トルコの旅



                                  2005・8/2(火)〜13(土)

Vol.1

世界遺産 1 イスタンブール歴史地区 1985年登録
アヤソフィア博物館  ビザンチン建築の最高傑作。西暦325年コンスタンチヌス1世により建築が始まり、360年コンスタンチヌス2世の時代に完成。内部には多数のモザイク画が残り、大ドームの中には黒に金のカリグラフィーの円板が掲げられている。神秘的な空間が広がっている。トルコの遺跡も素晴らしいものがある。いよいよ旅も始まる。
ブルーモスク(スルタンアフメット・ジャミィ) 6本の鉛筆型ミナレットと大ドームを持つ、トルコを代表するイスラム寺院。ちょうど17時前に入り、お祈りに立ち会うことも出来た。地下宮殿 旧市街にある地下の貯水池。内部はひんやりとしており、一番奥にメドゥーサの顔が横たわっている。伝説通り、見た者を石にしてしまいそうな魔力を秘めているかのようだ。
トプカプ宮殿 金角湾・マルマラ海・ボスポラス海峡を望む丘の上に建てられ、オスマン朝の支配者の居城として400年もの間、政治や文化の中心であった。ハレムや宝物館があり、伊万里や中国陶磁器、トプカプの剣やスプーンダイヤモンドなど秘宝が190点ほど展示されている。
グランドバザール 3000軒ものお店が縦横に集まり、独特の熱気が漂っている。品物によってエリアが決まっているボスポラス海峡クルーズ 最終日、ボスポラス海峡を北上して黒海近くのアナドゥル・カヴァウまで行く定期観光船に乗った。途中ガイドのユスフさんの生まれ故郷も教えてもらった。
世界遺産 2 トロイ遺跡 1998年登録
トロイ遺跡  トロイに集落ができたのはBC3000年頃。その後繁栄、滅亡の歴史を繰り返し、全部で9層にわたる都市遺跡を形成した。トロイ戦争(BC1200年頃)で町は滅亡した。トロイ戦争が語られるのはホメロスの叙事詩「イリアス」で、シュリーマンがトロイと考えたのは第2都市だが、現在は第7市(BC3000年頃)が舞台だと考えられている。遺跡入り口には「トロイの木馬」にちなみ、巨大な木馬が建っている。
ベルガマ遺跡 アレキサンダー大王の死後、ペルガモン王国は築かれた。エウメヌス1世の時、ギリシア文化を取り入れたアクロポリスの建設が続いた。傾斜のある劇場跡はすばらしい。またオトガル町のの西側にアスクレピオン(古代の総合医療センター)がある。
聖母マリアの家 聖母マリア最期の家と言われている場所がエフェス遺跡から7キロ離れたブルブル山にある。エフェス遺跡 ヘレニズム時代に建設された港町、交易で繁栄した都市で、ローマ時代に各部分が拡張された。
野外劇場・ケルスス図書館・娼館・ハドリアヌス神殿など数々のすばらしい芸術品に出会える。
世界遺産 3 ヒエラポリス・パムッカレ 1988年登録 
ヒエラポリス BC1900年に始まった都市の遺跡。ペルガモン2世によって建造された。ドミティアン門は壮麗である。パムッカレ トルコ語で「綿の城」の意味を持つ温泉保養地で石灰棚である。幾重にも重なった石灰棚がブルーの湯をたたえており、水の流れの浸食作用によって形を変え続けている。しかし開発ラッシュのため、温泉は枯れつつある。
コンヤ イスラム神秘主義メヴレヴィー教団の発祥地。6500uの敷地内には、ジャミィ・僧院・修行場がある。霊廟が博物館として一般公開されている。 隊商宿(キャラバン・サライ)コンヤを出てカッパドキアに向かう途中、シルクロードを行き交った隊商宿がある。なかなか立派な造りである。