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日曜日、バイクのエンジンオイルを交換し、久しぶりに乗ろうと思い、フェルコックをONにしたらガソリンがオバーフローしてしまった。仕方ないので近くのバイク屋さんまで押して行き、ついでに点検もお願いした。そして昨日の夜、バイクの修理ができたとの電話があったので今日の午前中に引き取りに行った。 ガソリンのオバーフローは何か異物が詰まってしまったことが原因だったようで、それほどたいしたことではなかったようだ。バイク屋さんから家まで久しぶりにバイクに乗ったらあまりに気持ちよかったので、そのまま遠出をしたくなったが、この天気ではいつザーっと来るかわからないので、それは我慢することにして家まで真っ直ぐに帰った。 梅雨時はジメジメして蒸し暑いことも多いが、今日はとても涼しくてほんとに風が気持ちよかった。それに何か風に懐かしい匂いがする。バイクや自転車だと雨が心配だけど、歩きだったら雨が降ったら傘を差せばいいだけだし、ブラブラと散歩でも行くことにしよう。 お昼を適当に食べてから傘を持って外にでた。ほんとに涼し〜い！「7月の東京で風を気持ちよく感じるなんて滅多にないことだ」と気分まで軽くなって、さくら坂まで行くことにした。 だけど、この風の匂い… とても懐かしい感じがする。歩きながら、記憶に糸を辿ってみる。そうだ！夏の北海道に近い匂い。僕はほとんど毎年のように夏になると北海道を旅している。
夕暮れ、キャンプ場についてテントを張る
でも、何で東京でそんな匂いがするんだろ？ さくら坂はいつもの通りひっそりとしていた。桜もとても気持ちよさそうに風に吹かれている。気持ちいいから多摩川の土手まで出てみよう。何処かのじいさんも自転車を土手の上に押し上げて風に吹かれながら佇んでいる。 土手を登って、下りて多摩川に出ると、河川にあるグランドにアームチャアを出して、海パン１つになって寝そべっている人がいた。若いのかな？と思って近寄ってみると、60代くらいのおじいさんだった。ちょっと寒いような陽気なのに、元気良すぎだよ、おじいちゃん！ だけど風ってほんとに気持ちいい。海パン一丁のおじいちゃんも陽じゃなくて、風の感触を楽しんでいたのかもね。風に誘われて、フラフラを散歩してしまった1日でした。(2003.7.22) |
