≪秋の月、1日(祝)≫
すっかり忘れていたことがある。それはモンスターの集落の3人を対象にした同伴プレイだ。今さらという気もするのだが、町と集落の交流を目指している私にとって、集落の住人を知ることは避けては通れないことだと思う。そこで農作業を安心してさぼれる月初めの今日から、同伴プレイを再開することにした。
今日の特集はオンドルファさん。公式情報はこれだ。
集落に暮らす有角人の生き残り。知識が豊富で、様々な本を読んでいる。影でクルルファを支えている。
普段は思慮深く知的な男性だが、野良モコモコをしょっちゅう拾ってきてはクルルファさんを困らせたり、私の誕生日に恋の予感というジュースをプレゼントしてくれるなど、どこかアレな人でもある。
オンドルファさんは6時23分に起床し、住居であるテントの中をうろうろ。
8時40分に外に出ようとするが、雨が降っていたため引き返す。
雨が止んだため9時20分に外出し、自宅の前をずっとうろうろ。
4時15分ごろにようやく動きが。集落にある池の前に移動して・・・やっぱりうろうろ。
6時前に自宅に戻り、部屋の中をうろうろ。
7時からちゃぶ台について一休み。
8時からは・・・荷物の整頓かな?
9時からはイスに座ったり、うろうろしたり・・・そして10時半に就寝。お休みなさい。
・・・って、食事なし!? この人は霞(かすみ)でも食べて生きているのか? しかも一日中うろうろするだけ!? 読書はどうしたの? 手持ちの本は全部読んだから、新しい本が手に入るまでは休憩ってこと?
結論。
オンドルファさんは、ヒマな仙人だということが判明した。
≪秋の月、2日(月)≫
今日はラスクの誕生日。そのため同伴プレイはお休みだ。
プレゼントはむしカステラ。「むし」が平仮名なので(原作のまま)怪しい食べ物だと思われた人もいるかもしれないが、私が作ったのは蒸して作ったカステラだ。もちろん喜んでもらえた。
さて、ハードモード初の戦闘でもしてみようか。ちょっと怖いが、現時点で最強のモンスターであるグリモア退治に挑戦だ。ノーマルモードでは楽勝なのだが・・・。
結論としては、耐久力と直接攻撃力が大幅アップしているが、それ以外は変わらないみたいだ。私は強化片手剣+超強化盾という装備なので防御力が非常に高く、強力な魔法以外は怖くないので、ハードモードにしてもさほど難易度は変わらないようだ。倒すのに時間がかかる分、強力な魔法を受ける可能性が高くなるとはいえ、回復魔法が使えるので、よほど油断しない限りはやられはしないだろう。ちょっと拍子抜けだ。
・・・というか、私が鍛えすぎなんだろうな。装備も、体も。・・・頭以外は。
≪秋の月、3日(火)≫
今日の特集はクルルファさん。公式情報はこれだ。
集落を治める長老。額に角を生やす有角人の生き残り。オンドルファとは幼い頃からの仲。
以前にも書いたのだが、長老と言っても見た目は若い。でも長老という立場に誇りを持っているようだ。
・・・が、これまで見てきた様子では、いつもお菓子を食べている食いしん坊で、町と集落が交流を始めたら、ショコラやドンチャコスさんと共に大食い大会の優勝争いを繰り広げるであろうと思われる。今日は何度食事をするのか楽しみだ。
さて、クルルファさんは6時18分に起床。さすがは長老、早起きだ。
6時30分からちゃぶ台について、7時20分からイスに座る。
8時から反物の整頓。
9時前に外出し、自宅の前をうろうろ。
11時から池の前へ。12時からオンドルファさんもやってきたが、特に会話は無し。これが以心伝心というやつだろうか?
12時30分から連絡用ふくろうの世話をして・・・というよりも遊んでいるのかな? 2時間以上も一緒にいたのだが。
2時からは私の牧場と集落をつなぐワープゾーンの近くをうろうろ。変なものが入ってこないように見張っているのかな?
5時前から今日初めての食事。メニューはぶどうだ。それを猛烈な勢いで食べてしまう。
6時20分に帰宅し、ちゃぶ台へ。
7時30分からベッドの前で・・・お祈り?
8時からまたちゃぶ台へ。
8時30分からまたベッドの前でお祈り?
9時30分からちゃぶ台で食事。・・・って、あっという間に食べてしまったから、何を食べたのか分からなかったぞ!
10時に就寝。お休みなさい。
意外だ。たった2食だとは。これは私が側にいたので、無理して控えていたのだろう。お祈りしているように見えたのは、空腹を我慢していただけではなかろうか。今日の反動で、明日は10食くらい食べるに違いない。それと彼女は相当な早食いだ。量よりもスピードが重要な町の大食い大会で、きっと優勝争いをするに違いない。
くっ、集落と交流が始まれば、私の苦手な大食い大会で強力なライバルが増えるのか。
だからといって、こんなことで交流祭への情熱が薄れたりはしないけどね。
≪秋の月、4日(水)≫
同伴プレイの最後はゼゼ。公式情報はこれ。
集落で暮らすお調子者のドワーフ。新入りには偉そうな態度をとったりもする。銀の目はドワーフの特徴だとか。
うどんが大好きで、いつもうどんを食べている大食い野郎だ。彼もまた大食い大会の有力者であることは間違いない。
彼は片付けができない人間であり、たまにクルルファさんから、掃除の依頼が出されるというダメ人間だ。
さて、ゼゼは・・・って、床に転がした反物の上で寝ているよ。ベッドくらい用意しろよ。
8時前に起床。すぐにちゃぶ台に着く。
8時30分に焼きトウモロコシで朝ごはん。
9時前に外出し、集落の入口近くをうろうろ。警備かな?
11時にもう一つの集落の入口へ行って、やっぱり警備かな? と思ったら、サンドウィッチでちょっと早い昼食だ。12時からは2回目の昼食(メニューは不明)を食べながら、入口Aに戻って警備の続き。
2時40分ごろから・・・取り出した物はなんだ? 見たことがないものだぞ? それを食べ終えると、今度はうどんを取り出し、1時間半ほどかけて食べる。って、そんなに時間をかけたら伸びるってば! そのうどんを食べている途中で入口Bへ移動して、警備の続き。
5時すぎに小麦粉を取り出して・・・それ、そのまま食べちゃうの!? ・・・と思いきや、6時前にそれを持ったままでテントの中に入って行った。なんだ、しまうだけか。
テントの中ではうろうろしたり、ちゃぶ台に着いたり・・・落ち着きのない人だなぁ。
10時20分から昼食と同じ謎の料理を食べ、30分に就寝。お休み!
意外だが、ゼゼはまじめに働いていた。クルルファさんやオンドルファさんでさえも働いていなかったのに!
下っ端がこき使われるのは、どこの社会でも同じことらしい。もっとも働いているからこそ、食料は大目に分けてもらっているのかもしれないが。
まとめ。
集落の人はヒマを持て余しているようだ。「働けよ!」と言いたいところだが、畑もなければ周囲は危険なモンスターだらけという環境で暮らしている以上、仕方がないことなのかもしれない。なにせ働きたくても仕事になることがないのだから。生活は何とかなっているようだが、ほとんどゆとりは無いのだろう。
交流祭を計画したのは間違いではなかった。そう感じた3日間だった。
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