≪地下8階−1≫
地下8階。昇降機から下りてしばらく探索してみたが、残念ながらダブルフロアという表示は見当たらない。その代わりに奇怪な場所を発見した。真赤な、血の色をした泉だ。その側には「運さえよければ」と書かれている。この泉に入れば、運次第で何かが起こるのだろうか。
運、か・・・。残念ながら、私は運には自信がない。というよりも、あると言えるわけがない。なぜなら運の良し悪しというものは結果論であり、運が良かった人、悪かった人はいても、良い人、悪い人は存在しないのだから。
まあ、そういうわけで、現実的な私は運などに頼るつもりはなく・・・ん? 運? 運だってぇ!? 運さえよければ、他はどうだっていいんだな! ゆけ、エディシア。今こそ幸運の女神の出番だ。きみの水浴びシーンを、全国の男性読者が待っている!
・・・え、いや? ちっ。
≪地下8階−2≫
戦闘に勝利すると、後には宝箱が残されている。仕掛けられた罠に引っかかって大変なことになったり、中身が全部呪われていて涙を流したりすることもあるが、それでもウィズ最大の楽しみであることは間違いないと思う。
今回入手したのは “不確定名:ブレード”。
はて、剣の類は “不確定名:ソード” のはずだが、これはどういうことだろう。ソードが剣ならブレードは刃。なんだか期待させてくれる名前だが・・・。
そして鑑定終了。結果はカシナートの剣。おおっ!?
ウィズを知らない人のために解説しよう。カシナートの剣とは、ウィズ1では装備条件が厳しいものを除くと最強の武器であり、これを入手することが終盤での戦いを勝ち抜く絶対条件にもなっていたほどだ。出現率の低さとそれに見合う威力、そして名前のかっこよさからか、この武器を愛する人は少なくない。ウィズシリーズの(恐らく)全てに登場していることからも、その存在の大きさがうかがえる。そしてシリーズを重ねた現在でも、カシナートの剣は終盤戦突入を実感させてくれる、偉大な存在であり続けているのだ。
そんな名剣カシナートを早くも入手した私たち。早速リュードに装備させて試し斬り(まあ怖い)。いきなり70ダメージを叩き出す。
これまでの武器攻撃が良くて30〜40ダメージだったことを考えると、その威力はまさに絶大。ティルトウェイトの全体に平均80ダメージには遠く及ばないとはいえ、確実性やコストを考えると・・・うひひひ、笑いが止まりません。
≪地下8階−3≫
嬉しい話の次は、どうでもいい話。シリュンの所持金が69999Gになっていた。なんだか宝くじで、2等の1番違いを引き当てたような気分だ。本当にどうでもいい話だが。
注:2等に前後賞などない。
≪地下8階−4≫
地下8階の地図が埋まった。・・・おや? 何もなかったぞ? この階は単なる通過点なのか? それともこの階全体が、地下9階への準備のためにあるのか? しかし戦闘訓練には向いていない場所なので、あまり長居はしたくない。地下9階へ行くことにしよう。
・・・いやまてよ。戦力的には少し不安がある。この階で調度という現状では、地下9階は厳しいかもしれない。しかしここでは連続戦闘が困難だし・・・。うーん・・・。
そういえば、1つ気になることがある。宝箱の罠を見破る呪文であるカルフォは頻繁に使用するため、少しでも多く使えた方がいいのだが、エディシアが覚えてくれないのだ。ビショップの場合は8レベルから修得が可能になるのだが、エディシアは現在14レベル。つまり7回連続で修得に失敗したことになる。彼女のことを考えると、とても偶然とは思えない。もちろんラッキーセブンという意味じゃなくて・・・。
しかし変わったことがよく起こる階だ。最後のは “起こった” ではなく “気付いた”
ではあるのだが、4回の日記すべてが運にまつわる話だ。
・・・はっ!? もしかして、この階に隠されたテーマは運なのか!? この私に偶然と必然に関する話を延々と書かせ、睡眠時間を削ってネット巡回をしている不健康な人に、安眠をもたらすために存在しているのか!?
・・・そうか、分かったぞ。私がいくらコラムで生活情報を書いたところで、ゲーム目当てでこのサイトへ来る人は誰も読まないのだから、まったく意味がないと言うのだな? 退屈な文章で睡眠不足の読者を強制的に眠らせるという、超高等技術を使えと言いたいのだな!
もしあなたが睡眠不足だと感じているのなら、いますぐエセコラムへいってみよう。“コラム”
の部分を読めば、1分以内に夢の世界へいけること間違いなしだ。もっとも “エセ”
の部分を読んでしまうと、めまいを起こして眠れなくなるかもしれないので気をつけよう。
エセコラムの宣伝、終わり! ついでにこの階も終わり!
偶然の出来事ばかりが起こる階なんて気に入らないから、とっとと次へ行くことにしよう。
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