花冷や夜はことさらに花白く　後藤夜半
（はなびえやよはことさらにはなしろく　ごとうやはん）
　�@時候(花冷)

４月の俳句　
　作品「平成の名残のさくら春夫の忌」
　作者（山下雅司）
　作品「祝日で埋る暦や青嵐」
　作者（古崎真帆）

毎日が弾ける五月来たりけり　青野迦葉
(まいにちがはじけるごがつきたりけり　あおのかよう)
　�@時候(五月)

５月の俳句　
　作品「青空へ人語あふるる楠若葉」
　作者（山下雅司）
　作品「母の日や見えざる贈り物が欲し」
　作者（古崎真帆）

飛彈の子の花いちもんめ梅雨晴間　松崎鉄之助
(ひだのこのはないちもんめつゆはれま　まつざきてつのすけ)　
　�@時候(梅雨晴間)

６月の俳句　
　作品「盆地いま水の耀ふ田植どき」
　作者（山下雅司）
　作品「父の日の何にも言はぬ父と居る」
　作者（古崎真帆）

七月の青嶺まぢかく溶鉱炉　山口誓子
(しちがつのあおねまぢかくようこうろ　やまぐちせいし)　
　�@時候(七月)

７月の俳句　
　作品「街路樹は蝉の棲家か鳴きはじむ」
　作者（山下雅司）
　作品「学校のなき七月の予定表」
　作者（古崎真帆）

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はかまいり知らない人に頭さげ　根本美奈(小三)
(はかまいりしらないひとにあたまさげ　ねもとみな)
　�@時候(七月)

８月の俳句　
　作品「轟音の空の一機や花芙蓉」
　作者（山下雅司）
　作品「帰省子の二泊仏間に間借りして」
　作者（古崎真帆）

きょうりゅうが見ていた月をぼくも見る　(小学３年生)
(きょうりゅうがみていたつきをぼくもみる)

�A天文(月)
９月の俳句　
　作品「名月や路地に子を待つ母がゐる」
　作者（山下雅司）
　作品「ともだちはできたか白き彼岸花」
　作者（古崎真帆）

鷹渡るまばたき忘れをりにけり　小浜十四子
(たかわたるまばたきわすれをりにけり　こはまとよこ)�E動物(鷹渡る)

１０月の俳句　
　作品「空といふ大海原を鷹渡る」
　作者（山下雅司）
　作品「体育の日やうやく晴れて組体操」
　作者（古崎真帆）