Music description

作品解説


  4   交響曲 第28番 ハ長調 K.200 (K.189K)
更新日時:
2009/04/29 
 1774年11月17日、または12日、ザルツブルクで作曲された。
 モーツァルトの第20番以降の交響曲は、20番、21番、26番、27番、22番、23番、24番、25番、29番、30番、28番の順に作曲されている。ザルツブルク時代最後の交響曲である。作曲年代については、自筆譜の日付けが消されたりして、疑義があるが、予断なしに聴いた場合、やはり交響曲第28番の完成度は高い印象がする。
 モーツァルトは交響曲第28番を作曲してからは、パリ滞在中に交響曲第31番を作曲した事例を除くと、再びザルツブルクに帰着し、交響曲第32番(1799年4月)に着手するまでは交響曲を作曲しなかった。作曲しなかった理由は、その演奏機会がなかったこともあるが、ザルツブルクに失望し、創作意欲を失い寡作になったと想像される。 
 楽器編成は、Vn2部、Va,Vc,Cb,の弦楽、Ob2,Hrn2,Trp2 である。かつては、自筆によるティンパニのパート譜が存在していた。
 交響曲第28番はメヌエットを持つ4楽章の構成である。メヌエット以外はソナタ形式で書かれ、且つ、全ての繰り返しが指示され、コーダで締めくくられている。ハ長調の調性も重なり、構造的に非常に強固な作品となっている。交響曲のスタイルは明らかにハイドン兄弟の影響を受けている。斬新な音響効果を狙った曲ではないが、私には、モーツァルトが古典交響曲のプロトタイプを完成した瞬間に思える。
 
演奏・録音
 
 この時期のモーツァルトの作品はウィーン・フィルの演奏を挙げたいところであるが、音が固くて、あいにく推薦できるものはない。サー・コーリン・デイビスの録音も気に入っているが、アナログ盤しか所持していないので、(CDは買いそびれてしまった。)、同じドレスデン・シュターツカペルレの演奏で オットマール・スイトナーの指揮の録音を挙げる。
 追加:2007年、サー・コリン・デイビスの海外盤がリリースされたので、推薦する。MOZART:SYMHONIES28−41 DECCA 475 9120 CD1に収録
 
Symphony No.28 in C major,K.200 (189k)
 
The symphpony No.28 was composed in Salzburg on November 17,1774 or 12.The symphony on the Salzburg end of the age.The symphony is a composition of four movements with the minuet.
I think momentarily at the time of completed the prototype of the Classics Symphony.
 


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