜けた。湯煙りもたつひなびた温泉だったが安房トンネルの開通とともに北アルプスの交通要所となっている。

 平湯からは、乗鞍スカイライン経由で畳平から乗鞍岳往復、国道471号を使って上宝へ至る奥飛騨温泉郷めぐり、そして国道158号の安房トンネル経由で上高地の三つが選べる。バスターミナルには温泉も併設され、我が家の愛用湯でもある。

 平湯は昔からのひなびた温泉街で道端から湯けむりが立ち上がる。バイパスで囲まれているから気づかずに通り過ぎてしまうが、オートキャンプ場や日帰り温泉もあってぜひ立ち寄りたいものだ。車から降りて、古い社を眺め、湯につかってゆっくり歩きまわりたい場所である。

【追記】

 平湯温泉のバスターミナルに併設されている「アルプス街道平湯」は何度も出向き、家族を待つ間にまわりの山を何度も眺めました。谷間の景色は山頂と違って圧迫感があります。また、ここは入浴と買い物で済ませ写真は一切撮っていません。そこで、掲載したのは平湯温泉と新穂高温泉の間にある栃尾温泉で撮りました。デジタルビデオカメラで撮影した画面を静止させた画像ですからカメラとは若干構図が異なります。

 なお、アルプス街道平湯のホームページとあわせて平湯温泉の全体が的確に握できる平湯温泉旅館協同組合のホームページにリンクさせていただきました。