にじのたね

しぐるるや駅に西口東口　安住　敦
(しぐるるやえきににしぐちひがしぐち　あずみあつし)
　②天文(しぐれ)

１１月の俳句　
　作品「おはら祭おごじょ太鼓の躍動す」
　作者（山下雅司）
　作品「黄葉降る径や喝采浴びる如」
　作者（古崎真帆）

塔の上の鐘動き鳴るクリスマス　松本たかし
(とうのえのかねうごきなるくりすます　まつもとたかし)
⑦行事(クリスマス)

１２月の俳句　
　作品「トシドンの日の欠航となりにけり」
　作者（山下雅司）
　作品「はは編みしセーターなりし目の固し」
　作者（古崎真帆）

トシドンは親の代弁子を諭す　山下邦英
(としどんはおやのだいべんこをさとす　やましたほうえい)
⑦行事(トシドン)

１月の俳句　
　作品「ふるさとの山の端より初日の出」
　作者（山下雅司）
　作品「初ラジオより聞きなれしテーマ曲」
　作者（古崎真帆）

受験期の梅がよそよそしく匂ふ　瀧　春一
(じゅけんきのうめがよそよそしくにほふ　たきしゅんいち)
⑦生活(受験期)

２月の俳句　
　作品「太巻や妻の味なる福をよぶ」
　作者（山下雅司）
　作品「寒明けや雀は蹴伸びくりかへし」
　作者（古崎真帆）

男来て鍵開けてゐる雛の店　鈴木鷹夫
(おとこきてかぎあけているひなのみせ　すずきたかお)
⑦行事(雛飾り）

３月の俳句　
　作品「揚雲雀峠を越ゆる郵便夫」
　作者（山下雅司）
　作品「絵手紙のいつか途切れし遅日かな」
　作者（古崎真帆）

葱坊主子を育てては嫁にやり　成瀬櫻桃子
(ねぎぼうずこをそだててはよめにやり　なるせおうとうし)
⑦植物(葱坊主)

４月の俳句　
　作品「春昼の白波たたせセーリング」
　作者（山下雅司）
　作品「むかう側見えなくなりぬ豆の花」
　作者（古崎真帆）

一番茶摘みて畑小屋水もなし　石川桂郎
(いちばんちゃつみてはたこやみずもなし　いしかわけいろう)
③生活(茶摘)

５月の俳句　
　作品「卯浪寄す砂洲に人影なかりけり」
　作者（山下雅司）
　作品「御茶箱も行李もなくて更衣」
　作者（古崎真帆）

藻の花のぱちつと水を弾きゐつ　長谷川　櫂
(ものはなのぱちつとみずをはじきいつ　はせがわ　かい)
⑤植物(藻の花)

６月の俳句　
　作品「蟻走る水神さまの御前に」
　作者（山下雅司）
　作品「名も美しき献上菓子や夏祓」
　作者（古崎真帆）

夏の月開聞岳を照らしけり　東口耕二
(なつのつきかいもんだけをてらしけり　ひがしぐちこうじ)
②天文　

７月の俳句　
　作品「探求はつねなる高み夏の星」
　作者（山下雅司）
　作品「碇星揚ぐ涼風に励まされ」
　作者（古崎真帆）

炎天こそすなはち永遠の草田男忌　鍵和田ゆう子（ゆうは禾に由）
(えんてんこそすなはちとはのくさたおき　かぎわだゆうこ)
⑦行事　

８月の俳句　
　作品「大の字に拳かざして日焼の子」
　作者（山下雅司）
　作品「裏返すかばんの底の夏休み」
　作者（古崎真帆）

ジュニアの俳句教室(2019.10月～）の解答と作品例です。答は合っていましたか？ 是非、あなたも作句に挑戦してみてくださいね！