〜 アンジェリーク 〜
ああ、貴方はそこで待っていてくれたのですね。
幼い頃、私と交わした約束そのままに・・・。
貴方は私のためだけに存在している方ではないのに。
幼い子供の我が儘を聞き届けてくれていたのですね。
今ならば判ります。
貴方がどんな存在なのか。
常に私を包みこんでくれている優しい貴方の思い。
私はなんて幸せだったのでしょう。
そしてなんて幸せなのでしょう。
最後の刻に貴方に再びまみえるこの幸運。
これから貴方がもたらす安らぎに包まれる幸運。
いつか訪れる目覚めの刻まで、私は貴方の司る安らぎのなかで微睡んでいましょう。
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