洗い過ぎは肌の敵

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 二日で4ヶ所(3ヶ所は天然温泉)まとめて銭湯めぐりをしたら肌がヒリヒリする。出向いた先々でボディソープをたっぷり使い、隅々までこすって洗ったせいだろう。皮膚を削り取るような洗い方が肌を傷めたのにちがいない。天然温泉のはしごもほどほどにしていくしかないようだ。

 最近は食器の水洗いや洗濯の手洗いをしていないがあれは肌荒れの元だった。皮膚の粘膜を流してしまうからだろう。肌がかさかさして女性には辛い仕事で、肌のうるおいを失わせる元だった。身体を洗い過ぎるのもこれと同じだろう。

 温泉は必ずしも薬効があるとは限らない。温度か成分のいずれかを満たせば温泉と呼ぶだけである。それを知らずに天然温泉に多くを望むのは健康を害する元だろう。これとは別のことだが入浴の仕方も身体に影響する。わたしのように身体を清潔にするという入浴法は過剰に洗い過ぎるて皮膚の粘膜を削り取ることになる。

 衛生にこだわれば入るたびに身体を洗うにこしたことはない。また、温泉の鮮度維持からみるとお湯を汚さないことも大切である。でも、人体という側面からみれば皮膚を保護する粘膜をわざわざ削り取るのは危険だろう。そこをいかに調和させるかも入浴で忘れてはならないことである。二度目からは掛け湯で対応するしかないだろう。また、薬効があるにせよ何度も入浴するのは逆効果を生むにちがいない。

 そこで、洗い過ぎはどんな逆効果を生むのか調べてみるとけっこう笑えない事例がある。
 出典はゲンダイネットの【すこやか生活術】にある「洗い過ぎでかかる病気 "清潔"が健康的とは限らない」です。http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16670

 ●体の洗い過ぎーー湿疹

 人間の皮膚に覆われている雑菌などの侵入を防ぐ『表皮ブドウ菌』を流して、乾燥肌になったり、ひどいときには湿疹やただれができる。

 ●頭髪の洗い過ぎーーハゲ

 頭皮を覆う皮脂膜を洗い過ぎると、皮脂膜を補充しようと皮脂の分泌が高まったり皮脂不足になり、抜け毛やハゲになりやすい。

 この他にお尻や性器の洗い過ぎも出ているが興味本位になるので省略する。

 断っておくが、だから不潔なままで良いというつもりはない。農薬の害を指摘して無農薬栽培を美化するようなことはしたくない。ほどほどにしようと言うだけである。