ネバー・ネバー・ネバー・サレンダー


 先日、面接に行った会社から連絡があった。結果は予想通り、不採用になってしまった。何回もいろいろなところで面接を受けていると、面接の最中に何となく結果が見えてしまったりする。面接官がこっちにあまり好奇心を示さないときはまずダメだ。

 例えば履歴書の特技とかの欄に僕は話のとっかかりにでもなればと今まで自分がやってきた趣味を羅列しているが、そういったものにほとんど話題が及ばず、仕事についての説明とかPCのスキルとかいたって簡単な内容に終始してしまった場合はダメな場合が多い。

 前に面接にいった会社は採用人数が2人だったが、5人くらいいっしょの面接で、担当の人がただその会社や仕事の説明を一方的に30分くらいして、「辞退したい人は遠慮なくしてください」といい、さらに「明日も5人くらい来ますから」といい、ひとりが「辞退します」というと「他にいませんか」とさらに辞退者を募り、もう辞退者が出ないとなると「あとは書類審査で決めます。1週間以内には連絡しますから」と面接を切り上げてしまい、ほとんど何も話をしないうちに終わってしまったこともあった。

 今回の場合はバイクツーリングとか昔、同人誌を作っていたこととかが話題にはなったけど、表面的な話に終わってしまい、深いところまで行かなかった。それに何となく先方から面倒臭そうな雰囲気が漂っていた。採用の可能性があるときはいつから出勤できるかと訊かれることが多いが、そんなこともなく30分弱で面接は終わってしまった。

 結果は今日の夜か明日の夜に電話で連絡しますといわれた。会社を出ると小雨が降っていたけど、面接の緊張で体が熱くなっていたので気持ちよかった。家に帰ると疲れがどっと出た感じで雨が降っていたこともあるけど、外出する気になれず、部屋の中で横になったらそのまま寝てしまった。

 その日の夜、面接を受けた会社からの連絡を待ったが、電話はかかって来なかった。実は8時くらいに友人から電話があり、30分くらいしゃべってしまったので、その間に電話をかけたのかもしれないななどと思った。電話が話中だったからといって採用が不採用になることはないだろうし、不採用が採用になるはずもない(当たり前か(^^;)

 そして翌日になったが、この日も連絡はなかった。連絡がないということは限りなく不採用の可能性が高いけど、どちらであっても結果は知っておきたい。ひょっとしたら封書で連絡することにしたのかもしれないなと思った。不採用の場合、口頭で伝えるのはあまり気分がいいものではないだろう。僕は翌日の郵便を待つことにした。

 しかし、その翌日もまた何の連絡もなかった。先方の名刺をもらっていて、そこにはメールアドレスも載っていたので、僕はメールで採否を問い合わせることにした。採否を問い合わせるだけだから短い文章だけど、なかなかうまいいい回しが見つからないで書くのに結構時間がかかってしまった。(メールは今まで友人関係ばっかりで、あまり仕事で使うことがなかったのだ(^^;)

 メールを出したのは夜の7時くらいだったけど、日をまたいだ1時過ぎに先方から丁寧なお断りのメールが返ってきた。結果はわかっていたけど、やってみたい仕事だったのでさすがにちょっとショックだった。そしたら翌日の午前中に今度は封書で不採用の通知がきた。不採用の場合、封書を開けないでもその厚さでわかってしまうのが悲しい。というものだいたい履歴書や職務経歴書が同封されているから採用の通知に比べると厚くなっているのだ。あ〜あ、こんなことに詳しくなっても仕方ない。また、次がんばることにしよう。

 阪神のスローガンはネバー・ネバー・ネバー・サレンダーだ。僕のスローガンもネバー・ネバー・ネバー・サレンダー!(2003.8.1)




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