先日のU君に続き、ベテランのパートSさんまでが会社を辞めてしまった。そんな徴候もなかっただけに、ちょっとショックだった。思い起こすと、夏休みに入る前、やけに丁寧に挨拶をされたので、その時にはもう決めていたのかもしれない。理由は、体の調子が悪く、仕事に耐えられないということだった。Sさんは仕事ができるのみならず、パートのリーダー的存在で、話せる人だっただけに残念だ。A君の送別会でいっしょに踊ったことが思い出された。
それだけでなく、営業所創立当時から勤めていたNさんまで、辞めてしまった。Nさんは夏休みが明け、今週から出勤の予定だったのだけど、先週末に会社に辞意を伝える電話があったそうだ。SさんとNさんは仲が良く、恐らくどちらかが辞める決心をしたため、「それじゃー」ということになったように思うのだけど、Nさんの場合は何となく予感があった。というのも僕が夏休みに入る前々日にNさんから、
そうは頼まれたのだけど、一日ではどうしようもなく、結局見つけることができなかった。そのことを翌日、Nさんに言うと予想していたようで
そんな中、部署のリーダーに話があるからと呼ばれ、行ってみると、
その日、他のフロアーで働いているバイトのA君に会ったら、 しかし、僕は自由が好きなのである。暮していけないのならともかく、何とかなるのだから正社員など窮屈な身分にはなるつもりは全くない。確かに、今でも会社に通勤して、そこから給与を貰っているのだから家畜であることには変わりない。しかし、ブロイラーの鶏のように身動きもできないケージに押し込まれたくはない。餌だけ、豊富に貰っても仕方ない気がする。庭くらいは歩き回れる程度の自由は確保しておきたいのだ。 先のことを考えれば、確かに不安にはなる。だけど、不安にならない将来って、そんなにいいものなのだろうか?僕には不安にならない将来なんて、グロテスクで悪夢のような気がする。わからないから生きていられる、そう思うのだ。(2004.9.14) |