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もう定常業務なクラッチアウタ交換

やっと入手 2005年3月5日(土)
今年最初のメンテナンス日記.

前回のクラッチアウタ作業の後で, 部品の交換をお願いしていたところ,残りの部品2個も同様な不良だったらしい. 交換品が1月半ばに届いた.お正月を挟んだが約1ヶ月で新たにクラッチアウタを 作り直してくれたようである.
今回のギヤはちゃんとセラシギヤがちゃんとずれている.
しばらく時間が経ったが交換に取り掛かる.
裏側 裏側,スプリングが見える側.新品できれい.
ガスケットはがし 作業開始,オイルを抜く気は無いのでサイドスタンドで作業.
最近はカウル外したままなので,ほこり等を拭いてきれいにして (埃が入らないようにするため),すぐにクラッチカバーはずしに取り掛かる.
めんどくさいガスケットはがしを先に始める.道具は写真のカッターの刃のみ,が作業しやすい. しかも折れ目がある側を部品側に向けるとうまく出来る.ところが右手に持った刃が左手の親指に 触れてしまい爪の付け根あたりを切ってしまった.間抜けである.ウェスを包帯状に裂いて親指に巻いておく.
リフタプレートなど ガスケットはがしが終わったらクラッチリフタプレートとスプリングを外す.5本均等に緩めていく. 外した部品の写真.
まだまだ健全 外したスプリングの長さをチェック,使用限度より4mmほど長い.まだまだ全然大丈夫.
リフタプレートを外せばロックナットが見える.これを外せばディスクとプレート,クラッチセンタ等が ごっそり外せる.
クラッチカバーを取り付けるボルト部が出っ張っているのでディスクディスクを外す時,クラッチアウタを 外す時でクランクを微妙に回してクラッチアウタとクランクケースの位置関係をずらす必要がある.
写真のボルト穴部が位置あわせをしなければいけない部分. 前回と同様に 左のクランクカバー を外してクランクを回す.
上の写真の状態でクラッチアウタを引っ張ると少し前に出てくる.また押し戻したり,を繰り返すと 写真のメインシャフトの軸のカラーが出てくる.これを指でつまんで引き抜く.油で滑って力が入らないなら 部品を指を脱脂洗浄液で洗って作業する.
カラーを外すとクラッチアウタがいとも簡単に取り外せる.
一番最初はこの部分で2時間ほど 浪費して疲れた.4回目は楽勝である.
新しいクラッチアウタをはめる.これも多少コツがいるがそんなに手間がかかる作業ではない. いろいろやっていれば取り付けられる.セラシギヤをマイナスドライバでこじって奥まではめれば良いだけ.
続いてディスクとプレートなどをはめ込むのも多少めんどくさいが,パズルみたいでうまくはまれば楽しい瞬間, な作業である.
ロックナットを11kg-mのトルクで締める.6速に入れてリヤブレーキで押さえるてトルクを掛ける.
へたくそだけどロック部を叩いてゆるみ止め.あとはリフタプレートとスプリングを取り付ける.
プレートの裏側にスプリングを当ててみて,ボルト穴と中心が合う位置関係を確かめる. リフタプレートの外側とスプリングの外側を合わせると良い.その位置関係が崩れないように 5本のボルトを順に締めていく.多少位置がずれても組み立てられるがクラッチセンタのアルミの部品にスプリングが 接触する場合があり,アルミ側が磨耗してしまう.
あとはガスケットとクラッチカバーを取り付け10本のボルトを,これまた均等に締めていく.で完成.
オイルはほとんどこぼれない.
でエンジン始動.
ところが走行時のカリカリ音は消えない.ちょっとがっかり.だけど,クラッチアウタのギヤ部と クラッチプレートがはまるハウジング部の間の盛大なガタがなくなったので低速でもギクシャクしなくなって 乗りやすくなった.
結局カリカリ音の原因は何でしょう? 2000rpm以下の加速時に発生する.

05 March 2005

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